2回目のフロントスピーカー交換(KFC-RS170)

スポンサーリンク

結婚してお子さまが生まれても気合いで3ドアのマーチに乗り続けているせきねさんです。

ある日、実家(群馬)に帰った奥さまを迎えに行くために
マーチで高速を走っている時の事・・・

せきねさん1人だったので「中島みゆき」を爆音でドンドコ聞きながら走っていたら

突然スピーカーから

「ボン!」

とビックな音がして、それ以降フロントスピーカーから音が鳴らない状態に・・・
(正確には「ツィーター」からは高音が鳴るけど、「ウーハー」から低音が鳴らない状態に。
中島みゆきの低音を甘く見てはいけない・・・)

後日、アレコレいじって片側からは音が出るようになったけど、もう一方は復活せず・・・

まぁ、今まで使用していたスピーカーは・・・


↑昔のマーチのから続けている2002年に買ったスピーカーなので(KENWOODのKFC-SV1620)
まぁ、10年たったし「寿命」と言う事で。
(結構いいモデルで、お気に入りのスピーカーだったのになぁ・・・残念)

という事で、音楽が聴けないクルマなんてあり得ないので
新しいスピーカーを買う事に。

クルマのオーディオは「KENWOOD」と昔から決めているので、迷わずKENWOOD製のスピーカーを買うのですが
問題はKENWOOD製のどのモデルを買うか・・・

「スピーカー」はクルマに乗っている間は常に使うものだし
どうせこの先長く使うので、一番良さげなモデルが欲しいと言う事で
今までのせきねさんなら一番良さげなモデルを買っていたところですが・・・

昔と違って奥さま、お子さまもいるし
何かと厳しい生活状態の貧困サラリーマンなので

KENWOODの中でも「お安いお買い得」なモデルを買う事に・・・
(そうやって、人は丸くなって行くんだな・・・うんうん)

で、買ったのが・・・


↑KENWOODのツィーター一体型17cmスピーカー「KFC-RS170」です。
(YAHOO!ショッピングで安売りしていて送料込み6,500円)


↑沢山の付属品達。各メーカーのクルマに取り付け出来るようにアレやコレやいっぱい入っています。

この製品でありがたいのが(コレを買った1番のポイント)・・・


↑「ブラケット(簡易的なインナーバッフルボード)」が付属しているところ。
(インナーバッフルボードは、本当はもっとガッチリとしたしっかりしたモノが理想的ですが、付属品としては十分です。)

お高いモデルを買った場合、「ブラケット(インナーバッフルボード)」は付属していないので
さらに別に購入する必要があります(2,000円~高いのは20,000円とか・・・)。
(お高いモデルを買う人は、どうせしっかりとした好みの木製やら合金製のインナーバッフルボードを別に買うでしょうし妥当と言えば妥当)

それに比べて、こちらのモデルは6,500円ですべてが完了するので
とても経済的♪


↑こちらはスピーカー本体(ツィーター一体型です)。
中央のツィーターの向きが自由に変更できるので、リスニングポイントめがけて向きを調整できます。


↑裏側。


↑接続端子もコンデンサーもむき出しの状態ですが、こんなもんなんですかね?
まぁ、ビニールなどでコーティングしたりおおったりしても、ドアの中は雨水やらでそれなりに蒸れるので
ビニールの隙間から蒸気(水分)が入って、逆に乾きにくくて錆びるって話もあります。

ちなみに、今まで使っていたスピーカーは


↑接続端子以外は特にむき出しの接点はなく、コンデンサもビニールコーティングされていました。
(ただ、別のコーティングされた接続端子部分は中に蒸気が入って曇っていたり、端子が腐食している箇所もありました。)

ということで、まぁ、どっちもどっちなのであまり気にし過ぎなくても良いのかも(5,6年使えれば良しとしましょう)。

取付説明書を見ても、特に「端子を付属の防水パッキンで保護しろ」とは書いてありませんし。
(付属のパッキンは主に「車内へ雨水の浸入を防ぐ」ことがメインのようで、スピーカーを雨水から保護するようなニュアンスの事は書かれていません。)


