今日は(も)Macな話です。
↑PowerMac用に何か到着。
iMac君に代わって我が家のサーバになったPowerMac G3君。
PowerMacと言うことでiMac君と違って「拡張性」があるので
せっかくだからパワーアップさせることに。
(なんでも多少いじらないと気が済まない人…)
まあパワーアップと言っても自分でできる主なパワーアップと言えば
CPU交換・ビデオカード交換・HD交換増設・メモリ増設
ぐらいなんだけど、サーバってことでまずは「HDの交換増設」をすることに。
(まあ、最初からHD増設するつもりで本体を買ったんだけどさ)
でもでも、このPowerMac G3って元々SCSIのHDが載っかっていて
一応IDEのHDも使えることは使えるんだけど、
何しろ古いから「Ultra ATA」での接続になっちゃうんだよね。
「Ultra ATA」って「最大転送速度33.3MB/s」で転送速度が今となっては遅い部類になってしまってるんだよ(初代iMacより全然速いけど)。だから最近の速いHDを積んでも「転送速度」が遅いせいでHDのスピードを活かしきれないよ。
しかも、PowerMac G3の前期型と言えばHDの交換・増設はちょっと注意が必要だよ。
ロジックボード(マザーボード)上にあるATAのチップが問題だよ。
↑これこれ。
チップ上の刻印に「KAG1」と書いてあるのは前期型で「KAG2」と書いてあるのは後期型だよ。
それで「KAG2」の方は問題ないんだけど、
「KAG1」は問題有りでHDを増設・交換したりするとスレーブ接続のHDが認識されなかったりOSがインストールできない場合があったりと昔Macな人達の間で噂になったよ(Appleは認めてないけど)。
でも、今さらPowerMac G3使おうって人ならやっぱり
「PCIスロット用のATAカード」でしょ。
(今までノートばかりだったのでPCIスロット付いてるMacを買ったら絶対やりたかった。)
で、ATAのカードと言えばやっぱり「ACARD」でしょってことで
↑ACARD社製のUltra ATA/133対応の「AEC-6880M?」
(「Ultra ATA/133」は「最大転送速度133MB/s」と高速で「Ultra ATA」とは転送速度が1桁も違う)
Mac用の物はDOS/V用より2~4倍位値段が高くて(中古で買ったPowerMac本体より高い…)
DOS/V用のカードをMac用に改造した物(あんまりよろしくないけど…)をヤフーオークションで購入。
ややこしいけど、箱と中身は別物で(箱に写ってるカードはAEC-6885)
中身は
↑元々はDOS/V用の「AEC-6280」。
「AEC-6280」(普通に買うと4000円前後)はハードウェアRAIDに対応していないんだけど、
カード上のチップ(抵抗)をちょこっと付け加えると
ハードウェアRAID対応の「AEC-6880」(普通に買うと8000円前後)になる。
さらにカード上のBIOSを書き換えて、
↑こんなディップスイッチを頑張って付け加えると(DOS/V用でも物によっては基盤上にMac用のパターンが残ってるらしい)
Macで使える「AEC-6880M」(普通に買うと20000円以上)になるって訳です。
うーん、なかなか手の込んだ一品・・・有り難や・・・。
(まあ、ちゃんと動くかどうか全く保証はないけど、動けばお得)
で、このATAカードをPoweMacのPCIスロットにさしてHDをつなげばOK。
↑こんな感じ
ただし「Ultra ATA/133」はMaxtor社が提唱している規格で、
IBM(HITACHI)のHDだと「Ultra ATA/100」までにしか対応していないので
IBMよりMaxtorのHDの方が好きって人も多い。
せきねさんも
↑3.5インチなら、どっちかって言うとMaxtor派。
(ノート用の2.5インチだったらやっぱりIBMだけど)
去年の4月に組み立てた自作DOS/Vマシン用に買ったMaxtorの「6Y080P0 (80GB 7200回転 キャッシュ8MB)」を2台ストライピングでつないでみました。
(自作したけど、ほとんどMacしか使わない(使おうとしない)人なのでHDはMacで使うこと)
で、早速PowerMac起動。無事認識しました。
Macの場合は特に専用のドライバディスクを入れなくてもMacOSをインストールする時に自動で認識して普通に初期化できました。(WindowsみたいにOSのインストール時にRAID用のドライバの入った(時代遅れの)フロッピーを使わなくてもよい。←本当に面倒。)
OSインストール後システムプロフィールで見ると
↑SCSIとして認識されているみたいです。
で、肝心の速度ですけど
ベンチマークソフトでディスクのテストをしたところ
「読み込み」に関しては最新のPowerMac G5のデフォルトと同じかそれ以上の値を出していました。
でも「書き込み」に関しては元々のPowerMac G3よりすこし遅くなってしまいました…。
読み込みついては相当速いので使っていてその速度を体感できるのですが
「書き込み」についてはCPUが遅くて処理しきれていないのかな?(2つのHDに分散して書き込む訳だし)
CPUがちょっと速くなっただけでも「読み込み」の速度は相当変わってくるらしいので
「書き込み」もCPUさえ変えればもうちょっと速くなると思うんだけど、どうなんだろ?
まあ、CPUもG4のアップグレードカードがだいぶ安くなって来たので
気が向いたら次はCPUを交換してみたいと思います。
(今のままでも5年落ちとは思えない程速いのでしばらくはこのまま使うと思うけど…)
以上、HDの増設でした。
やっぱりデスクトップは楽しいなぁ。