よーく見てもらえば分かりますけど、カットした周りのボディに大小の「線傷」が!ジグソーで、ルーフを切ると切りくずが出ます、そんでその切りくずの上をジグソーの接地面が通る訳だから、傷が付くのは当然。つまり「マスキングしろ」ってことです。ただ、傷が入ってしまってもめげないでください。

傷と言っても、後日コンパウンドで磨いてあげればきれいになくなります(深い傷や大きな傷はちょっと厳しいけど)。

で、苦戦しながら何とかリアルーフもカットしました(さすがに2つ目の穴となると真ん中のルーフ部分がベラベラになるので、ジグソーを使っている時に大きく揺れて揺れてとっても切りにくいです)。ルーフをカットしたらカットした周りをやすりで整えます(バリを取るって言うのかな?)。彼は容赦なくサンダーで削っていますが、普通のやすりで断面をきれいにしてあげる程度で十分です。

そうそう、やすりでバリを取る前にユニット(サンルーフ)自体がちゃんと入るかどうか確認してください。やすりで削ったけど、ユニットが入らなかったらまたジグソーで周りを切らなくてはなりません。

リアも「線傷」がすごい…(涙)。見てもらえば分かりますけど、かなりカットラインが「うねうね」しているのが分かるかと思います…。でも、キットがよく出来ているので、ユニットさえ入ればこれぐらいカットが雑でもほとんど問題ないです。

上から見た愛車。なんか本当に違法改造車の工場みたいになってきたな…。ここまで何とかカットしましたが、途中「この車もうダメだ…(車検1週間前でよかった…)」ってちょっと思ったりすることもありました。自分が4年も乗って来た車をバリバリ切って行くのですから、自分がやり出したとは言えやっぱりオーナーとしては結構ショッキングでした(若葉マークはかわいいから付けているだけです…。4年目の若葉マークの時にだいぶ色あせたので買い替えました)。

前から見た状態。この状態で街中走ってみたいなぁとちょっと思ったりして…。
さて、このカットした断面をやすりで削ったら今度はそこに「サビ止め」を念のため塗っておきます(乾くのにちょっと時間かかります)。

塗った「サビ止め(画像左)」が乾いたら(私は乾くまで待ってられなかったけど)、今度はカットした断面にぐるっと「ブチルゴム(画像中央)」を張って行きます。この作業は説明図には書かれていませんが、絶対にやることをおすすめします。ブチルゴムは粘度のように自分の好きな形を作ることが出来ます。引っ張ればピザのチーズ以上によく伸びます。切れてもくっつければすぐにくっつきます。色んな所に簡単に貼付けることが出来ます。かと言って手にこびり付いたりしません。実際に触ってもらえればどんな物か分かってもらえると思いますが、ホームセンターやカーショップで売っています。私は以前クルアテールを取り付けた時にすき間から車内に水が侵入しないように、このホルツのブチルゴムを使用して、とっても便利な物であると実感しましたので、今回もホルツの物を使うことにしました。700円ぐらいなので、サンルーフを取り付けるのであれば絶対に買ってください。断面にこのブチルゴムを貼付けると言うことが、たぶんサンルーフ取り付けで1番重要なことかと私は思います。(2009/03/24(せきね):すみません。嘘をつきました!ブチルゴムは必要ありません!当時は後付けサンルーフの情報が乏しく、念押しの意味も込めてブチルゴムを使って作業を行いこのように書いたのですが、現在販売されている製品に標準で付属または塗布されているシール材(防水材)のみで全く問題ありません。この後K12マーチに後付けサンルーフを取り付けることになったのですが、ブチルゴムは一切使用せず1年半以上使用して雨漏りは一切ありません。)

で、ついにユニットをはめ込みました!ツインルーフの実感が湧いてきました。相方は工場の床で眠りに入っちゃったけど…。

ユニットをはめ込んだら車内側からロアーフレームを取り付け、沢山のネジを締めて行きます。上下のフレームで鉄板(ルーフ)をサンドする感じです。(画像は後日撮ったもので丸いものは雨の水滴です。)

リアも同様にロアーフレームを取り付けて、沢山のネジ(24個ぐらい)を締めて行きます。

なんとか、それなりに取り付けることが出来ました。車の外観ががらりと変わったでしょ?
ツインルーフで5時間かかりました(ネジがやたらかたくてネジを締めるのにだいぶ苦戦しました)。ただ、事前に内張りを剥がした状態、カットラインを書いた状態から始めて5時間です。
深夜3時頃になっていたので、床に寝ている友達を起こしてこの日はこれで終わりにすることにしました。内装はまた後日と言うことです。 焦らずゆっくりやることが大事であると実感しました。(あせらずゆっくり「マスキング」をすればよかった・・・)