マーチを買ったばかりの頃は
マーチに今まで無かった「ニューアイテムを取り付けました!」って記事をよく書いていたのですが
ある程度年数が経つと「故障または老朽化による同等品パーツへの交換」って感じの地味な記事ばかりになりつつある、せきねさん家です・・・(笑)
(一般的にこのような状態を「クルマいじり」ではなく「クルマ維持り」と表現するらしいです・・・)
さて、めげずに今日も「クルマ維持り」ネタです。
(まぁ、新車ユーザーは書かないであろう、ボロ車ユーザーならではの日記なのでホコリ誇りを持って書きたいと思います。)
今回ご紹介する故障・老朽化パーツは
長年使い込まないとなかなか壊れないパーツなので、一定年数と一定使用回数を超越したボロ車ユーザーで、さらにクルマを買い替える余裕の無い予定の無い愛車精神を持った上級ボロ車ユーザーで、交換しなくても走行に支障は無いし別にそのままでもいいんじゃね?と言う気持ちに対して心を鬼にすることが出来たスペシャルボロ車ユーザーのみが交換を行う・・・
リアハッチダンパーとは・・・
↑リアハッチを開けた時に、ハッチが落ちてこないように支えるダンパー(ショックアブソーバー)のことです。
これが古くなったり、長年何度も使用していたりすると
だんだん支える力が弱くなって、ハッチの重さに耐え切れずにハッチが落ちてきてしまいます。
せきねさんのマーチの場合、リアハッチに他の人よりも・・・
↑余計な物が付いている関係で、重量的にリアハッチが落ちて来やすいのです・・・(笑)
(全ての原因はこのウィングだろって話も・・・)
前のボロマーチ(K11)に乗っていた頃も・・・
↑こんなトリプルウィング状態(笑)だったので、年式的にもリアハッチダンパーを交換しようと検討したのですが
当時トランクに荷物を積むことは、あまりなかったので結局交換しませんでした。
今乗っているマーチ(K12)では、後部座席にチャイルドシートを乗せている関係で
リアハッチを開けてトランクに荷物を積む事が多く
お子さま用のベビーカーはいつもトランクに積むので、お出かけの時はほぼ毎回リアハッチを開閉します。
夏場や暖かい日は、ダンパーの力が強いのですが
冬場や寒い日は、常にハッチを手で押えていないとリアハッチが落ちてきてしまい
うっかりしているとリアハッチがせきねさんの頭に落ちて来る事が何度かあって、奥さまやお子さまにぶつかるとかなり危険なので(冗談抜きで、あたり方次第では殺人リアハッチになる・・・)
地味なパーツですが、まだまだマーチに乗り続けるつもりなので交換することにしました。
ただ、予算的に新品を買うのは無理なので
なるべく状態の良い中古品を探すことにしました。
ですが、K12マーチは2,3年前に販売が終わっているので
どんなに程度が良いモノでも、中古だと2,3年以上経過したパーツしか手に入りませんし
ダンパーのヘタリ具合を判断するのは難しいので、予算に余裕のある人は新品を買うのが無難です。
せきねさんが買ったモノは・・・
↑平成21年式の1,200kmしか走行していない事故車のパーツで
ヤフオクで左右2本送料込4,750円で売っていたので買ってみました(ややお高いけど、一番使えそうなのがコレだった)。
ちなみに、このダンパーがリアハッチを支えるパワーはかなり強いようで
伸びた状態から手で縮めようとしたり、体重をかけて地面に押し付けても1mmも縮みませんでした。
↑ダンパーには右用と左用でそれぞれ「R」と「L」と記載されています。
「ダンパー」と「車体へ固定するパーツ」は・・・
接続部分は・・・
↑こんな感じになっており、球体が「コ」の字型の金具で固定されている感じです。
では、実際に車両で確認してみると・・・
と言うことで、このリアハッチダンパーを交換します。
まずは、古いダンパーを取り外すのですが・・・
↑別の角度から。取り外しはこのハッチとの接続部分から行います。
先程紹介したように・・・
↑マイナスドライバーを突っ込んで「コ」の字型の金具に少し力を加えた状態でダンパーを引っ張ると・・・
↑意外とあっさりダンパーが抜けます。
(もちろんこの時、ハッチをしっかり手で押えてないとハッチが落下するので気を付けて作業をしましょう)
接続部分は球体になっています。
次に、車両へ固定している・・・
まぁ、やり方さえ分かればそれほど難しい作業ではなさそうです。
(せきねさんは何の情報もなく手探りでしたが・・・地味なパーツなので詳しく説明しているサイトが見つけられなかった・・・)
作業的には簡単なのですが、何しろ落ちてくるハッチを押えながらの作業になるので
片手しか使えず、苦労しながら作業をしていたら・・・
↑奥さまが手伝ってくれました♪よっ力持ち!
