この前高校1年生の時の担任の先生の事を書いたから
今日は高校2年生の時の担任の先生の事です。
高2の時の担任は「家庭科」の先生で背が低くてかわいい先生でした。
高1の時の担任があまりにインパクトあり過ぎたので、だいぶホッとしていました。
昔からひねくれ者だったので、
周りの人が「どうせ大学受験で役に立たない」ってことであまり頑張らない教科(家庭科や保健体育や美術)を
せきねさんは超気合い入れて最優先で勉強していました・・・。
もともと、中学生の頃から家庭科が好きだったんだけど、
高1の時に何気なく文部科学省認定の「全国高校家庭科食物調理技術検定(以後:食物検定)」ってやつを受ける事にしたよ。
せきねさん英語苦手で英検5級すら持ってないし「検定」とか「資格」ってのは無縁だったよ。
(いまだに英検とかトーイック(って名前だっけ?)とか家庭科以外の検定受けた事ないです…)
「英検」とか「漢字検定」とか結構沢山の人が毎回受けていたけど
マイナーな「家庭科」の検定なんて知ってる人少ないし受ける人ほとんどいなかったよ(受験で役に立たないし)。
「食物検定」ってやつは4級から1級まであるよ。
試験は年に2回あって筆記と実技?だよ。
1年生の時に受けた「4級」の実技は確か
30秒間に「きゅうり」の輪切りを2mm以下で50枚以上切ったら 合格!
っていう、「英検」とかではありえないマニアックな検定だよ・・・
コレ簡単そうで意外に難しくて、その時一緒に試験を受けた俺の1コ上の生徒会長だった先輩は
試験本番で「流血」して、15秒ぐらいでリタイヤしたよ・・・
せきねさんは試験1週間前ぐらいからお家で毎日きゅうりを切りまくったよ(毎日キュウリの塩もみ食ってました…)。
だから本番では確か30秒間で94枚ぐらい切って、ぶっちぎりで合格だったよ!(毎秒約3枚…)。
「4級」だけど、合格してかんたんな「賞状」みたいの貰ったら、なんか嬉しくなったよ。
その後、2年生になって担任が家庭科の先生ってこともあって検定を受け続けたよ。
だんだん級が上がると筆記も実技も難しくなってきて、カロリー計算とかもしないといけないよ。
「2級」だか「1級」の時の実技のお題は「50歳代の父親の誕生日に作ってあげる昼食」だったよ・・・。
(何級か忘れたけど「女子高生のお弁当」ってお題の時もあったよ)
試験数週間前にお題を渡されて、
50歳代の男性が「朝食」と「夕食」に食べた食物とカロリーが書かれた紙を貰って
1日に必要なカロリーを計算したり、朝食と夕食で摂取していない栄養素とかを考えて「昼食」を作らないといけないよ。

↑で、色々考えた結果こんな料理に・・・(高校にデジカメを初めて持って行ったのはこの時でした)
「サンドイッチ」と「プリン」と「サラダ?」と「スズキのワイン蒸し」と「ゆで卵」と「スープ」・・・
どう見ても「誕生日の料理じゃないだろ?」って感じだけど、カロリーとか考えてたらこうなったんだもん…。
「サンドイッチ」はちょっと大きくて食べづらいと言うことで減点された(半分に切ればOKだったらしい)。
誕生日と言えば「ゆで卵」に決まってる・・・。
(たまごはビタミン以外のすべての栄養素が含まれているので試験では何かと便利。たまご1個約50g。←4級の筆記で出た)
「スズキのワイン蒸し」は試験本番でフライパンにワインを入れてフタをして火にかけていて
何気なくフタを取ったら「下の方がめっちゃこげてる!」・・・
かなり「やばい」って感じで焦っていたんだけど、
採点するおばちゃんが2人ぐらい常にウロウロしているから、
何事もなかったような顔をしてフタをしたまま火から下ろして、
おばちゃんに見つからないように上手く焦げた下の部分だけ取り除いたよ・・・。
フライパン洗う時もおばちゃんが通り過ぎたのを見て、金ダワシで超ハイスピードで洗ってごまかしたよ・・・。
この試験の時が1番危なかったんだけど、なんとかギリギリ合格でした。

↑デジカメを初めて見た担任の先生と、なんとか合格してVサインしてるせきねさん(調理室にて)。
2年生からは先生から勧められて
「全国高校家庭科被服製作技術検定(以後:被服検定)」ってやつも受け始めたよ。
「被服検定」は「和裁」と「洋裁」があって、せきねさんは何となく「洋裁」をやることにしたよ。
コレも4級から1級まで筆記と実技あって、実技は「縫い物」だよ。
「食物検定」よりさらに超マイナーで2級ぐらいからはせきねさん以外誰も受けてなかったよ・・・
4級が「まつり縫い」とか「なみ縫い」、「ボタン付け」とか基本的なやつで
3級は「エプロン」をつくって
2級は「子供服」をつくったよ。
筆記試験は普通科の高校の授業で絶対出てこない難しい問題だから
試験2週間ぐらい前から先生が貸してくれた家庭科の問題集を気合いで暗記したよ。
「食物検定」もそうだけど「被服検定」は特に沢山練習しないといけないから
毎日、放課後警備のおじさんに追い出されるまで被服室でミシンをカタカタさせていたよ。
「被服検定」は誰も受ける人いなかったから、いつも先生と2人きりの被服室だったよ。
先生はとっても優しくて、料理も裁縫も全く初心者だったせきねさんに丁寧に教えてくれたよ。
裁縫なんて特に先生が実際にお手本としてやってくれるのを見たりしないと出来ないし、とにかく大変だよ。
1人だけしかいないし、誰も検定なんて受ける人がいなければやらなくて済む事なのに
たった1人の検定を受ける変わり者の為に色々教えたり、試験官を呼んだり、日曜出勤したりしてくれたよ。
寒い冬には、広い被服室に1人しかいないのにストーブとかつけてくれたし、
検定とは関係ない大学時代の話とかもしてくれたし、色々話も聞いてくれたよ。
とにかく、先生だから忙しいにもかかわらず、面倒くさがらないで嫌な顔一つしないで、いつも真剣に教えてくれたよ。
ドラマ「高校教師」や「魔女の条件」など、生徒と先生が恋に落ちる、そんな事は実際そうそうありえないけど
でも、生徒が先生を好きになる事は結構あったりするもんだ・・・
せきねさんはそんな担任の家庭科の先生にちょっと「ホの字」だったかも(でたな「ホの字」・・・)。
って言ってもそんなドラマに出てくるような話とは違うのであしからず。
と、言いつつ・・・

