お手頃なUS向けのイルミ付きキッキングプレートを取り付ける

Z12キューブ
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こんにちは、自分のクルマに「キッキングプレート(スカッフプレート)」を取り付けた事が無く、前から一度取り付けてみたいなぁと思っていたせきねさんです。

そもそも「キッキングプレート(スカッフプレート)って何だっけ?」って話ですが・・・


↑こんな商品です(画像はZ12キューブ用)。

ドアを開けた時に車両のフレーム部分に取り付けるプレートの事で、
本来の目的としては、乗り降りする際の車体への傷付き防止ですが(気を付けていても足が当たりやすい部分)、ロゴ入りの商品やイルミネーション付きの物も多く、どちらかと言えばドレスアップ目的で取り付ける場合がほとんどかなと思います。

ドレスアップと言ってもドアを開けた時にしか見えないので
商品説明に書いてある通り「さりげないオシャレ」の商品となっております。

お値段はディーラーで取り付けを行ってもらう場合は
「取付費・消費税込29,592円」で、イルミが付いている為、配線作業が発生するのでそれなりの金額と言った感じです。

自分で取り付けを行う場合は本体価格のみの値段になりますが、それでも「消費税込22,680円」です。
(純正品だと、どの車種もだいたいこれくらいの金額だと思います)

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US向けの商品だとUS日産純正のほぼほぼ同じ商品が安く買える

なるべく安く買えないかなぁ〜とサラリーマンのせきねさんが探してみたところ・・・
キューブはアメリカでも販売されているので、アメリカ国内市場向けの商品(USDM(United States domestic market))がヤフオクで「14,000円(送料別)」で販売されており、自分で取り付けができるのであればそちらを買うと多少安くなりそうです。
どうやら色々調べると、クルマ社会であるアメリカ市場ではかなり安く販売されているようで(日本がベラボーに高いだけでアメリカ市場が適正価格なのかも?)、ネットではたった50ドル以下で販売されており日本への送料を入れてもかなり安く購入できるようです(日本のお値段って一体・・・)。

モノとしては「ほぼほぼ同じ(完全に同じではない)」という事で
面白そうだし(安いし)US向けのキッキングプレートを・・・


↑ネットで購入してみました。


↑Made in USAで「NISSAN NORTH AMERICA, INC.」と書いてあり、しっかりとした日産純正品です。


↑中身はこんな感じ(もちろん新品です)。


↑こちらがメインとなるフロント用のキッキングプレート本体。
US向けは中央から配線が出ており、左右対象で運転席・助手席の区別はありません。
(日本向けの商品は運転席用・助手席用に分かれており、配線が端の方から出ています)


↑中央の「cube」ロゴ部分。ロゴ部分にはイルミネーションが仕込まれています。
(キューブはアメリカでも同じ「cube」って車名なので、日本の車両に取り付けても違和感無しです。)


↑裏側。


↑固定は「両面テープ」で貼り付けるだけなのでお手軽です。


↑車両の段差に合わせて両面テープも場所によって高さが異なります。


↑黒いシートで覆われているのが発光部分(LED)。


↑黒いシートをチラリとめくってみるとこんな感じになっていました。

めくった状態でイルミを点灯させてみると・・・


↑めくった場所だけ光っているのが分かります。黒いシートは光の漏れを防ぐためのシートのようです。


↑こちらは後部座席用のキッキングプレート。
(後部座席用は光りません)


↑車両側の形状に合わせ少し曲がっています。


↑裏側。後部座席用は「R(日本の運転席側)と「L(日本の助手席側)」で区別されています。


↑付属の説明書。
もちろん全部英語ですし、そもそも左ハンドル用で配線の位置も日本向けの車両とは異なると思われ、あまり参考にし過ぎない方が良いと思います。


↑その他の付属品一式。


↑こちらは「エレクトロタップ」らしいです(日本では見かけない形状)。


↑こんな感じで使うそうですが、今回は使いませんでした。


↑付属のハーネス。


↑プラス端子側(左右両方2本分のプラスケーブルがまとめられています)。どうやらヒューズBOXに直接ブッ刺して使うアメリカンな仕様のようです(こちらも使いやすいようにギボシ端子に加工してしまいました)。


↑プレートへ接続するコネクター部分。


↑マイナスケーブル(アース線)はコネクターのすぐ近くから出ており、コネクターの近場でマイナス線を接続するようです。

ハーネスは長さ的にはぴったりだったのですが、日本向けのハーネスとだいたい同じになるように・・・


↑マイナス線の端子をプラス線と同じ位置に持ってくるなど、多少加工しました。
(プラスとマイナスをどこから取るかだけの問題なので、多少いじれる人なら何とかなると思います。)