↑こちらの部品は、マーチへ取り付ける場合には使用しません。


↑こちらのねじねじも使用しませんでした。


↑こちらの「変換コード(日産・三菱車用)」と「変換コード(ホンダ車用)」も使用しませんでした。

さて、取り付け前の準備作業です。


↑まずは「パッキン(薄)」の取り付けです(太く見えますが、実際は切り込みが入っており4本分です)。
(「パッキン」と言っても「防水」だけが目的ではなく「防振」の方がスピーカーとしては主な目的な気がします。スピーカーは振動して音を出しているので、スピーカー本体がしっかり固定されている事が大事。だから、こだわる人はしっかりとしたインナーバッフルボードを買って、それにスピーカーを固定します。あとは、スピーカーなのでパッキンできっちりと密閉することで空気が漏れないようにして、しっかりコーンを振動させます。)

説明書を見ると・・・


↑スピーカー本体の裏側の側面に「縦」にパッキンを貼付けているような画像ですが・・・


↑説明書通りにパッキンを貼付けると、こんな感じ?

でも、この状態でパッキン(薄)を貼付けてもあまり意味がないような・・・(しっかり隙間をふさげない気が・・・)

試しにスピーカー本体に「ブラケット(インナーバッフルボード)」を置いてみると・・・


↑スピーカー本体と「ブラケット(インナーバッフルボード)」の間には結構隙間がある事が分かります。

この隙間は・・・


↑パッキン(薄)の厚さだけではカバーしきれない厚さです。

ということで、パッキンを貼付けるのであれば・・・


↑こんな感じで、貼付けた方が
スピーカー本体と「ブラケット(インナーバッフルボード)」がしっかり密着すると思います。

最終的にせきねさんは、間(あいだ)をとって・・・


↑「L字」に貼付けました(笑)

パッキン(薄)をぐるっと一周貼付けて・・・


↑貼付け完了!

パッキン(薄)を貼付けたら、次に・・・


↑スピーカー本体に「ブラケット(インナーバッフルボード)」を取り付けます。

取り付けには・・・


↑こちらの「タッピングねじ(タッピングビス)」を使用します。
(タッピングねじ:ネジ用の溝の無いただの穴に、締め付け作業ができるねじのこと。先端がとがっていたり、先端に溝があったりする)


↑スピーカーの四隅には、このような穴があります。

ブラケット(インナーバッフルボード)側の取り付け穴の位置をあわせると微妙に
合うようで合わない穴がいくつかあり、うっかり間違えそうになるのですが
(なんとなく、「固定する」って考えると右の穴にねじを差し込みたくなりますが・・・)

正解は・・・


↑ここです。(ここだよね?)
(これも、説明書の小さな図をよ~く見ないと分からないです。分かりづらい!)


↑タッピングねじを取り付ける前に、先程貼付けたパッキン(薄)が邪魔になるので・・・

あらかじめ・・・


↑ちょっと切り込みを入れて、タッピングビスを締め付ける時に、パッキン(薄)を巻き込まないようにしておきます。
(別にそこまで気を使わなくても大丈夫ですが・・・)

「ブラケット(インナーバッフルボード)」へ固定する前に配線を準備します・・・


↑こちらの「変換コード(トヨタ、三菱車用)」をせきねさんは使いました。
(マーチの場合、配線はどれを使ってもどっち道コネクター部分が合わないので、コネクター部分を切断して直接配線する必要があります。)

