こんばんは、クルマの「エアクリーナー(エアクリ)」にHKS製の純正置き換えタイプである・・・
↑HKS「SUPER HYBRID FILTER(スーパーハイブリッドフィルター)」を使用しているせきねさんです。
こちらのフィルターの特徴とクルマ(Z12キューブ)への取り付け方法については、交換時に書いた以下の記事を参照してください。
フィルターの推奨交換時期としては製品のパッケージに・・・
↑「(交換の目安)10,000kmまたは12ヶ月」と記載がされてはいますが、あくまでもメーカー推奨の値ですし、クルマ的にそんなに激しい走りをする訳でもないので個人的にはもう少し長い「2年または20,000kmぐらいで交換すればいいよね」と考えていたので、取り付けから2年が経過した頃に「よし交換しよう」と思い立って交換用フィルターを購入しました。
ですが、買っただけで満足してしまって(よくあるパターン)うっかり交換をしないまま時が流れ
気が付けば・・・
↑交換してから3年も経過してしまいました(しまった・・・)。
走行距離的には(お出かけする余裕がなく)3年間で14,000kmしか走っていないのですが、年数的に随分放置してしまいました。
3年も経過すると「フィルターは一体どうなっているんだろう?」と言うことで、3年ぶりにエアフィルターの様子を確めてみようと思います(と言っても半年ごとにディーラーで点検・清掃はしてもらっています)。
3年使用したエアフィルターの状態とエアクリBOX内の様子
まずは3年前の取り付け当初の・・・
↑新品のエアフィルターの状態がこちら(みどり色のフィルター)。
そして、それから3年間(14,000km走行)が経過すると・・・
↑こうなりました・・・。
みどり色のフィルターだったはずなのに、なぜか「イエロー」に変わってる・・・(最初は別物かと思いましたが、年月の経過により「変色」したようです・・・)。
画像は内側(スロットル側)なのでパッと見はきれいな状態で、ドス黒く汚れた状態になっていなくて良かったですが「劣化」している感はあるので、やはりもう少し早めに交換をしておけば良かったなと反省しています。
ちなみに、エアクリーナーBOX内も確認してみると・・・
↑外気導入側(赤線より下側)には「ゴミ」が落ちていたりしますが
エアフィルターを通した・・・
↑内側(赤線より上の部分)には、基本的にゴミなどは無いのでフィルターとしての機能は特に問題無く機能していたようです。
細かく見れば極小のホコリが内側にも見えますが、どのフィルターを使用しても完全完璧なクリーンルームに出来る訳ではないのである程度は仕方無しです。
↑ただ、HKSのエアクリは樹脂フレームを採用しているため(画像左)、フレームの外周には「ゴムパッキン」のようなものは付いておらずフレームがBOXと接しているだけなので、そのすき間からホコリが若干入る可能性はあるのかなと思います(画像右はゴムパッキンが付いているノーマルフィルター)。
まぁ、何にしろこれ以上放置してフィルター自体がボロボロ劣化してくると困るので、フィルターの交換をしようと思います。
2回目以降が経済的なHKSの「専用交換フィルター」
さて、エアフィルターの交換ですが前回(初回)は・・・
↑こんなパッケージの商品(品番:70017-AN003)を購入しましたが(定価3,900円(税抜))
2回目以降はこちらの商品をもう一度買うのではなく・・・
↑こんなパッケージの「フィルター」部分だけが入った商品を購入してあげればOKです。
↑せきねさんが購入したのは「スーパーハイブリッドフィルター専用交換フィルター Sサイズ(70017-AK001)」です。
定価は2,000円(税抜)で、前回買ったパッケージの約半額で購入する事ができます(フレームが付いていない分お安い)。
純正置き換えタイプでフィルター部分だけを交換する事が出来るのがHKS製エアクリの利点であり他社とは異なる特徴です。
フィルター部分だけなので、お値段的にも純正のエアクリや他社製エアクリよりも割安で、2回目以降の交換からは非常に経済的ですし、気軽に交換できるのが嬉しいポイントです(安くて気軽なのに3年も放置する人もいますが・・・)。
