こんばんは、昔からクルマのコンピュータを・・・
↑nismoのコンピュータ(ECM:エンジンコントロールモジュール)に交換して、どんな走りになるのか試してみたいせきねさんです。
画像はニスモの・・・
↑「スポーツリセッティング」(通称:スポリセ)と言う商品で、日産車用の本格的なチューニングパーツを求めている人なら「スポリセ」に興味を持っている人も多いはず。
「スポリセ」を知っている人ならクルマの後部に「スポリセ」のステッカーが貼ってあるだけで「おぉ!このクルマ気合い入ってる!」と思ってしまいます。
時々「ステッカー」だけのハッタリ仕様の場合もありますが・・・
(でも、スポリセのステッカーって他のステッカーと比べるとあまり出回っていません。←その昔ステッカーだけを貼ろうとたくらんで探した事があるせきねさんの見解・・・笑)
ファミリーカー「キューブ」用のスポリセも存在していた
ちなみに全然スポーツカーではない・・・
↑キューブ用の「スポリセ」も一応用意されています(2012年10月発売)。
↑キューブ用は工賃込みで「110,000円」(税別)とのこと。
(キューブにスポリセしている人なんてネットでもほとんど見かけませんが・・・)
スポリセのECMには「TYPE-1」と「 TYPE-2」の2種類があって違いについては以下にnismoの説明を載せておきます。
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NISMOスポーツリセッティングは、専用ECM(エンジンコントロールモジュール)等を採用したエンジンチューニングメニューです。TYPE-2は、スピードリミッター変更に加え、空燃費・点火時期・VTC(可変バルブタイミング)・過給圧・ETC(電制スロットル)など、エンジンの各種制御をリセッティングし、よりスポーティな加速感を楽しめる仕様で、低中速域でのエンジンレスポンスを向上させることにより、アクセルオンに対しリニアにエンジンが吹け上がります。個々の車両重量、車両特性に合わせて開発をしておりますので、日常ユースにおいても小型車ではよりキビキビとした走りを、重量車ではワンランク上のエンジンを搭載したかのような加速感を体感していただけます。
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キューブ用のスポリセは「TYPE-2」の方なので、リミッターカットやら各種セッティングが変わります。
(「リミッターカット」って何か悪っぽい響き♪ですよね(笑)。まぁ、リミッターまで届かないと思いますが・・・)
そんなキューブ用のスポリセですが・・・
↑2015年までのnismoのカタログにはキューブ用のスポリセが乗っていたのに
翌年の・・・
↑2016年のnismoカタログからはキューブ用が消えてしまったので、現在買えるのかどうか不明です。
(欲しい人は急げ!(もう扱って無い気がしますが・・・))
スポリセをするには様々な制限があります
さて、スポリセを行う車両には・・・
↑それなりの制限事項があります(当たり前の内容がほとんどですが、散々いじった後にスポリセにたどり着くよりは、クルマ購入から1,2年の内に「俺はスポリセで行く!」とか「俺は俺の道で行く!」って感じで早い段階である程度「方向性」を決めた方が良さそうです)。
nismoのスタッフブログ内でも・・・
↑スポリセ導入時の各種「事前点検」で社外のチューニングパーツを取り外されている記事がたまに載っていたりします。
「スポリセ」を導入することでそれなりにパワーアップして、クルマへの負荷も増える為、導入前にそれなりの点検が必要なのでしょうし、余計な社外パーツが付いているとスポリセの利点が失われたり、クルマが壊れる確率が高くなったりで保証し切れない為取り外されるのでしょう。
↑参考:インパルのECM(+ビッグスロットル)からスポリセ(+ノーマルスロットル)に変えたnismoスタッフブログ。
クルマの「保証」も日産からnismoに変わる
↑クルマの「保証」も日産からnismoに変わります。
エンジンやトンランスミッションの保証がnismoに切り替わり、その他は日産の保証のままらしいです。
(保証期間「1年」って書いてあるので、2年目でエンジンがぶっ壊れたら日産の新車保証(3年)は使えないって事なんですよね(多分)。よく確認してから購入しましょう。)
さてさて
そんな天下のnismo様が提供する「ワクワク感」あふれる「スポリセ」なので
せきねさんもぜひ導入してみたい!と言う気持ちがキューブを買った時にあったのですが、以下の個人的な理由により結局スポリセは導入しませんでした。
スポリセを導入しない理由:その1
・無難にクルマに長く(年数も距離も)乗りたいので、エンジンに負荷をかけ過ぎたくない