キッキングプレートの取り付け手順

さて、どんな商品なのか何となく分かったところで
取り付けに入ろうと思いますが、
やはり日本語で書かれた日本向けの説明書があった方が何かと安心なので・・・


↑日本向けの「取付・取扱説明書」も取り寄せました。
(ルームランプ信号線のプラスとマイナスに接続するだけですけどね)

よって、日本向けの取扱説明書に書かれている手順に(なるべく)従って作業や電源の取り出しを行おうと思います。
(US向けの製品に限らず、日本向けの製品を購入予定の方も参考にしていただけたらと思います。)

まずはフロントから・・・


↑取り付ける場所の汚れを落としてキレイにします。

次に・・・


↑マスキングテープでプレート先頭の取付位置をマーキングします。


↑パーツ(ダッシュサイドロアパネル)とパーツ(フロントキッキングインタープレート)の「繋ぎ目」の線上にマスキングテープを貼り付けます。


↑こちらのパーツ(フロントキッキングインタープレート)を取り外します(上方向に「おりゃ!」って引っ張る)。


↑外れると3つの金属製クリップが出てきます。


↑金属製クリップ(赤矢印)の溝に、板状のパーツ(青矢印)を挟み込むことで固定されていました(取り付ける時はクリップの溝にハメ込みます)。

続いて・・・


↑こちらのパーツ(ダッシュサイドロアパネル)を外します。まず下の方を横方向(赤矢印)に引っ張って下の方にあるクリップを抜きます。


↑続いて手前方向に引っ張ると・・・


↑外れました。


↑先に横方向に引っ張って抜いた下の方に付いている白いクリップ。


↑手前方向に引っ張って抜いた板状のパーツ(青矢印)とそれを支えていた金属製クリップ。


↑「ウェザーストリップ(ゴムモール)」を外します(差し込まれているだけなので上方向に引っ張れば簡単に外れます)。


↑ウェザーストリップを取り外すと「金属製クリップ」が取り外せる状態になるので・・・


↑「金属製クリップ」も取り外します(上方向に引っ張れば取り外せます)。
また、金属製クリップがどこに付いていたかも覚えておきましょう(金属製クリップのおかげで車体に傷が付いているのですぐに分かると思います)。

金属クリップを外すと・・・


↑フロアシートの下をのぞくことができます。中は端の方に配線、それ以外は一面防音用の発砲スチロールが入っていました。

さて、ここまできたら・・・


↑キッキングプレート本体を仮置き(マスキングテープを参考に仮置き)して、配線(プレート中央)がどの位置に来るのかを確認します。

そしては配線が通る場所には・・・


↑付属のクッションテープを・・・


↑貼り付けておきます(鉄板がむき出しなのでこれを貼らないと配線に傷が付いてショートしてしまう可能性がある為)。


↑また、US仕様の配線は周りがメッシュで保護されているのですが・・・


↑メッシュがあると思った以上に分厚くなってしまうので、せきねさんは・・・


↑メッシュをぶった切ってしまいました。


↑メッシュが無くなった分、多少薄くはなりました(メッシュがあった方が保護はできますが、この後配線の上にもクッションテープを貼るので大丈夫だろうと判断しました)。

そして、いよいよキッキングプレートをボディに貼り付けるのですが、

その前に・・・


↑念の為、しっかり貼り付くように布にかる〜くブレーキクリーナーを染み込ませて、貼り付ける箇所を拭いて「脱脂」しました。せきねさんは適当にブレーキクリーナーを使いましたができればシリコンオフで脱脂しましょう。



↑両面テープの剥離紙を剥がして・・・


↑先頭をマスキングテープの位置に合わせて・・・


↑キッキングプレート本体を車両に貼り付けます。
前後方向はマスキングテープの位置を参考にしましたが、左右方向は車体側の段差とキッキングプレートの段差が合うように「何となく」で位置決めしました。
日本語の説明書には「一定(平行)に取付け」としか書いておらず、正解がどこなのかイマイチ分からなかったので・・・


