こんばんは、今日の日記は最近ハマっているお子さまと一緒に作るタミヤの「工作」ネタです。
これまでは「乾電池とモーター」を使った工作(&改造)だったのですが
今回は電池を使わないエコな「ソーラー」パネルによって動く工作です。
もちろん、最終的にはひと手間加えて少しカスタムした状態に仕上げたいと思います。
(以前ご紹介した工作の詳細は以下の日記を参照)
![](https://sekinesan.jp/blog/wp-content/uploads/2019/07/072301.jpg)
![](https://sekinesan.jp/blog/wp-content/uploads/2019/07/072704.jpg)
25年以上前から売っているソーラー工作「パタパタとんぼ」セット
今回お子さまの工作のお勉強の教材として用意したのが・・・
↑タミヤソーラー工作シリーズNo.7 ソーラー工作「パタパタとんぼ」セットです。
(メルカリで安く買った売れ残り品なので、箱がだいぶ干からびてます・・・)
実はこの製品、せきねさんが小学生だった頃(25年以上前)に買って組み立てた事がある思い出の製品なのです。
少なくとも1992年からは売っていた息の長い製品で、いつかお子さまと一緒に組み立てたいなと思っていました。
大き目のソーラーパネルや少ない電力でも動く専用のモーターが入っている関係もあり、定価はややお高めの「3,600円(税抜き)」となっております。
ただ、最近はプレミア価格で2倍~4倍位のお値段で販売しているお店もあるようですが、探せば定価で買えるお店もまだあると思います。
タミヤのHPにも今のところまだ掲載されている商品です(タミヤのオンラインショップでは「売り切れ」状態なのでもう販売終了なんですかね?)。
製品の中身は・・・
↑こんな感じ。
単純な構造なので、部品点数としてはそれほど多くはありません。
対象年齢は一応「10歳以上」となっており、もちろん「ハンダ付け」などの難しい作業は必要ないので気軽に組み立てる事が可能です。
↑パッケージ側面の説明書き。
モーターの回転をクランク機構を応用して上下の直線的な動きに変え、ロッドを介して2匹のとんぼがホバリングするかのように羽根を動かします。とんぼが羽ばたく姿だけでなく、ロッドが上下に動く様子や動力の変化・伝わり方が目に見えて、ちょっとした勉強にもなるタミヤらしい製品です。
↑パッケージ側面の塗装例。
基本は「オニヤンマ」ですが、塗装色次第でシオカラトンボやムギワラトンボや赤トンボにする事も可能です。
キットにはオニヤンマ用のステッカーが付属していおり、大きさ的にもまずはオニヤンマで作るのがオススメです。
今回はお子さまが作るので塗装はしませんが、未塗装でも十分楽しめます(そもそもステッカー貼ると塗装する部分は少ないです)。
組み立て時間は約2時間ほど
↑お子さまに自主的に作ってもらい、せきねさんは横で間違った時に教えたり、どうしても出来ない箇所や力が必要な時に手伝ってあげて、のんびり組み立てて約2時間前後で完成。
組み立て自体は簡単なのですが、パイプの中に通すロッドを指定の長さに切り90度に曲げたり、2匹のとんぼの羽根の位置の調整したりと結構難しい作業もあり小学校2年のお子様だけでは組み立ては無理なようです。
完成後の画像
お子さまが頑張って完成させた「パタパタとんぼ」が・・・
↑完成時の大きさはベース全長80mm、ベース全幅120mm、全高247mmと結構大きいです。
↑左が羽根を最も下げた状態で、右が羽根を最も上げた状態です。
↑薄いプラバンで出来た羽根にはリアルな模様がプリントされており結構それっぽいです。
↑大きさは頭部から尾の先端までが:120㎜程、羽根を広げると:約140㎜程です。
本物のオニヤンマは頭部から尾の先端までが:90㎜~110㎜程、羽根を広げると120㎜~140㎜程とのことで、サイズも実寸に近いリアルな作りになっています。
↑目玉だけでも塗装するとさらにリアルになると思います(グリーンのマジックで塗るだけでも結構違うかも)。
↑せきねさんの実家は山に面した場所に建っているのですが、子供の頃にこの模型を作った後に窓際に置いて窓を全開しておいたところ、本物のオニヤンマをおびき寄せることに成功して家の中にオニヤンマが入って来た事が2回ありました(2回とも網やザル(台所にあったやつ)を使って家の中で捕獲成功しました)。
せきねさん的にはこのタミヤの模型が良くできていて、オニヤンマが仲間だと勘違いして近づいて来たのではないかと信じています。
