薄くてコンパクトなWDのポータブルSSD「My Passport SSD」(分解画像あり)

Mac
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こんばんは、画像データに動画データに音楽データなど日々増え続ける様々なデータの保存スペースの確保に追われるせきねさんです。画像データを沢山取っておいたところで将来何の役に立つのか不明ですが、歳を取ってじいさんになった時にもしかしたら「暇つぶし」に使えるかも知れないので老後の楽しみの為にこれからもアレコレデータを貯め続けようと思います。

さて、PCのデータ保存と言えばひと昔前は「HDD(ハードディスクドライブ)」が主流でしたが、最近は衝撃に強くてより高速な「SSD(ソリッドステートドライブ)」を選ぶ人が増えてきました(お値段も以前よりだいぶ下がって買いやすくなった)。特に小型軽量で持ち運びに便利な「ポータブルSSD」はMacBook等のノートPCのデータ保存先としてだけでなくiPad等のタブレットにも接続する事が出来て使い勝手が良いので需要が伸びているようです。


↑ネットだけでなく家電量販店でもコンパクトで大容量な「ポータブルSSD」が沢山売っているのですが、最近は衝撃への強さや速度だけでなく防水・防じん性能まで持った製品も登場しています(画像はせきねさんの姉用に買った防滴・防じん性能を持つSanDiskのポータブルSSD)。


↑この度せきねさん家でもMacBook Airのお供に「ポータブルSSD」を入手しましたのでご紹介をさせていただきます。例によって無駄にバラバラに「分解」までしていますのでポータブルSSDをお探しの方の参考になれば良いなと思います。

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WDのポータブルSSD「My Passport SSD」


↑せきねさんが購入したのはWD(ウェスタンデジタル)製のポータブルSSD「My Passport SSD」の1TBモデル(WDBAGF0010BGD-WESN)です。


↑製品パッケージ(5年の製品保証が付いています)。ちなみに、せきねさんが購入したのは「ゴールド」カラーですが、製品としては・・・


↑シルバー、ゴールド、レッド、ブルー、グレーの5色から選ぶ事が出来ます。
この製品を実際に手に取る前までは外装はフルメタルだと思い込んでいたのですが・・・


↑裏面はこのようになっており、ボトムケースは金属製ではなくプラスチック製となります(表はアルミ製でかっこ良いのに裏返すと少々がっかり)。まぁ金属よりも傷は目立ちにくいので良しとしましょう。

トップケースは放熱に有利なアルミ製で、中に入っているSSDもWDの低発熱なタイプが入っており、レビューサイト確認すると1TBモデルに400GB程書き込んでも製品の表面温度は45度以下をキープしていたそうです。
ちなみにこのSSDをPCに接続すると、SSD内のデータにアクセスしなくても接続中はずっとSSDがほんのりあたたかく熱を持ちますがそれは仕様です(PCがスリープに入らない限りはずっとあたたかいまま)。どのメーカーのポータブルSSDもほぼ同じなのでそう言う物だと思ってあきらめた方が良さそうです。


↑側面にUSB Type-Cポートが1つある以外はLEDインジケーターすらない非常にシンプルな製品になっています(個人的には最低でもLEDアクセスランプは欲しかったです)。
こちらのSSDは他のSSDと比べても消費電力が非常に少なく、もちろん外部電源不要でUSBケーブル1本で駆動(バスパワー駆動)させる事が可能です。

超短いUSB Type-CケーブルとUSB Type-A変換アダプタが付属


↑製品にはかなり短い「USB Type-C(C to C)ケーブル」とUSB Type-Aコネクタへの「変換アダプタ(C to A)」も付属しているので、Type-Cポートの付いていないPCでももちろん利用可能です。


↑ケーブルは本当に短くてコネクタ部分を入れても16.5cm程の長さしかありません。短過ぎる気もしますが、個人的にはノートPCを使っていると長いケーブルを持て余してしまう事の方が多いので、短くてスマートなケーブルには賛成です。

薄い!軽い!小さい!邪魔にならないコンパクト設計


↑パスモと比べるとMy Passport SSDのコンパクトさが何となく分かってもらえるかと思いますが、非常に小さくてしかも薄い製品で・・・


↑横幅が5.5cm。


↑縦幅が10cm


↑厚みは0.95cmで1cmを切っています。(ちなみに重量はわずか45.7g!)