まずは・・・


↑スピーカー本体に「変換コード」を取り付けます。


↑そして、ここが重要ですが「変換コード」の線が「ブラケット(インナーバッフルボード)」の・・・


↑溝(画像中央)にハマるような・・・


↑状態で、スピーカー本体をタッピングねじでブラケット(インナーバッフルボード)に固定します。


↑こうして、配線を表側に出しておいてあげないと、車両側の接続端子に接続できなくなってしまいます。


↑裏側から見るとこんな感じ。


↑これで、スピーカー本体をブラケット(インナーバッフルボード)に取り付け完了です。


↑パッキン(薄)がしっかり密着しているはず。

次に、ブラケット(インナーバッフルボード)の裏側にも・・・


↑パッキン(薄)をぐるっと一周貼付けます。
このパッキン(薄)を貼付ける事で、ブラケット(インナーバッフルボード)を車両へしっかりと密着させます。

さて、ここまで来たらあとは・・・


↑「パッキン(厚)」をスピーカー本体の表側に貼付けます。

これも説明書を見ると・・・


↑こんな感じで、コーンのエッジの真横に貼付けている風のイラストになっています。

説明書通りに貼付けると・・・


↑こんな感じ?

別の角度から見ると・・・


↑こんな感じで、説明書通りに貼付けるとパッキン(厚)がコーンのエッジに触れてしまう感じです。

でも、本当にコレでいいのか?

スピーカーって、柔らかいエッジの部分が柔軟に動く事によってコーンの振動を助けているはずなので
エッジの部分には余計なテンションをかけない方が、よりスムーズにコーンが振動すると思うのですが・・・
(まぁ、エッジの一番端だから、多少触れてもあまり影響は無いのかも知れませんが、でも内張りを取り付けた時に、パッキン(厚)に力が加わったらエッジの方にも影響するはず。)

と言う事で、せきねさんは・・・


↑「パッキン(厚)」をこの位置に貼付けました。(フレームのふちの部分)

ぐるっと一周貼付けて・・・


↑こんな感じ。

これなら、パッキン(厚)がエッジに触れる事はなくなります。

そもそも、このパッキン(厚)は防水がメインではなく、内張りとの干渉を防止したり、スピーカーの振動による内張りの振動を押さえるのが主な目的だと思われます。

以上の作業を、左右のスピーカーで行って・・・(スピーカー自体には右用も左用もありません。どっちを右に使っても左に使ってもOK)


↑完成。


↑裏側。変換コードを出す位置は車両側の配線が近い方に左右それぞれ配線しました。

いよいよ、クルマに取り付けます。


↑まずはドアの「内張り」をはがしていきます(助手席側で説明)。


↑ドアハンドルのまわりのコの字型のパーツを取り外す為に
ドアハンドルをひいた状態で、黄色の矢印の方向にコの字パーツを押すと外れます。
スイッチが付いているパーツは、赤の矢印の溝に内装はがしをぶっこんで、少し浮いたらパーツごと全体を上方向へ引っ張ればきっと外れます。


↑外れた図(スイッチも外れている画像ですが・・・)。


↑内張りをはがすために、スイッチが付いているパーツもコネクターを抜いて取り外す必要があります。


↑次に内張りを中央で固定しているたった1本のねじをプラスドライバーで取り外します。

内張りを引っ張ってはがすと(←説明適当・・・)


↑以前取り付けたスピーカーが出てきました。
ついでに、適当な配線達(スピーカー用やらデイライト用やらイルミ用やら・・・)と適当なデッドニング処理に再会です・・・(笑)


↑古いスピーカーをプラスドライバーで取り外します(ねじ3本)。

スピーカーの配線ですが・・・


↑マーチの車両側のスピーカーの配線(プラスとマイナスの2本の線)はこのようなコネクターになっています。

説明書を見ると・・・


↑コネクタの左の穴がマイナスで、右の穴がプラスと書いてあるので・・・
(説明書はマーチではなくノートでの解説ですが、マーチも同じです。)

実際のコネクタで見てみると・・・


↑左の穴がマイナスで、右の穴がプラスかぁ・・・

と判断すると間違いです!!!

