YAHOO!オークションなどで販売されいてる業者の方もおり、数年前と比べれば「後付けサンルーフ」の知名度も上がりその存在自体は知っている方も増えました。
ただ、その存在を知っていても、カー用品店で常に売っていて気軽に見て触れる代物ではないことは確かです。
それなりの金額の商品ですし、なにしろクルマに穴をあけて取り付ける商品で、購入する前に一体どんな物なのか?安心して購入出来る良い商品なのか?色んな疑問があると思います。
自分で取り付けを行う人は特にそうだし業者さんに付けてもらうにしても、きっと決断をする前にネットで沢山のことを調べてから決断する人がほとんどだと思います。
特にせきねさんも散々色んなことを調べてから、物を購入する人なので・・・
せきねさんは一応、数年前から後付けサンルーフについてWebでご紹介しているだけあって他の方のWebなども良く拝見させて頂きますし「全然知らない人と比べればそれなりに知っている」と自分で少し思っていました。
今回購入した「Hollandia 300 DeLuxe Medium」についても「あ、こんな商品だ」、「だいたい、こうなっているだろう」とある程度把握しているつもりでした。
が!今回「Hollandia 300 DeLuxe Medium」の実物を実際に目の前にして
他の人よりも知っているつもりの自分でしたが、見れば見るほど「新発見」だらけで正直「ぜんぜん何も知らなかったんだ・・・」と気が付きました(反省)。
と言うことは、知らない人はもっと知らない訳で・・・
実際に手に取って一番感じたことは「想像以上に良く出来ている」ってことです。
前のマーチに取り付けを行った時は中古で買った古いタイプの電動後付けサンルーフだったので、それとは比べ物にならないほど進化していました。
購入前に悩んでいたことが実物を見て一気に吹っ飛んだというか
この出来の良さを「知らない人に知ってもらいたい!」、「こんなに良い物なのに情報が少なくて購入を考えている人に伝わっていないのはもったいない」と思いました。
ということで、人によって気になる箇所は違いますし、誰がどこを見たいのか人それぞれなので、とにかくデジカメで色んな箇所を撮りまくってみましたので、安心して購入出来る商品であることを理解して頂ければと思います。
まずはアッパーフレーム(サンルーフユニット本体)からご紹介・・・
↑こちらがメインであるサンルーフユニット本体です。
↑フレームはアルミ製ではなく樹脂製でした。(Hollandia 100 DeLuxeはアルミフレーム)
樹脂製だからといって、アルミ製と比べて特別重い訳ではなく、強度的にも割れたりかけたりしたりすることはまずありません。
↑ガラスは高級車のプライバシーガラスっぽい感じで車外からはほぼ真っ黒です。
旧モデルやHollandia 100 DeLuxeと違って、ガラスを固定する為のボルトや穴はガラス表面にはなく、ガラス表面が全てフラットになっており見た目も大変きれいです。
↑アッパーフレーム前方の中央にはこのようなちっこい突起がありますが、ほぼフラットなので特に気になりません。
恐らく、クローズする時にガラスを正確にガイドするものだと思います。
↑サンルーフユニット裏側。
↑平らなところ(お風呂場のスノコで作ったテーブル…made by 父)においてみると、アッパーフレームにはそれなりにアール(カーブ)が付いているのが分かると思います。
最近のクルマは比較的ルーフが真っ平らなクルマは少なく、丸いクルマが多いので、取り付け位置など考慮すれば大抵の車種には取り付け可能だとは思います。
Hollandia 100 DeLuxeのアッパーフレームよりもHollandia 300 DeLuxe Mediumのアッパーフレームの方がアールが強いです(Hollandia 100 DeLuxeの方がHollandia 300 DeLuxe Mediumよりもたいらです)。
↑モータの軸受け部分。手で回すことはほぼ不可能。モーターを取り付けても手で回すことはパワー的にほぼ不可能で、モーターを電源に繋いで動かすしかないです。モーター取り付け後に工具をぶっ込んでてこの原理でかなりの気合いで回せば動くと思いますが、基本的に動かないと考えて頂いた方が良いです。(旧モデルは、電気トラブルなどの緊急時に6角レンチで回して下さいみたいな記述が説明書にありましたが、このモデルは6角レンチはモーターに入らず、基本的に手動で動かすことは想定していない感じです。まぁまず手動で動かす必要は無いと思いますが・・・)
↑アッパーフレームには1cm程の「ふち」がぐるっと1周あり、この面がクルマのボディに直接接してユニット本体を支えています。
↑ご覧のように、ドライシール(防水の為のゴム)が最初からアッパーフレームのふちに取り付けられています。
(Hollandia 100 DeLuxeの場合にはシールテープ(防水の為のスポンジ)を自分で貼り付ける必要がありますが、Hollandia 300 DeLuxe Mediumの場合は最初から付いている)
ドライシールは粘土みたいな感じで柔らかく、取り付け時にはボルトを締め付けるとでドライシールがぺったんこになって、ボディとフレームの隙間に広がって雨水の浸入を防ぎます。ドライシールはとても柔らかいので、見た目ではそれなりに厚みがあるように見えますが、ドライシールのせいでアッパーフレームとボディの間に大きな隙間が出来てしまうことはありませんし、かと言って締め付け時にドライシールが外側へ「ぷにゅ」と押し出されてしまうような事もありません。
ドライシールは柔らかくて傷付きやすいので、取り付け前に傷を付けてしまわないように注意して扱う必要があります。