せきねさんが持っている他のドライブと比べてみると・・・


↑左がThunderbolt 3接続のサムスン製ポータブルSSD「X5」、中央が2.5インチサイズのHDD、右が「My Passport SSD」です。
中央の2.5インチドライブは従来のノートPCの内蔵ストレージとしてよく使われているサイズの製品なのですが、それと比べても非常にコンパクトです。


↑真横から見るとこんな感じ。
Thunderbolt 3接続の「X5」は転送速度が速いせいで発熱も大きく放熱の為にどうしても分厚い設計になってしまっていますが、「My Passport SSD」はThunderbolt 3接続の製品よりも転送速度は劣るものの発熱が小さいおかげで非常に薄い9.5mmと言う厚みに製品に仕上がっています。
(中央の2.5インチのドライブは一番メジャーな9.5mm厚のドライブよりも薄い7mm厚の製品なので薄くは見えますが、外付けドライブとして使用する場合にはこれにケースを取り付ける必要があるので実際の使用時は100mmとか150mm程度の厚みになってしまいます)

USB 3.2 Gen 2接続による1,000MB/秒の高速な転送速度に対応


↑USB接続の中でも高速な部類の接続規格である「USB 3.2 Gen 2(旧称USB 3.1 Gen 2)」に対応しており、対応するPC(ここ数年以内に発売されたMacならほぼ全て対応)に接続すると読込速度、書込速度共に最大で1,000MB/sの速度が出るそうです。

「USB 3.2 Gen 2」接続ではなく「Thunderbolt 3」接続や「USB 4」接続のポータブルSSDであればさらに2倍以上の高速な転送速度が出せるのも事実ですが、ボディサイズや価格も2倍以上になってしまうので「USB 3.2 Gen 2」接続の製品の方がバランスが良くて無難な製品とも言えるでしょう(4K動画をゴリゴリ編集でもしない限り普通に使う分には500MB/s〜1,000MB/sの速度が出れば十分です)。

試しに我が家のMacでストレージベンチマークソフト「AmorphousDiskMark.app」を使って転送速度を計測をしてみたところ・・・


↑「読込速度:最大744MB/s」で「書込速度:最大706MB/s」と言う結果になりました(MacBook Air(M1)にて計測)。う〜ん、残念ながら1,000MB/sには届きませんでした。一応異なるアプリ・・・


↑Blackmagic Disk Speed Test.appでも計測してみましたが結局は似たような値となり、せきねさん家の環境では残念ながら1,000MB/sの速度は出ませんでした。ネットのレビュー記事を見るとWindows環境ですが1,000MB/sを超えている結果もゼロではないので、環境など条件がそろえばそれ位の速度が出るようです(1,000MB/s超えたって人は少ないですが。2TBモデルじゃないと出ない可能性も)。また、インテルチップ搭載のMacと比べてM1チップの搭載のMacだとベンチマーク結果が若干遅くなる傾向があるので、それも影響していると思います(どちらのベンチマークソフトもM1チップにネイティブ対応しているはずなのですが、あえて「Rosettaを使用して開く」にチェックを入れて起動し、Rosettaを経由した方が結果が良くなる事もあるから不思議です)。とは言え700MB/sも出ていれば十分速いですし普通に使っていてストレスを感じる事はまずないでしょう。そもそも速度を求めるならThunderbolt 3接続を選択するのがオススメなので、「USB 3.2 Gen 2」接続としては良しとしましょう(爆速で爆熱になるよりもこれくらいがちょうど良いと思います)。

このサイズでついに超大容量な「4TB」モデルも登場!