もう一度、説明書をよ~く見ると・・・


↑カッコ書きで「(配線側から見た状態)」って書いてあるじゃ、あ~りませんか(by チャーリー浜)

つまり・・・


↑画像左:助手席側は「ピンクがマイナス 白がプラス」。画像右:運転席側は「赤がマイナス 緑がプラス」って事です。

事前知識が無いと「赤(又はピンク)がプラス」だろうと判断するのが普通だと思うので、ここは要注意です。
(せきねさんはネットで調べたことがあったので知っていたのですが、知らなかったら絶対間違える。)
マーチでも年式やらで配線の色が多少異なるようですが、KENWOODの説明書通り「配線側から見て左がマイナスで右がプラス」で判断すればほぼ間違いないのではと思います。
(マーチのスピーカーは赤やピンク系の配線がマイナスのようです・・・)


↑せきねさんは車両側のコネクターを切断しギボシ端子を取り付けて、スピーカーと接続することにしました。
スピーカー側に取り付けた変換コードのコネクターも同じように切断しギボシ端子を取り付て、車両側のギボシ端子と接続します。

出来ることなら、伝導効率が良いものや、酸化・腐食しにくい金メッキの端子を使用したり、スピーカー専用の端子を使用した方が良いのかも知れませんが

結局、デッキからスピーカーまでは車両にもともと付いている配線をご利用するので
まぁ普通のギボシ端子で十分と判断。
(こだわる人は、別途お高いスピーカーケーブルを買ってデッキからスピーカーまで新規に配線したりします。)


↑あとはブラケットに固定されたスピーカー本体をドアに取り付ければ完了。
取り付けには、純正スピーカーを固定していた3本のねじをそのまま使用して固定することが出来ます。

やたら長い配線がごちゃごちゃしているのは、単に整理していないのと・・・


↑せきねさんは、前のスピーカーに付属していたツィーターを取り外さずに継続して使用する為です。
(このツィーターはお気に入りで取り外すのは寂しいので、無駄にダブルツィーター仕様にしてみることに・・・)

ちなみに、日産車へ「ブラケット(インナーバッフルボード)」を取り付ける場合には・・・


↑説明書には「赤丸の部分を切り取って使用してください」と書いてあったのですが

実際のところせきねさんのマーチでは・・・


↑ぎりぎり干渉しなかったので(ドアがデカい3ドア車だから?)、あえて切り取らずにそのまま取り付ける事にしました。

ここまで来たら、あとは音が鳴るかどうかテストをして、内張りを元に戻せばスピーカー交換完了です♪


↑内張りを戻す前にツィーターの向きの調整もお忘れなく。

音については、専門家じゃないので気の効いたコメントは出来ませんが
(そもそも、お安いペラペラのマーチにうっさいマフラー仕様なので、音質も何も語れたもんじゃない・・・)

思っていたよりも低音がしっかりと出ている印象です。
(高音はダブルツィーター仕様にしたのですが特に変な違和感も無くツィーター2つでもいけそうです。高音好きなのでこのままダブルでいきます。)

取り付けに必要なパーツが全てそろっていて、お値段が送料込6,500円と言う点を考慮すれば
十分納得できるよく出来たスピーカーだと思います(音的にもお値段的にも)。

純正のしょぼいスピーカーからお手軽に交換したい人にはとてもおすすめです(価格.comでも常に上位にランクインしていますし)。
カー洋品店だと10,000円前後で、プラス工賃が5,000~10,000円って所じゃないでしょうか。たぶん。
(工賃は高いですが、紹介した通りそれなりの手順と作業が必要なので仕方ないと思います。)

以上、フロントスピーカー交換でした。
これで中島みゆきを爆音で聴いても大丈夫なはず・・・(笑)

購入価格:6,500円(Yahoo!ショッピング)
取付日:2012年5月26日
(この文章は、せきねさんがときどき書く「日記」の2012年5月28日の記事を流用しています)

タイトルとURLをコピーしました