ドルフィンアンテナを取り付ける

Z12キューブ
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こんばんは、クルマの「ラジオアンテナ」は「短い(ショート)アンテナ」よりも「長い(ロング)アンテナ」が好きなせきねさんです。
以前まで乗っていたマーチのアンテナは・・・


↑こんな感じ・・・(笑)
いつもアンテナバリバリの異常な感じで走っていました(アンテナ自体をボディ同色に自家塗装)。
後ろの4本のV字型アンテナはアナログTV用のアンテナなので、地デジに移行後はその役目を終えたのですが、あえてアンテナを取り外さずにドレスアップパーツ的なノリで「飾り」としてそのまま残していました(配線自体は根元からぶった切ってしまったので完全なダミーです・・・笑)。
小さいクルマだったのでアンテナがあった方が大きく見えるし、パッと見のインパクト(「何だコレ?」感)があって、個人的にはとてもにぎやかな感じでお気に入りでした。

そして、
現在乗っているキューブのアンテナはと言うと・・・


↑完全ノーマル状態です(しょぼーん・・・)。
いや、V字型アンテナの予備があるのでキューブもアンテナバリバリの状態にしようかと計画していたのですが、キューブはマーチよりも天井(ルーフ)が高いので、小さ目の立体駐車場やちょっとしたゲートのある入口、あまり管理されていない林道のたるんだ「枝(えだ)」などにひっかかるんじゃないかと心配したり、洗車機に入れる度にアンテナを縮めたり伸ばしたりするのも天井が高いと一苦労だなとアレコレ心配して、結局ノーマル状態のまま2年が経過してしまいました。

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Z12キューブにK12マーチ用のロングアンテナをつけてみたけど

一応、前のK12マーチに付いていたラジオアンテナは・・・

↑根元から取り外して「いつか何かに使えるかも?」と念の為保管していました(貧乏性)。
(K12マーチの純正ラジオアンテナってやたら長くて好きなのよね)
ちなみに、このアンテナのロッド接続部分は・・・


↑M5サイズのボルトが使われており、付けようと思えばZ12キューブにも付けることが出来ます。
と言うことで試しにキューブに付けてみる事にしました。

まずは・・・


↑ノーマル状態。

そして、これをK12マーチ用のロングアンテナに交換すると・・・


↑長っ!(笑)
「ロングアンテナ」好きなせきねさんとしてはビジュアル的に面白いので結構好きなのですが、見ての通り車両後方にかなりはみ出てしまっています。
普段止めている駐車場が集合住宅のベランダの前にある関係で、このままだと洗濯物を干す時にアンテナが邪魔になりそうなので残念ながらNGです。

一応「角度」を変更することもできるので、車両後方にはみ出ないように真上に向けてみたところ・・・


↑こんな感じ・・・。
アンテナだけ真上に大きく飛び出ていてラジコンカーみたいです。


↑正面から見るとこんな感じ(細いので分かりづらいですが)。
う~ん・・・ロングアンテナ好きのせきねさんですが、自分が求めているものと何か違う・・・
アンテナの位置が車体の端ではなく中央のど真ん中にあるせいで、直毛ロン毛の波平みたいな感じになってしまい見た目がイマイチなので却下と致します・・・
(後はブーメランアンテナとかも好きなんですけど、絶対車検に通らない・・・)

Z12キューブに使えそうなアンテナを探す

そんなこんなで、
大好きなロングアンテナをあきらめて、ノーマルの短いアンテナをしょんぼり使っていたのですが、やっぱり何かしらカスタムしないと気が済まない人なので、キューブに乗っている他の方の情報を調べてみたところ・・・

リーフ用のアンテナがキューブに使える!


↑リーフ用のラジオアンテナをキューブに付けている方がいらっしゃいました♪


↑リーフ専用にデザインされたアンテナですが、キューブにも加工無しでそのまま簡単に流用(ポン付け)が出来るのです。アンテナ自体程良い長さですし純正品と言うことで感度が落ちたりする心配も無さそうです。何の特徴も無いキューブのアンテナよりも先端にワンポイント付いたリーフのアンテナは他と違っておしゃれな感じでとてもいいと思います♪

で、リーフのアンテナにしようかなと思ったのですが
アンテナのカスタムには他にも選択肢があって、
これまでのアンテナカスタムの定番といえば「ショートアンテナ化」が定番でしたが

ここ数年は・・・

時代は「ドルフィンアンテナ」へ


↑イルカみたいな形のアンテナに交換する「ドルフィンアンテナ」化が流行っています。
(かぶせるだけで簡単に取り付けが出来るらしい)
「イルカ」さんだけでなく「サメ」さんみたいな形をした「シャークアンテナ」も販売されています。

もともとは・・・


↑BMWやらベンツやらの高級外車のアンテナがこんな形のアンテナになっているので、庶民のクルマのアンテナもそれっぽくしちゃおうと言った感じで販売され出したドレスアップパーツです。

個人的に以前までは
「庶民の安いクルマに外車風のドルフィンアンテナを付けると、いかにもウソくさくて似合わないかも?」
と考えていたのですが
最近はお高い外車に限らず・・・


↑トヨタの「AQUA(アクア)」(後期)は最初からシャークアンテナが純正採用されていますし・・・


↑日産の「ノート e-POWER」もノーマルではロッドアンテナですが、グレードの高い・・・


↑「NOTE nismo(ノートニスモ)」だと、シャークアンテナが標準装備されています(ジュークニスモもシャークアンテナ)。

「ドルフィンアンテナ(及びシャークアンテナ)」はそのデザイン性だけでなく(空気抵抗も計算されていそう)、立体駐車場で邪魔にならなかったり、洗車機に入れる時にわざわざ折りたたまずにそのままブチ込めたり(カミナリにうたれにくかったり、鳥さんが止まりにくかったり・・・)と実用性も兼ね備えており、一般大衆車も含めクルマ用アンテナのスタンダードになりつつあるようです。