せきねさんのクルマは一番小さい「Sサイズ」の交換用フィルターでしたが、サイズ的には・・・
↑3サイズ用意されており、車種に合うサイズを購入する必要があります。
・Sサイズ(143 x 256mm)70017-AK001 税抜2,000円
・Mサイズ(232 x 249mm)70017-AK002 税抜2,500円
・Lサイズ(198 x 346mm)70017-AK003 税抜3,500円
↑フィルター自体はフレーム付きのパッケージ商品に付属している物と全く同じです。
↑裏面に車種別のフィルターサイズが印刷された「型紙」になっているので、うっかり捨てないように注意しましょう。
古いフィルターの取り外し
新しいフィルターに交換する為に、まずは・・・
↑フレームには特にロックも付いていないので単純に持ち上げれば・・・(車種によってはツメで固定されている場合もあり)
↑2分割する事が出来るセパレートシールドフレーム構造が採用されています(画像のフィルターは外気導入面側なので、キャッチしたゴミや汚れが確認できます)。
フィルター自体も特に接着されている訳ではないので、簡単に・・・
↑人によってはこのフィルターを洗剤で洗って再利用を繰り返す地球に優しい方もいらっしゃるようです。
ただ、さすがに3年も使ったフィルターは劣化が進んでおり・・・
車種ごとのサイズに合わせてフィルターをカットする
新しく購入した「交換用フィルター」と「古いフィルター」を並べてみると・・・
↑全然サイズが違います(色も違うけど)。
交換用フィルターはあくまでも汎用品なので、取り付ける車種に合わせて「カット」する必要があります。
↑せきねさんが最初に買ったキューブ用のエアクリの型番は「70017-AN003」なので・・・
↑まずは念の為、型紙の上に古いフィルターを置いてサイズがあっている事を確認し・・・
フィルターのカット時は裏面・表面に注意!
せきねさんは何も考えずに・・・
↑交換用フィルターの上にカットした型紙を印刷面が見えるように置いて・・・
↑マッキー(油性ペン)でカットラインを書いてしまったのですが、実はコレ間違ってます!
↑せきねさんうっかり「ポリウレタンフィルター面」にカットラインを書いてしまいましたが、これはNGで正しくは・・・
↑「不織布(ふしょくふ)面」にカットラインを書く必要があるのです。
(関係ないけど「不織布」って「ふおりぬの」ではなく正しくは「ふしょくふ」と読むのが正解だそうです。「ふおりぬの」だと思ってた・・)
と言う事で・・・
↑カットラインを書き直しました。
まぁ、せきねさんのように左右対称の長方形であれば、どちらの面にカットラインを書いても実際は問題ないのですが、車種によっては左右非対称のフィルターも存在するので、その場合は間違えると使用できなくなるので要注意です。
カットラインを書いたらあとは・・・
↑単なるスポンジみたいなものなので、特に力も必要なくハサミで簡単にカットできます(カッターでカットしてもOK)。
(ただ、約2,000円相当のスポンジを切っているかと思うとカット時にかなり緊張します・・・)
↑カット完了です。
多少カットラインが曲がっても、ほぼ同じ大きさになっていれば大丈夫だと思います(うっかり切りすぎても引っ張れば多少は伸び縮みするかなと)。
フィルターの裏面・表面に注意してフィルターをセット
交換用フィルターをカットしたら・・・
↑セットして、すき間ができていないことを確認します(うっかりすき間ができていたら、頑張ってフィルターを引っ張って伸ばしてください・・・)。
また、フィルターをフレームにセットする際は・・・
↑フレームに「○○○○-T」と言う刻印が見える面(外気導入面)に「不織布(ふしょくふ)面」が向くようにセットする必要があるので、表裏を間違えないようにセットしましょう。
↑こちらは内側(スロットル側)の面なのでポリウレタンフィルターが見えます。
車種や購入するフィルターサイズによってはフィルター2枚分を切り出す事も可能!
せきねさんは今回一番小さい「Sサイズ」の交換用フィルターを購入しましたが、カットラインが印刷された「型紙」を見てみると・・・
↑車種によってはかなり小さいサイズのフィルターもあるようで(コンパクトな軽自動車用とかですかね?)
