最近じゃ、後付けサンルーフもかなり普及して、ツインルーフもインパクトはあるものの、昔程「めずらしく」は無くなってしまった今日この頃・・・
せきねさんに「何か一発」を期待してくれている方々の為に「コントロールユニットのLED交換」に挑戦してみました。
(LED交換自体はクルマをいじる人ならそれほどめずらしくないかも知れないけど、「後付けサンルーフのLED交換」と言う意味ではなかなかのチャレンジャーかと)
まずは、コントロールユニットの分解から・・・

↑モーター&コントロールユニット
とりあえず、お約束と言うことで・・・
<注意>
・分解/改造を行なった場合、当然メーカーの保証は一切受けられなくなります。
・このページを読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害(破損・事故・火災等)はせきねさんおよび、メーカー、購入したショップもその責を負いません。(自己責任でお願い致します)
・内部構造などに関する記述はせきねさんが使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません。(たぶん一緒だと思うけど)
・サンルーフキット自体が輸入品であり、パーツはその辺で簡単に手に入る品物ではないことをあらかじめ覚悟しておきましょう。
・分解・改造を行うにあたり、せきねさんはメーカーやショップには一切連絡や相談をせず、全て自分の判断で勝手に作業を行いました。
・書いてある内容が正確かどうか自信がありません・・・(このページに限った話しではないですが…)。
まずは・・・

↑コントロールユニットからモーターを取り外します。
分解は比較的難易度は低く、必要なのは「勇気」だけです。
画像の左側にある細長く出っ張った部分で・・・

↑モーターの回転を見て、ガラスルーフ開閉のお好み位置の記憶などを実現しているようです。
ただし、この細長い基盤の部分が分解する上で一番危険で、うっかり折ってしまいそうになるので、かなり慎重に作業を行ってください。

↑分解するにはこのシールをはがす必要があり、上手くはがしても見る人が見ればバレます(Apple(Mac)のPC買うと似たようなシールがありますね)。
シールをはがして、コントロールユニットを開けてみると・・・
(開けるのは、何カ所かある「ツメ」を持ち上げるだけです)

↑2枚におろしたところ・・・(基盤が出てきます)

↑ネットで世界中検索しても、こんなもの分解した画像はおそらくうち(せきねさん家)だけでしょう♪

↑基盤は2つに別れています。

↑こちらが開閉等を制御している基盤。
こちらの5つのボタンにそれぞれ付いているLEDを交換します。

↑こちらの小さい方の基盤は電源部分でしょうか。

↑裏側。

↑これが標準で付いているLED(上の丸いのがスイッチ)。
通常、電源を入れると・・・

↑グリーンのLEDが常時点灯しています。

↑普段はボタンの部品が付いているので、車内ではこんな感じ。
で、交換するLEDはテクノミューコンさんで購入したこちら・・・

↑チップ青色LED(30x20サイズ・高輝度タイプ)
品名:CT-S3020BC
光度:368mcd/20mA
順電圧:3.3V
波長:467nm
指向角度:120度
サイズ:3.0x2.0x1.3mm
価格:10個で650円

↑サイズは、くしゃみをすると確実にどこかへ飛んで行く極小サイズで・・・長い方でも3mmしかないです。
さて、まずは元々付いているグリーンのLEDを「半田ごて」を使って取り外します・・・
あ、最初に言っておきますがせきねさんは一応工学部でしたが、「経営工学部」だったのでハンダや電気工具等は一切使わない学部で、ハンダの基礎すら全く分かっておりません・・・
ハンダが取れて壊れてしまった部品を「なんとかくっ付ける」ぐらいのことしかできません・・・
知識や腕はありませんが、愛と勇気があるので頑張ります。
チップLEDを取り外すのには、半田ごてを2つ使用するらしい(最初1つで頑張ったけど、どう頑張っても取れなくて…笑)。