発売当初の「My Passport SSD」は500GB、1TB、2TBの3つの容量展開で「このサイズで2TBモデルがあるのか!」とビックリしたのですが、2021年5月にはなんとこの大きさでさら大容量の「4TB」モデルまで発売される事になったそうです。


すげ~なWD。このコンパクトさで4TBの大容量を持ち運べる時代がついに来ましたか。1台あれば何でも保存できてしかも高速・コンパクト、いつかせきねさんも4TBのSSDを使ってみたいです。

WDのポータブルSSD「My Passport SSD」を分解


↑それでは例によって中身を確認しないと気が済まない人なのでポータブルSSD「My Passport SSD(1TB)」を思い切って分解してみます。まずはトップケースとボトムケースの「すき間」に薄いプリペイドカード等を差し込みます。カードを差し込むとわずかですが「すき間」が広がるので・・・


↑4側面全ての「すき間」をある程度広げておきます。


↑その後ツメやヘラなどを「すき間」差し込んで、金属製のトップケースが変形しないようにゆっくりとカバーを開きます。
(カードを差し込む前に少しPCに接続してケース全体を温めるか、ドライヤーで軽く温めると開きやすいです)


↑無事に2枚に開く事が出来ました♪金属(アルミ)製のトップケースが単に「両面テープ」で貼り付けられているだけの構造なので、ここまでの分解は意外と簡単です。


↑真横から見るとボトムケース側(画像右)の内部が山のように盛り上がっている事が分かるかと思いますが、この山の部分に両面テープが貼り付いていたと言う事です。


↑続いてボトムケースからメイン基板とSSD本体を取り外します。こちらも取り外しは簡単で画像中央のプラスネジ1本と画像右のプラスネジ1本の合計2本を取り外すだけです(この製品ネジはこの2本しか使われていません)。


↑これで3枚に開く事が出来ました♪


↑先に書いた通り、ボトムケースは金属ではなくプラスチック製です。ボトムケース底面には黒い(静電防止?)シールが貼られていました。


↑こちらがボトムケースから取り外したメイン基板とSSD本体です。SSDの上には白い大きな「熱伝導シート」が貼られています。


↑真横から見ると中心にある「メイン基板」と「SSD」が熱伝導シートによってサンドされていることが分かるかと思いますが、SSDから出た熱をこの熱伝導シートを介してトップケースやボトムケースへ逃がす作りになっています。


↑白い熱伝導シートを取り外すとこんな感じ。
SSDはメイン基板に「両面テープ」で貼り付けられているので・・・


↑ドライヤー(ナノイー)で軽く温めながら・・・


↑SSDとメイン基板の間にプリペイドカードを差し込んで両面テープをゆっくり切るよう剥がしていきます。


↑はい、これでWDのポータブルSSD「My Passport SSD」を全バラしする事ができました♪

で、分解したから何だって話ですが、市販されている多くのポータブルSSDも結局中身はご覧の通り「SSDケース」+「汎用SSD」(M.2コネクタのPCIe (NVMe)接続のSSD)の組み合わせなんですよと言う事が言いたかったのです。

もちろん、中には・・・


↑汎用SSDを使わずにポータブルSSD専用設計のオンボードSSDを採用しているメーカーもありますが、それはほんとにごく一部です(画像はサムスンのポータブルSSD T7。より小型化する為に専用設計にしたのでしょう)。

My Passport SSDに入っているSSDは「WD BLUE SN550」相当品


↑さて分解したMy Passport SSD(1TBモデル)から出てきたこちらのSSDを見て、マニアな人なら気が付いたかも知れませんが、DRAMレスのスッキリとしたレイアウトのこのSSDって・・・


↑SSD単体で販売されていて発熱が少なくとても人気の「WD BLUE SN550 NVMe SSD」の1TBモデル(WDS100T2B0C)にとても良く似ているのです。