↑2人で行った?沖縄。(いや、2人じゃなくて修学旅行だけど・・・)
2人の仲?を知っていたカメラ係の数学の先生を捕まえて撮ってもらいました。
(冗談ですのであしからず。たぶん…)
が、数学の先生が「卒業式まで写真はやらん!」と言って本当に卒業式まで貰えませんでした・・・。
先生が教えてくれる「家庭科」の授業はたぶん人生で1番真剣に受けた授業かもなぁ。
調理実習とかある時は、実習で作る料理を家で何度も練習して、上手く作れるようになってから実習を受けていたもん。
でも、その後
せきねさんが3年生になった時に先生がご結婚されて、ちょっとダメージ大きかった…。
まあ、恋とか愛ってのも少しあったのかもしれないけど、人間的に好きだったんだよ。
3年生になってからも、先生に教えてもらえるし、楽しかったし検定を受け続けたよ(受験勉強はやらなかったけど…)。
進路の事なんて何も考えていなかったけど、一時期「工学部」じゃなくて「保育」とか「家政」系に進学しようって考えていたよ。家のすぐ近くに「東京家政学院大学」ってのがあるんだけど、そこが女子校じゃなくて男も入学できていれば絶対そこを受験していたよ・・・。
んじゃ、ここで高2の夏休みに作ったくだらない物をご紹介・・・
子供が喜ぶ簡単な「おもちゃ」を作れ!って指令が出て、
せきねさんが作ったのは・・・

↑これ・・・
牛乳パックで作った一応「かば」です・・・(「ばか」じゃないよ…)。
4年前ぐらいにとっくに捨ててしまったのですが、なぜか捨てる前にデジカメで撮影しておきました…。
で、
やたらまゆ毛の太い「かば」のおしりに付いているストローから息を吹き込む

↑「ふぅー」と息を吹き込む
そうすると・・・

↑傘の袋で作ったやたらまゆ毛の太い「へび」が出てきます・・・。
(ただそれだけなんだけど…。子供が一瞬で飽きるおもちゃか?…)
作品票より

↑「題:へびさんを食べたかばさん」
工夫したところ・見てほしいところ:かばさんの体は牛乳パックで作った物で、そのかばさんに食べられているへびさんは「co-op」で拝借した傘の袋です。(牛乳パックも「co-op」の物ですが、でもこれはちゃんと買いました。)
高校生の作品とは思えませんな・・・
で、3年生になってからは「食物検定」は1級を取って終わってしまったので
先生とずっと一緒に居たかったし、3年の3学期まで「被服検定」の方を頑張ったよ。
予備校に通いはじめる人、面接の練習をする人、「イミダス」とひたすらにらめこっこする人、赤本をひたすら解く人、色々居たけど、せきねさんはひたすら被服室に通う人だったよ。
3年の2、3学期なんて生徒の進路の事とかでめっちゃ忙しかったんだろうけど、
その合間を見て、ちゃんと教えてくれたよ。
3年の3学期の最後の検定の時は女性用のジャケットを作ったよ。

↑左:モデル役をしてくれた英語の先生に作ったジャケットを着てもらいました。
(ジャケットは裏地とか肩パッドとかマジ大変だった・・・)
卒業式の時は不思議と寂しくなかったよ。

たくさんお世話になって、感謝の気持ちでいっぱいだったし
なんか3年間頑張れた気がして満足だったよ。
で、卒業式の次の日・・・

↑校長室にて(カメラ係:校長…)。
「食物検定1級」と「被服検定(洋裁)1級」の2つを制覇した
変わり者はその年神奈川県で1人だけだったらしくて家庭科の協会が賞状をくれたよ!
後々、調べたら「家政科」の高校とかだと相当メジャーな検定で
家政系への進学には相当有利らしい(大学受験科目免除らしい)。
高校卒業までに
「食物検定1級」と
「被服検定(洋裁)1級」と
「被服検定(和裁)1級」
の3つに合格した人は「3冠王」って呼ばれて、家政科の学生は3冠王を目指すらしい。
せきねさんは「被服検定」は高2の時からはじめたから2冠で終わったけど、
「普通科」の放課後の作業としては結構頑張った方なのかな?
いや、俺は先生と一緒に居たかっただけなんだけど。
うーん、愛の力ってすごいなぁ・・・
先生自身が高校の卒業生で
卒業後も年に1回は役員の総会で会っているよ。

↑今年会った時。
今年別の高校に移られてしまったんだけど、
先生の家庭科の熱心な指導が認められて
今年どっかの新聞社から貰った大きな賞状と大きな盾が高校の応接室に飾ってあったよ。
これからも頑張ってほしいよ。
いい先生に教えてもらえた事がとっても自慢だし、いい思い出だよ。