(ずっとこの体勢で動けない奥さま・・・。お子さまは車内で遊んでいます)
頑張れば1人でも作業は出来ますが、2人いた方がより楽ですし、何しろ安全です。(奥さまありがとうm(._.)m)
さて、ダンパーを取り外す時は・・・
↑マイナスドライバーを突っ込んで行うのですが、
ダンパーの先頭部分には・・・
↑このような溝が付いているので、この溝にそって「コ」の字型のパーツを・・・
マイナスドライバーで浮かせた状態にすれば、あとは手の力で何とか取り外せました。
↑この「コ」の字型のパーツで球体を挟み込んでいるだけの構造です。
「コ」の字型のパーツは別に取り外さなくても、交換は可能なのですが
せきねさんが買った中古品には、コレが付いていなかったので、古いダンパーから取り外して再利用しました。
ダンパーの取り付けは、逆の手順で・・・
↑まずはお掃除をして・・・(滅多に外さないパーツだし、せっかくなので汚れを落としておきます)
↑車体へ固定するパーツにあらかじめボルトを通し、取り外したダンパーに付いていた「樹脂ワッシャー?」を付けておくと作業がしやすいです。
ダンパーをボルト2本で車体へ固定して・・・
↑その後、ダンパーをリアハッチに固定します(ダンパーを球体に取り付ける時には、マイナスドライバーで「コ」の字型パーツに少し力を加えると簡単に入ります)。
ダンパーを先にハッチへ取り付けてしまうと、車体へのボルト止めが上手くできないので、車体へのボルト止めを先に行うと簡単です。
同じように・・・
↑ハッチを支える奥さまからのプレッシャーもあり、結構短時間で交換ができました・・・。
肝心の交換後のリアハッチの開閉具合ですが・・・
今まで自然に落ちてきてしまっていたハッチが
ハッチをある程度開けた所で、手を離すとハッチがダンパーの力により自動で上がっていくじゃありませんか!(いや、それが普通ですが・・・)
落ちてこないリアハッチとヘタっていないダンパーの素晴らしさに奥さまと感動しました!(周辺住民から見ればハッチをやたら開け閉めして喜んでいる変な家族がいるなって状態ですが・・・)
まぁ、インパルの重たいリアウィングを付けている関係で「超力強く」開くという訳ではなく、ゆっくりと開いていくのですが
でも、せきねさんのマーチは平成14年式なので、今まで11年間も使ったヘタったダンパーとは比べ物にならない程の違いを実感出来ました。
これで、お出かけやお買い物が少し楽になりそうだし
ハッチの開閉による自分や家族の危険も少し減ったと思います(とは言え、風が強い日もあるのでハッチの開閉には常に注意するようにしたいです)。
(ウィングを取り外すのが一番安全なのですが、そこは勘弁してもらいます・・・)
最近、修理・交換でそこそこ手をかけてはいるのですが
単なる部品交換なので、いじっている割には何の進化もしていません。
でもまぁそれはそれでいいのかなぁ~と最近思っています。
愛着もますます湧いてくるしね。、最近はお子さまもマーチが自分の家のクルマだと何となく分かってきたようで・・・
マーチにはまだまだ元気に走って欲しいです。
<おまけ>
せきねさんの乗っているK12マーチではなく、現行のK13マーチのリアハッチダンパーは・・・
↑こんな感じ。
なんだかK12に流用できそうな感じもします。
ボルトの固定位置が合わなければ、ダンパーだけでもK12へ流用できないかな?と思いました。
ただ、K12マーチとK13マーチでは、ダンパーの圧力や長さが違うかもしれないのでその辺がクリアになれば
K13マーチや他車種からの流用も出来そうな気がしました(K13ならダンパーもヘタっていないだろうし)。
参考に・・・
↑K12マーチのダンパーは伸びた状態で約50cmでした(画像は取り外したダンパー)。
マーチに限らずハッチバック車で最近リアハッチダンパーがヘタってきたなと感じている方は参考にしてみてください。
取付日:2013年2月9日
(この文章は、せきねさんがときどき書く「日記」の2013年2月15日の記事を流用しています)