2つのSSDを並べて比較してみると・・・


↑SanDisk製のコントローラーやNANDチップなど明らかに同じ物と言って良いでしょう。

ちなみに「My Passport SSD」をWindowsPCに接続して、CrystalDiskInfoで確認すると・・・


↑「Western Digital SN550E」と表示されるので、中身は間違いなくWD BLUE SN550です。但し完全に同じかと言うとそう言う訳でもなく、末尾に「E」が付いていて区別されていますしファームウェアもSSD単体で販売されているモデルとは異なり、「My Passport SSD」専用のファームウェアになっています。

「My Passport SSD」から取り出したSSDをWindowsPCのマザーボードのM.2スロットに直接取り付けて、ベンチマークソフト(CrystalDiskMark 8.0.1)を使って転送速度を確認したところ・・・


↑「読込速度:最大1,697MB/s」、「書込速度:最大511MB/s」と言う結果になりました。SSD単体で販売されている製品であれば「読込速度:最大2,400MB/s」、「書込速度:最大1,950MB/s」が出るはずなので、それと比べるとかなり遅い結果となっています(書込速度がUSB接続の時よりも遅くなってしまうのは謎です・・・)。


↑ついでに今度は取り出したSSDをThunderbolt 3接続のSSDケースに入れて(←サムスンのポータブルSSD X5を分解したもの。詳細は以下リンク先の別記事参照)、今度はMacでベンチマークをしてみたところ・・・


↑「読込速度:最大1,447MB/s」、「書込速度:最大467MB/s」と言う値となりWindowsPCのマザボに直接接続した時と似たような結果になりました(やはり書込速度が遅く、製品本来のケースで使わないとしっかり速度が出ないようです)。

と言うことで、「My Passport SSD」の中に入っているSSDはSSD単体で販売されている「WD BLUE SN550」と同じ性能が出るわけではなく、USB接続時に最適に動作するようチューニングされたファームウェアが入った別物と考えた方が良さそうです(発熱対策等で若干性能を落としている可能性もあり)。

スピードはともかく「My Passport SSD」を分解して中身のSSDを取り外して他の機器で問題なく読み書きする事ができるのはとても良いことで、万が一USBコネクタや基板側が故障したとしても中身のSSDさえ無事ならデータを救出する事が可能なので何かあった時には役に立ちそうです。

「My Passport SSD」の基板上のメインチップはASMediaの「ASM2362」


↑こちらは「My Passport SSD」のメイン基板です。こちらの面には「USB 3.2 Gen 2」と「PCIe NVMe SSD」を変換して繋ぐブリッジコントローラーとしてasmediaの「ASM2362」チップが使用されていました。


↑「ASM2362」チップであればUSB接続した際でもCrystalDiskInfoなどのソフトを使えばSSDの統計情報「S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)」を確認する事ができ、SSDのエラー情報等を把握して健康状態を監視したり寿命の目安を知る事が出来ます。


↑メイン基板の反対面側。こちらの面に熱伝導シートが貼られており、実はこちらの面がアルミ製のトップケースと接する作りになっていました。分解するまではてっきりSSD本体がアルミ製のトップケースと接しているのかと思っていたのですが、SSD自体は低発熱な製品なのでプラ製のボトムケースで十分冷やせると言う事のようです。

別のSSDを取り付けてケース代わりに使えるの?


↑「My Passport SSD」の中身には「汎用SSD(PCIe接続のNVMe SSD)」が使われていたと言うことはメイン基板上のM.2スロットに市販の別のSSDを取り付ければコンパクトでスリムな「SSDケース」代わりになってしまうのではないか?と期待をして、ちょうど手元にあった・・・


↑サムスン製のSSD「PM981a(MZ-VLB1T0B)」(←HPやDELLのPCを分解すると出てくる組み込み向けのマイナーなSSD)をメイン基板のM.2スロットに取り付けてMacに接続してみたのですが、結果としてはMac側で全く認識ができませんでした。