↑カタログの画像とだいたい同じ位置にしておきました。

ちなみに、US仕様の説明書には・・・


↑断面図に「(端から)6mm」と図で記載がされていました。

キッキングプレート本体の固定ができたら・・・


↑配線の上に・・・


↑クッションテープを貼り付けて配線を保護します。

これで本体の取り付けは完了です。

続いて、全く同じ手順で・・・


↑助手席側も・・・


↑キッキングプレート本体を取り付けておきます。

さてさて、ここまできたら
次に「電源」の取り出しと配線作業に入ります。

電源の取り出しには・・・


↑「エレクトロタップ」を使用します。
せきねさんはあらかじめ画像のような電源取り出し用のケーブルをエレクトロタップを使って作成しました(万が一ギボシ端子が抜けてもショートしないようにメスのギボシ端子を使用しています)。画像は以前別の作業で作った時のものなので3つありますが、今回使うのはプラス側1本と・・・


↑マイナス側1本の合計2本です。
(マイナス側なら「黒色」のケーブルを使えよって話ですが、車両側が「茶色」のケーブルらしいので、それに合わせて「茶色」っぽいケーブルを選びました(画像では赤色に見えますが・・・)。そして忘れそうなのでテプラでメモしておきました。)

「エレクトロタップ」は使い方によっては元のコードを痛めたり接触不良を起こしたりする事もあるので、プロはエレクトロタップは使用せずに直接結線したりハンダを使うなんて話をよく聞きますが、手が届きにくい狭い場所ではエレクトロタップはやはり便利なので、せきねさんはイルミなどそれ程重要ではないパーツの場合や車内で使用するパーツの場合はあまり気にせずに使っています(場所や用途に合わせて使えばOKだと思っています)。


↑一応「抜け防止」の意味で先端に軽くハンダを付けておきました。

そして、
まずは「常時電源(+B)」を取り出すために・・・

↑運転席側のピラー周辺のウェザーストリップ(ゴムモール)を外します(手で引っ張れば外れます)。


↑ピラーカバー(Aピラーガーニッシュ)の上部に内装はがしなどを突っ込んで、助手席側(赤矢印)に強く引っ張るとクリップが抜けます。


↑その後手前に引っ張ると「Aピラーガーニッシュ」が取り外せます。


↑ピラー部分に「16極白コネクター」があるので、赤矢印部分を押してロックを外しながら手前に引っ張るとコネクターが抜けます。


↑説明書を確認すると・・・


↑角の黄色いケーブル(赤矢印)がルームランプ用常時電源(+B)で、そのお隣の茶色いケーブル(青矢印)がルームランプ用のマイナス線(マイナスコントロール)とのことです。

注意:これはZ12キューブのマイナーチェンジ後の車両の場合ですが、マイナーチェンジ前も多分同じだと思います(多分)。
(せきねさんのキューブは平成24年式(2012年10月)の車両です)

まずはプラス用の常時電源(+B)を取り出す為に・・・


↑黄色いコードの被覆を事前に軽くめくって・・・
(本当はめくらなくてもいいと思うのですが、接触不良が心配なのでめくっちゃいました。めくらない方が良いという話もあり)


↑あらかじめ用意しておいたエレクトロタップをハメて・・・


↑加締(カシ)めます。

このまま放置すると、走行時の振動でエレクトロタップから「カタカタ」音がしそうなので・・・


↑デッドニングか何かで使用して家に余っていたテープ付きのスポンジを・・・


↑エレクトロタップに巻いておきました。

次にマイナス用のマイナスコントロール線を取り出す為に・・・


↑茶色いコードの被覆を事前に軽くめくって・・・


↑同じようにエレクトロタップで加締(カシ)めて電源の取り出しを行いました。

パッと見は作業スペースがありそうに見えますがフロントガラスとかハンドルとかが邪魔をして、とにかく作業しづらかったので簡単に電源を取り出せるエレクトロタップやはり便利です。
これで電源の取り出しは完了ですが、この後抜いた16極白コネクターを刺し忘れないようにしましょう(せきねさんは刺し忘れてこの後アレ?アレ?となりました・・・)。