→スポリセの効果は確実にありパフォーマンス重視のセッティングに変わる為、それなりの負荷がクルマにかかります。
保証に関する注意書きにも・・・
↑「5年または6万kmを超えた場合は保証の適用外」と記述されており、ある程度の年式のクルマで使うと負荷に耐えきれずにぶっ壊れるかもよって事なのでしょう。
サーキットやスポーツ走行したい人、メンテができる人やメンテ代に余裕のある人、数年で乗り換える人やそれほど距離を走らない人には関係無いですが、せきねさんのように出来ればノートラブルで意地でも10年以上、10万km以上乗って元を取ってやるぞ!って人には向いていないパーツなのでございます(笑)
スポリセを導入しない理由:その2
・運転があまり上手くない・・・。
→よく、ヘタクソがスーパーカーに乗って事故るのと一緒で、せきねさんが調子に乗ってうっかりスピード出したらコントロールする自信が無い。(まぁ、スポリセは普通の人でも十分扱える程度なのでそれほど心配する必要はありませし、必要な時に必要なだけしっかりとパワーが出せる事は危険回避にもつながるんですけどね)
スポリセを導入しない理由:その3
・いつもお世話になっている普通のディーラーでは対応しきれないことがある
→スポリセした車両でも普通の日産ディーラーで基本的なメンテナンスは可能ですが、トラブル時の細かい診断などは全国25か所にしかない「NISMOパフォーマンスセンター(旧NISMOエキスパートショップ)」まで行って見てもらう必要があります。遠いし、いつもお世話になっているディーラーで全て見てもらいたい・・・
スポリセを導入しない理由:その4
・燃料(ガソリン)が「レギュラー」から「ハイオク」仕様に変わってしまう!
↑これが一番の理由です。
「スポリセ」するとお高い「プレミアムガソリン(ハイオク)」仕様車になる為、庶民の味方でお安い「レギュラー」ガソリンが使えなくなってしまうのです!
前のマーチもこの理由でスポリセしませんでした。「ハイオク」仕様になることで乗り方によってはレギュラーの時よりも燃費が良くなる事もあるそうですが、やっぱりレギュラーの方が何かと経済的なのは確かです。
と言うことで、夢もロマンも(余裕も)無いせきねさんにはノーマルコンピューターで対応できる範囲内のイジりがちょうど良いのかなと思っています。
クルマの改造は上を見るとキリが無いのは確かなので「ここまではやるけど、これ以上はやらない」など、自分の中であらかじめ限度や目標を決めておいて、その範囲内でクルマをイジるのも大事なのかなと思います。
(恋人と付き合って「A」と「B」まではいいけど「C」はダメ!(ハート)って決めたりするのと同じ理論です。だいたい我慢しきれずにリミッターカットして「C」まで行くと思いますが・・・)
「エコモード」のお話
さて、前置きが長くなりましたが
今日は「スポリセ」ではなく「エコモード」のお話です。
↑「ECO MODE」と書いてあるスイッチがあり、スイッチをONすると・・・
↑メーターパネル内に「ECO」と言う文字が表示され、エコモードで走ってくれます。
「エコモード」とは?
そもそも「エコモード」って何ですか?って話ですが、
キューブに限らず日産車ならセレナやマーチやノートなど様々な車種に「エコモード」の機能が付いているし
日産車に限らず、ほとんどのメーカーのクルマで同じような機能が搭載されています。
(トヨタだと「エコドライブモード」と言う名前らしい)
「エコモード」について、日産のWebページを見てみると・・・
↑こんな感じ。
簡単に言うと「発進時や走行中にアクセルを多少強く踏み込んでしまっても、やさしく踏んだ時と同じようなゆっくりとした発進・走行にしくれる機能(スロットル開度を自動調節してくれる機能)」と言った感じでしょうか(後付けできる社外のスロットルコントローラー(スロコン)のエコモードも同じ仕組みでしょう)。
ちなみにトヨタ車の「NOAH(ノア)」のエコモードの説明を見てみると・・・
↑こんな感じ。ノアの場合はエアコンまでエコ制御してくれるようですが(エアコンまでごっちゃにして欲しくない気もしますが・・・)、アクセル操作を制御すると言う基本的な部分に関しては日産の「エコモード」もトヨタの「エコドライブモード」も同じと考えて良いでしょう。
エコを期待して「エコモード」で走ってみたけど・・・
さて、せきねさんが前に乗っていたしょぼいマーチには「エコモード」なんて経済的でかしこい機能は付いてい無かったので、キューブが納車された直後の3カ月ぐらいは「エコモード」を使用する事で「どこまで燃費が伸びるのか」楽しみ楽しみで、せきねさんは「エコモード」を常に「ON」にした状態で走っていました。
↑キューブのカタログ燃費(JC08モード)は「19.0km/L」なのでこの値に少しでも近づけようと