メイン基板上にLEDすら付いていないので、通電しているかどうかも判断しづらいのですが、USBケーブルを接続するとSSD自体は発熱して熱くなっていたので通電はしているようですが、Macでディスクユーティリティ.appを起動してもPM981aを全く認識できませんでした。下手するとどちらもぶっ壊れそうで怖かったのであまり深追いしませんでしたが、接続さえ出来れば何でも動作すると言う訳ではないようです(少々クセの強いSSDを接続したのが悪かった気もしますが、市販のSSDケースを使うとPM981aでも特に問題なく認識するので、やはり組み合わせ的にダメなようです)。

そもそも、SSDによって消費電力が大きく異なり・・・


↑SN550の消費電力が3.3V(ボルト)で1.7A(アンペア)なのに対して・・・


↑PM981aは3.3V(ボルト)で2.8A(アンペア)と元から入っていたSSDよりも1Aも大きくなっているので電力不足で使えなかったのかも?知れません(消費電力の少ないSSDなら認識する?)。
但し、もともと低発熱なSSDが取り付けられていた製品に、他の爆熱・爆速なSSDを取り付けて動作したとしてもとても発熱に耐えられるとは思えなのでMy Passport SSDの「中身を入れ替えてケース代わりに使用する」と言うのはあまり現実的ではないようです。

Win・Mac・iPadの全環境で使うには「exFAT」形式にする必要あり

ポータブルSSDは他のPCやタブレットなどとデータのやり取りをしたり共有できたりして便利なのですが、Windows、Mac、iPad、Linuxの全ての環境でデータの読み書きができるようにするには、SSDを「exFAT」と言うファイル形式でフォーマットしておく必要があります。


↑ポータブルSSDを接続した状態で[アプリケーション]-[ユーティリティ]-[ディスクユーティリティ.app]を開きます。


↑ディスクユーティリティ画面(うっかり他のデバイスをフォーマットするとデータが吹っ飛ぶので、関係ないデバイスはあらかじめMacから取り外しておきましょう)。


↑メニューバーより[表示]-[すべてのデバイスを表示]をクリックします。


↑左側にあるサイドバー内の[外部]ツリーにある「WD My Passport 264F Media」をクリックします。


↑ウィンドウ上部の「消去」ボタンをクリックします。

注意:消去を実行するともちろんSSD内に保存したすべてのデータが消えてしまいます。


↑消去確認画面が表示されるので必要に応じて「名前」を変更し、「フォーマット」形式で・・・


↑「exFAT」を選んで「消去」ボタンをクリックすれば、ファイル形式を「exFAT」に変更出来るはずです(「方式」についてはGUIDパーティションマップのままでOK)。

ちなみに購入直後は「exFAT」形式になっているはずですが、中古品やWindowsでうっかりNTFS形式でフォーマットしてしまい、MacやiPadで使用できなくなってしまった場合には上記の手順で「exFAT」形式にフォーマットしなおしてみてください。
但し「exFAT」形式だと「Time Machine(タイムマシーン)」の保存先としては使用できません(他のデバイスでは使用せずMacだけで使うのであればAPFS形式がおすすめです)。

MacBook AirとポータブルSSDを合体!


↑さて、今回購入したWDの「My Passport SSD」は奥さま用のMacBook Airの外付けドライブとして使用する為に購入したのですが(写真.appのデータが膨大でMacBook Airの内蔵SSDだけでは収まり切らない為)、あまりPCに詳しくなくて何かと面倒くさがり屋の奥さまがPCと一緒に毎回ポータブルSSDを持ち運んでくれるとはとても思えません。