あとは
ハネースを配線・接続すれば良いので・・・


↑まずは、運転席側から助手席側にハーネスを通し(奥の方は空洞なので簡単に通ります)・・・


↑フロアカーペットをめくり(簡単にめくれます)、白い防音用発砲スチロールが見えるので・・・


↑発泡スチロールとの「すき間」にハーネスを入れました。


↑あとは取り付けたキッキングプレートのコネクターと接続すれば助手席側は完了です。


↑ 運転席側はステアリングシャフトの根元付近にある・・・


↑カバーを取り外し(クリップ2個を取り外すだけ)・・・


↑フロアカーペットをめくって、こちらも発泡スチロールと車体のすき間にハーネスを入れました。


↑フロアカーペットを戻し、ハーネス(赤矢印)をすき間から出し・・・


↑青矢印の1本はキッキングプレートへ接続し、分岐された残りの1本(赤矢印)は上のピラーへ送ります。

ただ、ピラーまで簡単に配線を通すことができないので・・・


↑エーモンの「アイテムNo.1161 配線ガイド」(Amazonで380円)を・・・



↑ピラー側から下方向に配線ガイドを突っ込み、配線ガイドの「輪っか」にハーネスの一部を通して引っ張り上げれば・・・


↑ハーネスをピラー部分まで引き込む事ができました♪


↑あとは取り出した電源のギボシ端子の接続をすればハーネスの配線・接続は完了です!
(念の為、点灯するか確認しましょう)


↑キッキングプレート周りは、金属製クリップを取り付けてから・・・(よく見たら金属クリップを取り付ける場所はフロアカーペットに切り込みがありますね)


↑ウェザーストリップを差し込み・・・


↑こちらのパーツ(ダッシュロアサイドロアパネル)を取り付けてから・・・


↑最後にこちらのパーツ(フロントキッキングインナープレート)を差し込みます。裏側には差し込むべき箇所が5箇所(赤矢印)あるので確認しながら差し込みます。

配線を通した箇所が盛り上がってしまわないか心配しましたが・・・


↑仕上がりに特に大きな違和感は無さそうです。

で、これで終わりと思いきや・・・


↑リヤをすっかり忘れていました(笑)
布にかる~くブレーキクリーナを染み込ませて、貼り付ける箇所を拭いて「脱脂」します。


↑リヤもマスキングテープを使い、プレート先頭の取付位置をマーキングします。
リヤの場合はパーツ(リヤキッキングインナープレート)の「繋ぎ目」から5mm車両後方にマスキングテープを貼り付けます。


↑両面テープの剥離紙を剥がし(左右(L,R)でモノが異なるので間違えないように!)・・・


↑キッキングプレート本体を車両に貼り付けます。
前後方向はマスキングテープの位置を参考にしましたが、左右方向は車体側の段差とキッキングプレートの段差が合うように「何となく」で位置決めをしました。
日本語の説明書には「一定(平行)に取付け」としか書いておらず、正解がどこなのかイマイチ分からなかったので・・・


↑カタログの画像とだいたい同じ位置にしておきました。

ちなみに、US仕様の説明書には・・・


↑断面図に「(端から)13mm」と図で記載がされていました。

以上で、今度こそ取り付け完了です!

難易度的には車いじりが好きな人であれば比較的簡単な方だとは思いますし、とにかく安く取り付けたい方にはUS向けのキッキングプレートオススメです(取り付けてしまえばUS向けも日本向けも同じなので)。
ただ、作業時間的には1,2時間は必要なので、ディーラーで素直に日本向けの製品を工賃を支払って取り付けてもらう価値も十分あると思います。

参考資料:取付・取扱説明書

参考に付属していた「取付・取扱説明書」を載せておきます。

US向け取付・取扱説明書

日本向け取付・取扱説明書


キッキングプレート「取付前」と「取付後」で比較


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。


↑取付前。


↑取付後。

どうでしょう?
さすが純正オプションと言った感じで、取付後も特に違和感無く馴染んでいます。
「cube」の車名ロゴ入りですし、ステンレス製でドアを開けた時のちょっとしたアクセントになり、なかなかいい感じで気に入っています♪

但し、こちらの商品
当たり前ですがドアを閉めた状態だと社外からはもちろん見えませんし、車内からも見えず
ドアを開けた際の一瞬だけしか見えないチラリズム商品となっております・・・(笑)

まぁ、本来の目的である車体への傷付き防止効果は十分あると思いますし
キッキングプレートを取り付けた位置には、もともと・・・


↑画像では分かりづらいですが、やはり車両に傷があったりしたので(特にお子さまが乗り降りする箇所)
キッキングプレートとしてそれなりに活躍はしてくれると思います。
(毎日スパイクを履いた野球部員や陸上部員、山岳部員を乗せる人ならきっと大いに役に立つと思います・・・)

取付後の画像

キッキングプレートのイルミ点灯画像


↑日中でも日陰などではLEDが点灯しているのが分かります。


↑夜はそれなりに目立ちます♪

以上、キッキングプレートの取り付けでした。
小さなオシャレですが、実用性も十分あるので気になる方はチャレンジして見てください。

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