ソーラーバッテリー(パネル)
付属のソーラーバッテリーは・・・
↑「タミヤソーラーバッテリー0.5V-1200mAh(76002-2100)」との事。
こちらは現在は売っていない旧型のソーラーバッテリー(パネル)のようで、現在はパネル単体ではより効率の良い「タミヤソーラーパネル0.5V-1500mAh(76009-1600)」しか売っていないようです。
ソーラーパネルには「照準ポール」がついており・・・
↑「照準ポール」の「影」が出ている場合には、ソーラーパネルが正しく太陽の方角に向いていません。
↑「照準ポール」の「影」が出ないようにソーラーパネルを向きを調節してあげると最大限の電力が発生してパタパタとんぼがより力強く羽ばたきます。
ソーラーパネルのわずかな向きの違いでトンボの羽ばたく速度や音が明らかに変わるので、調整している時も面白いし子供にとってはとても勉強になります。
モーターとクランク機構
↑モーターは「タミヤ ソーラーモーター 02(マブチ製RF-500TB)」が付属。低回転で電力消費量が少ないのでソーラーバッテリーの弱い電力でも動く(2匹のトンボを動かすパワーもある)優れたモーターです(しかも長寿命)。
↑正面から。
モーターの回転運動をクランクとリンクの働きで直線運動に変えて、ロッドを介してとんぼの羽根を上下に動かします。
ポン付で「パタパタとんぼ」と「はばたきカモメ」のコラボが可能
完成した「パタパタとんぼ」をお部屋で・・・
↑以前作成したタミヤの「はばたきカモメ」の横に飾って何気なく眺めていたら、ひらめきました。
「トンボ1匹をカモメと入れ替えたら面白いかも!」
タミヤの「はばたきカモメ」の詳細については以前書いた以下の記事をご覧ください。
![](https://sekinesan.jp/blog/wp-content/uploads/2019/07/072704.jpg)
まずは「パタパタとんぼ」の・・・
↑パイプが長い方のトンボ1匹を取り外して、はばたきカモメと比べてみると・・・
そして、「パタパタとんぼ」と「はばたきカモメ」をコラボレーションさせると・・・
↑とんぼの羽根とカモメの翼の位置も絶妙で動かしても干渉する事はありません。
とんぼが下を飛び、カモメが上を飛ぶと言うのが現実世界とマッチしていて良いと思います。
↑ただ「とんぼ」と「カモメ」を並べてしまうとせっかくのオニヤンマのリアルサイズ感がなくなってしまい、現実離れした「小さいカモメ」のようにも見えるし・・・
↑「カモメ並みにデカいとんぼ」にも見えてしまう点が難点です(笑)。
ですが・・・
ちなみに、「パタパタとんぼ」のパッケージを良く読んでみると・・・
↑「プラバンで羽根や頭、胴を作り変えて、蝶やカモメなどにしてみるのも」と言う記述があり、まさにその記述通りの改造になっています。
ちなみに、取り外されたトンボの方は・・・
↑夜でも動く乾電池駆動のトンボとなって余生を送る事になりました・・・(笑)
完成後の動画
完成後に動画を撮影してみました。
とんぼだけのノーマル状態とカモメとコラボした状態の動きが確認できます。
動画の途中で手鏡を使って、わざと光をパネルに当ててみたりしているのですが、ソーラーパネルへの太陽光の当たり具合で動く速度が変わったり、曇りの日や、すりガラス越しでも十分動作しているのが分かるかと思います。
見かけたら買うべし
せきねさんが子供の頃に買って作った「パタパタとんぼ」は15〜20年近く経っても壊れることなく動いていた実績があり(毎日窓辺に出していた訳ではないですが)、耐久性はかなり高く今後も長い間楽しめると思います。
「乾電池」駆動だと忘れた頃に電池切れしていたり、液漏れしていたりする場合がほとんどですが、「ソーラーパワー」だと電池切れや液漏れの心配もなく、太陽光さえあればほぼ無限に動いてくれるので電池を気にせず気軽に楽しめます。
常時窓辺に飾っても良いし(多少動作音がしますが慣れると気にならなくなります)、トンボが飛んでいる季節にふと思い出して窓辺に飾ってとんぼが動いている姿を見ているだけでなんだか和みます。
お子さまと一緒に組み立てれば、ソーラーによる発電の仕組みや動力を変換する様子を実際に作りながら楽しく学習できる「おもちゃ」兼「教材」にもなると思います。
もう生産終了なのかも知れませんが、プラモ屋とかであればまだまだ売っている製品なので工作好きのお子さまのいるご家庭であれば、見かけたらぜひ買ってみて欲しいオススメのアイテムです(もちろん工作好きの大きいお友達にもオススメです)。