ネットで調べると「2枚分カットできた♪」と言う書き込みをされているユーザーもいますし、
適合サイズとしては「Sサイズ」だけどあえて大き目の「Mサイズ」や「Lサイズ」の交換用フィルターを購入して「複数枚分を切り出した♪」と言うかしこいユーザーの方もいるようです。
1枚のフィルターから複数枚分を切り出す事ができればさらにお得にフィルター交換が出来るので、購入する前に2枚分切り出す事が出来ないかサイズを確かめてみてください。
せきねさんの場合は、残念ながら一番大きいLサイズの交換用フィルターを使ってもギリギリ2枚分を切り出す事は出来ない大きさだったので・・・
2018年11月に新型となる「スーパーエアーフィルター」が登場?
この記事を書いている途中で知ったのですが、HKSのWebサイトを確認すると、どうやら新型のエアフィルターである・・・
↑「SUPER AIR FILTER(スーパーエアフィルター)」という新型の製品が2018年11月12日に発売されたようです(フィルターの色が「ホワイト」に変わっています)。
新型の「スーパーエアフィルター」と従来の「スーパーハイブリッドフィルター」を比較すると・・・
↑従来は3層構造だったのが、新型では「ポリエステル不織布」のみの単層構造に変わったようです。
従来の3層構造では層と層の間を熱で融着させていたので、融着部分で若干抵抗が発生していましたが、単層構造にする事で厚みは5mm増したものの吸気抵抗は従来よりも低減されているそうです。
↑新開発乾式不織布フィルターの説明。
単層ではありますが、フィルターの密度を変える事でダストを段階的に取り除いているそうです。また、フィルターとしての集塵性能は従来同等以上とのこと。
見た目的には従来のみどり色のフィルターの方がカッコ良かった気もしますが、そもそも取り付けてしまえば見えない部分ですし、汚れ具合いがよく分かるホワイトを採用したのは良い事だと思います(すぐに交換したくなるように感じさせる作戦かも知れませんが・・・)。
従来モデルとの互換性は?
気になるのは、従来型のみどり色の「スーパーハイブリッドフィルター」を使用しているユーザーが、新型のホワイトの「スーパーエアフィルター」を使用できるかどうかですが・・・
まず、パッケージを新旧で比較してみると・・・
HKSによるとパッケージサイズは従来と全くに作ってあるそうです(お店の売り場でそのまま入れ替えられるように)。そしてお値段も全く同じです。適合車種も基本的に従来と同じとのこと。
本体のフレームサイズを比較してみると・・・
フレームサイズも全く同じです。
よって、従来型の製品(フレーム)を使用しているユーザーも、新型のホワイトの交換用フィルターを購入すれば、手持ちのフレームをそのまま利用してフィルター部分だけを新型に変更する事も可能になっています。
新型のホワイトのスーパーエアフィルターの「交換用フィルター(フィルター部分のみ)」の発売は2019年1月予定との事でした。
まとめ
やはり(3年も放置したフィルターと比べると)新しいフィルターの方が吸い込みが違うというか、アクセルを踏んだ時のレスポンスが良くなっている感じで楽しく運転できています(素人のせきねさんでも何となく違いに気が付けました)。
(って本当は吸気部分の「エアクリ」だけでなく、排気部分の「マフラー」も交換するのがベストなのですが、マフラーも買っただけで満足して取り付けずに数年放置中・・・)
スポーツフィルターとしての性能はもちろん
「交換用フィルター」を購入する事でフィルター部分のみを入れ替える事ができるHKSのエアフィルターは非常に面白い製品ですし、価格的にも2回目以降は他社のフィルターよりもお得に交換ができるので、マメにフィルター交換したいユーザーにはオススメです。
↑せっかく気軽に交換できる製品なので、付属のステッカーを活用して次回こそはもう少し早めに交換する予定です(走行距離や使用期間だけでなく、フィルターの状態を時々チェックして状況に応じて交換するようにするともっと良いと思います)。
次回は新型の「スーパーエアフィルター」を使ってみたいです。