ちょっとしたゲーム感覚で燃費を伸ばすために毎日毎日エコをこころがけて運転をしました。
しかしながら、いくら頑張ってもメーター上に表示される平均燃費は「12〜13km/L」程度までしか伸びません。
「エコモード」を「ON」にすると信号待ちなどでの発進(出足)が後続車が少しイラつく程ゆっくり発進するので、クルマを買った直後は「もっと素早く加速しろ!」って感じでつい多めにアクセルを踏んでしまっていたので、エコモードの問題というよりもドライバーの意識やアクセルワークの問題なのかな?と思って、しばらく心を鬼にして「かっ飛ばしたい」気持ちを抑えエコの精神で
「エコ運転するぞ!エコ運転するぞ!エコ運転するぞ!」
とひたすらエコ運転を頑張ったのですが、結局平均燃費は「13km/L」程度までしか伸びませんでした。
純正メーターの燃費計は多分・・・
「直近???kmの平均燃費」と言う計算ではなく
「最後のリセットからの全期間の平均燃費」で計算していると思われるので、中古車を買った直後や何時間もアイドリングした後など変に悪い燃費を含んでしまっている場合は、一度燃費計をリセットした方が良いと思い、燃費計をリセットしてみたりもしたのですが、結局最終的には「13km/L」程度の平均燃費までしか伸びませんでした。
まぁ、季節や走行条件(山道・平らな道・荷物・渋滞などなど)によって燃費は変わるので
せきねさんの使用環境での実燃費は「13km/L」程度なのかぁ〜と結論を出すことにしました。
試しに「エコモード」をOFFにして走行してみる
そして、試しに久しぶりに「エコモード」を「OFF」して走行してみたところ・・・
発進時(出足)のもたつきも無く自分の操作通り、思い通りにしっかり走ってくれるクルマの快適さ・楽しさに感動しました(笑)。
もちろん、無駄に急加速・急発進をしても勿体無いので、イライラしない程度に普通に運転してみることにしました。
エコモードがOFFなので「燃費」の方は悪くなるんだろうなぁ〜
と心配していたのですが・・・
意外と「燃費」が悪化することも無く
むしろ我が家の場合「エコモードがON」の時よりも・・・
↑「エコモードがOFF」の時の方が燃費が良い結果が出たのです!(何で?)
我が家のキューブの平均燃費はだいたいエコモードがOFFの状態で「14〜15km/L」程。
(何度か燃費計をリセットしてみましたが、大体いつも「14~15km/L」程で落ち着きます。)
ネットで調べると結構同じような事が起きている人が多く
例え「エコモードがON」の時の方が燃費が良かった場合でも、結局OFFの時と比べて「1km/L」も差が出なかったと言う方もいました。
大して差が出ないのなら
「操作通りに(思い通りに)クルマが動かず何かとイラつくエコモードON」
よりも
「操作通りに(思い通りに)クルマが動いてクルマの性能をしっかり出せるエコモードOFF」
の方が楽しく気持ち良く運転ができる気がしました。
「エコモード」がOFFでも運転次第で燃費は伸ばせる
そして「エコモードがOFF」の状態でもしっかりエコを意識して頑張れば・・・
↑平均燃費「18.5km/L」まで到達することが実際に可能でした。
まぁ、これは主に高速道路ばかり走った際の結果なので、街乗りではさすがにここまで燃費良く走るのは難しいと思います。
しかし、キューブの燃費計はリセットすると確か平均燃費「8km/L」から始まるので(そこから走行するごとに徐々に燃費が計算されていく)、単にリセット直後の一瞬の記録画像という訳でも無く、それなりの距離を走った上での平均燃費の画像です。
平均燃費「18.5km/L」まで達した後に、さらに130km程走り続けたところ
ついに・・・
↑平均燃費「19.1km/L」を達成!!!(JC08モード越え!)
現在、世の中は「燃費データ不正」問題で盛り上がっていますが・・・
↑Z12キューブはカタログスペック通りの燃費が実際に達成できることを証明できました!
(ちなみにこの時のタイヤは登録時から付いているノーマルタイヤと純正の鉄チンホイールの組み合わせです)
まとめ
と言う事で「エコモード」に頼らなくても・・・
・「エコ運転するぞ!エコ運転するぞ!エコ運転するぞ!」
・「浮いたお金で美味しい物食うぞ!美味しい物食うぞ!美味しい物食うぞ!」
・「エコだぁー!エコだぁー!エコだぁー!」
って感じで常に意識してエコを心がけた運転をすれば十分燃費を伸ばす事ができると分かった現在は「エコモード」は一切使っていません。
(そんなに必死にエコを意識しなくてもそこそこエコになるのが「エコモード」なのかも知れませんが・・・笑)
「エコモードがON」なのにイマイチ燃費が良くないなぁ〜と思っている方は
試しに一度「エコモードをOFF」にして運転してみると意外と燃費が良くなるかも?知れません♪