↑なるべくこて先が細いものがよかったので、ホームセンターで売っている精密機器用の半田ごてを購入。
1つ2000円するかしないかぐらい。
どうせ2つ買うなら、今後も遊べるように強さ(ワット数)の違うやつを買いました。
もともと22Wのやつを持っていたんだけど、素人が遊びでハンダ付けするような部品に対しては22Wだと若干弱い気がしたので、30Wの方がおすすめかも。

↑あとは、後戻りできないことを覚悟して半田ごて2つでチップLEDをつまんで取り外すだけです。
ハンダ付けしているといつも思うけど、もう1本「手」が欲しくなります・・・。
電子工作を勉強してみたい人には、アドウィンさんが出していて学校の教材としても使われていたりする・・・

↑「キットで遊ぼう」シリーズがおすすめ。
せきねさんは内容をしっかり読んで勉強しなくても、買っただけで不思議と何でもできそうな気がしてきました!(数ページ読んだだけで1年以上放置・・・)
ちゃんとやれば絶対身に付く教材です。ちゃんとやればね・・・
さて、今度は買って来た青色LEDを取り付ける訳ですが・・・

↑何とか取り付けた図(あまり上手くないけど、これで精一杯・・・)。
取り付ける向きは5つ全て同じ方向で、カソード(ー)が画像手前側に来るように取り付けます。
カソード:マイナス側に取り付ける。電流はアノード(+)からカソード(ー)へ流れる。
(

↑左がブルーLEDで右が元から付いていたグリーンLED。
画像下側がカソード(ー)です。
ブルーLED:左端が欠けているのが分かると思いますが、欠けている側がカソード(ー)であることを表しています。
グリーンLED:緑の線が書いてあるのが分かると思いますが、緑の線が書いてある方がカソード(ー)であることを表しています。

↑裏側。裏側からはアノード(+)なのかカソード(ー)なのか区別ができない。

↑購入したブルーLEDチップの図面。
で、1個だけブルーLEDに交換した状態で点灯させてみると・・・

↑うわぁ!まばゆい!まばゆい!
さすが「高輝度タイプ!」♪
元のグリーンのLEDと比べるとかなり明るい♪
5個全てのLEDを交換せずに、ボタンごとにお好みでLEDの色を変えてみるのもアリかなぁ?
なんて最初は考えていたけど
実際、ボタンのパーツを取り付けてみると・・・

↑ボタンのパーツは半透明で他のボタンとも繋がっていて、1つのLEDの色が隣のボタンにもかかってくるので、交換するなら全て同じ色が良さそうです。
LEDはそもそも抵抗であって、色によって流れる電流?も違うので、単純に好きな色にすれば良いと言う話しでもないらしい。
詳しい人に相談しましょう(せきねさんには聞かないでください・・・全く分からんので・・・笑)。
で、頑張って5個全てのLEDを交換すると・・・

↑「キタ━━━(゜∀゜)━━━!!」
かっちょいいじゃん♪

↑グリーンLEDの時は明るい部屋では点灯しているのかどうかよく分からなかったけど、ブルーLED(高輝度ダイプ)だとはっきり点灯しているのが分かる。
ちなみに、チップLEDの購入は素人は5個ぴったりではなく、少し余計に買っておいた方が無難です(1個だと110円だけど、10個だと1個あたり65円で買えるし)。
とっても小さい部品だし、ちょっと手がプルプルして半田ごてを当てる位置をミスると簡単にパーツごと溶けてしまいます。
せきねさんみたいな素人だと、ハンダ付けが上手く行かず、何度かやり直しているうちにLEDそのものが熱でやられてしまったりして(1個ダメにしました)。

↑パネルカバーを取り付けるとこんな感じ。
但し、実際クルマにサンルーフを取り付けて使用すると
取り付け位置や、角度によってはこの高輝度タイプのLEDでは乗っている人がまぶしいと感じる場合があるのでその点は十分注意してください。
その点で言うと、もともとのグリーンのLEDは明るさ的にもそれなりに考えられて付いているのだと感じました。
以上、コントロールユニット分解&ブルーLED化でした。
壊さず無事交換できて本当に良かった・・・
(2009/03/22:1年半程使用して特に不具合ありません。)