と言う事で、奥さまがPC使用時に絶対忘れずにポータブルSSDも持ち運んでくれるように・・・


↑こうしてみました(笑)。そう、どうせこのポータブルSSDは奥さまのMacBook Air専用で他のデバイスでは使用する予定がないので・・・


↑3Mの超強力な「両面テープ」を用意して(3M「あとからはがせる超強力プレミアゴールド(KRG-15))・・・



↑SSDの裏面に超強力「両面テープ」を貼り付け、MacBook Airに接着したと言う訳です。


↑小型・軽量な「My Passport SSD」だからこそ出来る便利な技です。
超強力な両面テープなのでケーブルを抜き差しをしてもビクともしません。


↑それに「My Passport SSD」は厚みが1cmを切る程に薄いので、ノートPCに貼り付けても極端に出っ張る事もありませんし、液晶画面の背面に貼り付ける事で机の上のスペースも犠牲にならず、ノートPCを膝の上に置いて使う際にも邪魔になりません(内蔵SSDの容量が少ないMacを買ってしまった人でも、これを貼り付ければストレージが増やせます!)。

両面テープで固定すると「他のデバイスで使えなくて困る」と言う方には・・・


↑ノートPCの画面裏に貼り付けて使用する「ポケット」のような小物入れがネットで売っているので、そちらもおすすめです(最近これ流行っています)。

USB Type-Cケーブルも最小化


↑「My Passport SSD」付属のUSB Type-Cケーブルは必要最小限の長さでこのままでも十分使い勝手が良いのですが、さらにUSBケーブルを短くスリムな物に変更したらもっと便利かも?と考えて・・・


↑追加でこんな物を買ってみました。Ezo「USB-C to USB-C 短い【0.15m フラット】データ転送・充電ケーブル(EZO-FPC-CtoC)」です。


↑ケーブル本体はこんな感じ。細くはありませんが出っ張りのない短くて薄いケーブルです。


↑安いケーブルを買うと単に充電しかできず速度が全然出ないケーブルも多々あるのですが、こちらはUSB 3.2 Gen 2接続(10Gbps)にも対応しているケーブルなので、高速なSSDを接続してもしっかり速度が出るケーブルです(Thunderbolt 3接続のSSDでも使用できました)。


↑ケーブル超はコネクタ部分も含めて全長13.4cm。


↑「My Passport SSD」付属のUSB Type-Cケーブルよりもさらに3cm程短いケーブルです。
長いケーブルはいくらでも売っていますが、このような短いケーブルってあまり売っていませんし、かさばらないので持ち運びが楽で非常に便利です。


↑購入したEzoの短いUSB Type-Cケーブルで接続するとこんな感じ。


↑SSDの位置をずらせばケーブルの出っ張りをもっと小さく出来そうに見えますが、ある程度ケーブルに余裕を持たせておかないとノートPCの液晶画面が開かなくなるので(笑)これぐらいが限度です。

元の「My Passport SSD」付属のUSB Type-Cケーブルと比べてみると・・・


↑「My Passport SSD」付属のUSB Type-Cケーブル。


↑Ezoの短いUSB Type-Cケーブル。
う〜ん、わずかにスッキリ感は出ましたがぶっちゃけ大差無かったですね(笑)。
まぁ、短いUSB Type-Cケーブルは1本携帯しておくとポータブルSSDに限らず色々な機器と接続する際に役に立つと思います。

まとめ


↑WDの「My Passport SSD」を実際に使って色々調べた結果、非常に良く出来た製品だなと感じました。分解画像を見ての通り中身のSSDも自社製(WD製)の低発熱・低消費電力で定評のあるSSD(SN550)が使用されており十分信頼が出来ますし、何より必要最低限のコンパクトボディは画像で見る以上に使い勝手の良いサイズで、これで1TBや2TBさらには4TBものデータを持ち運べてしまう事は驚きです。他社製品の中にはこの製品よりも横幅がさらにスリムな製品も存在はしていますが、何度も書いたようにSSDはかなりの熱を発するので小さければ小さい程良いと言う訳でもなく、一定の放熱性を考慮した最小限の大きさである事が重要なので、そう言った意味でもこちらの製品はSSDメーカーならではのバランスの取れた良く出来た製品なのではないかと思います。