内張りを気合いで剥がすと、ルーフメンバー(画像の3本の柱のこと)が見えます。ツインルーフと言うことで、真ん中のルームランプを取り付けるメンバーを残して前後2本のルーフメンバーを切除することになる。本来、説明図通りに作業をすると、内張りを型紙にそってカットしてから取り外すと言うことになりますが、私の場合はカットしないまま内張りを剥がしました。

ルーフメンバーと鉄板(ルーフ)との間は溶接されていると思いきや、マーチの場合はゴムのような物で、接着されているだけでした。ゴムのような物は簡単に手で外すことが出来ました。私のマーチの場合車のフレーム修正をするくらいの事故を起こした経歴があるので、すでにルーフフレームと鉄板が離れていました。また、事故を起こした時に多少屋根が凹みました。つまり、車にとってルーフフレームはボディ剛性を保つ為の重要なアイテムと思われます。そのルーフを切断するのですから、取り付ける前にそのことをしっかり頭に入れておく必要はあるかと思います。剛性に関しては「~おまけ~」の「ボディの剛性は大丈夫?」に個人的な意見を少し書いておきます。


でも・・・

ルーフメンバーを手で引っ張ったらあっさり曲がってしまいました・・・これってマーチだから?ボディ剛性を保つ為の重要なアイテムだと思っていたんだけどなぁ…


キットに付属してくる説明図が描かれたルーフカット用の「型紙」を車に貼付けました。販売元のレアバリュージャパン様のWebに車種別に型紙をルーフの先端から何cmの所に設置すれば良いか参考の数値が掲載されているのでそれを参考にしましょう。あくまで前に付けるサンルーフに対する数値ですので、リアにもサンルーフを付ける場合は自分で計算しなくてはなりません。

その後「型紙」にそって、ペンで「カットライン」をルーフに描きました。

個人的にお勧めは「マッキーの極細」です。水性ペンの方が無難ですけど・・・

マッキー極細でルーフに「カットライン」を描きました。ルーフにマジックで線を描くなんて、結構貴重な体験でした。ただ、この作業に限らず「後付サンルーフ」全般において、本人は「サンルーフ付けるぞ!」って張り切っていますが、周りから見ると「あの人車に落書きしてる!」、「怪しい工具を持っている!」、「車の屋根に穴開けようとしている!」と明らかに「怪しい人」にしか見えないので、かなり周りの目を気にしながらやっていました。万が一、おまわりさんに職務質問されてもすぐに答えられる準備をしておいた方が良いかも知れません(まあ、「サンルーフ付けるんです」って正直に言ってもたぶん信じてもらえないだろうけど…)。