と言うことで、ロングアンテナ化を断念したせきねさんは
キューブに「ドルフィンアンテナ」を取り付ける事にしました。

後付けの「ドルフィンアンテナ」で一番メジャーで一番売れているのが・・・

ビートソニック社の製品が対応車種もカラーも豊富でオススメ


↑Beat-Sonic(ビートソニック)社のドルフィンアンテナシリーズ」です。

ドルフィンアンテナシリーズ ポール式アンテナを交換しスタイリッシュに大変身!|
ポール式アンテナの土台に接続することにより受信を可能にしたアンテナです。 棒アンテナしか付かなかった車にドルフィンアンテナの装着が可能になります。

ビートソニック社のアンテナで最も嬉しいポイントは・・・


↑「トヨタ・スズキ・ニッサン・スバル・ホンダ・マツダ」など各自動車メーカーの純正ボディカラーにあらかじめ塗装した状態でアンテナを販売しているのです!(純正カラーシリーズ)


↑対応車種も豊富で、新型車向けのカラーも随時発売されています。
(とにかくカラーが豊富なので、日産などのディーラーの店頭でビートソニック社のドルフィンアンテナを販売している店舗もあるくらいです。)

また「形状」についても・・・


↑様々な形状のアンテナが用意されています。
(但し、ボディカラーと形状を組み合わせると無限の商品数が必要となるので、メーカーや車種により選べる形状は限られます。)

ドルフィンアンテナに限らずビートソニック社からは様々なタイプのアンテナが販売されており、Webサイト上で「車種」から適合する製品の検索ができますし様々な製品があって見ているだけで面白いので、興味のある方はぜひ一度ご確認ください。

「塗装済」のカー用品ってほとんどの場合で売れ筋の「ブラック/ホワイト/シルバー」の定番カラーしか用意されておらず・・・


↑インパル社のエアロアンテナも定番の3色のみです(まぁ全色用意したら在庫が大変な事になるのは十分分かりますが)。


マイナーカラーの車に乗っているユーザーは何をするにもいつも未塗装品を買ってわざわざ塗装する必要があるので、ビートソニックさんのように豊富なボディカラーの製品を用意してくれる姿勢はとてもいいなと思いますし、ユーザーにとっては大変嬉しくありがたいなと思います。

と言う事で、色々気に入ったので・・・

ボディカラー同色に塗装されたキューブ用のドルフィンアンテナを購入


↑ビートソニックの「ニッサン純正カラーシリーズ FM/AMドルフィンアンテナ(Type 4)」(FDA4N-RBC)を購入!
定価10,400円(税抜)ですがネットだと税・送料込みで8,000円前後で買うことができます。
(カラーや形状によって値段は異なります。カー用品店でも売っています。)
せきねさんの乗っているキューブのボディカラーは、比較的マイナーな「ラグーンブルー」と言うカラーなのですが・・・


↑「ラグーンブルー」もしっかり販売されていました♪(嬉しい~!ありがと~!)
但し、ラグーンブルーは日産車としてはとっくに販売を終了しており現行カラーでは無い為、こちらのカラーのドルフィンアンテナは生産終了となり「在庫限り」のようです。現行カラーではないクルマの場合は急いだ方が良さそうです。

欲しいカラーが「生産終了」だった場合は、純正カラー以外にも・・・


↑「カーボン調」や無難な「ブラック」なども用意されているので、こちらを選択するのもアリだと思います。


↑パッケージ前面。


↑パッケージ裏面。


↑中身はこんな感じ。


↑太さの異なる「M4、M5、M6」サイズのネジ(ボルト)が付属しています。


↑こちらは「アルコールクリーナー」。両面テープで貼り付ける前にアルコールクリーナーでボディをキレイにしてワックスなどの油分を取り除く脱脂作業に使用します。


↑ドルフィンアンテナ本体。


↑こちらの形状は「Type4」ですが(ラグーンブルーはType4のみ)、丸過ぎずカクカクし過ぎずそれでいて存在感もある素敵なデザインです♪


↑裏側。
取り付けは「両面テープ」で貼り付けるだけなのでとてもシンプルです♪


↑内部のアンテナ線は先端が見えないくらい奥まで伸びていました。
長いアンテナ線がらせん状に巻かれた「ヘリカルコイル方式」のアンテナで、小型でありながら必要十分な感度を維持できるそうです。


↑アンテナ線の根元部分。根元の部分も見えないくらい奥までアンテナ線が伸びています。


↑接続端子部分。端子には金メッキが施されています。


↑この角度から見ると・・・


↑内側の両面テープの貼り付け面よりも、外側の黒い「ゴムクッション」の接地面の方が段差的により高くなっており、素人目に見ると「段差があるけど、この両面テープちゃんと貼り付くのかな?」と心配になりがちですが、実際に取り付け作業をしてこの段差には2つの利点があることが分かりました。

・利点1つ目:ボディに軽く置いただけでは両面テープがボディに貼り付かないので細かい位置合わせが行いやすい。
・利点2つ目:アール(カーブ)のついたルーフでもゴムクッションがルーフ形状にフィットするので様々な車種に対応することができる。

この後、実際に取り付け作業を見ていただければこの利点が分かると思います。


↑ゴムクッション自体は柔らか過ぎず硬過ぎずの程良い弾力と厚みがありました。

ちなみに、Amazonやみんカラ等のレビューでは「両面テープが弱い」などのコメントが結構ありましたが、せきねさんが買った製品はについては、そのような事は一切無く手順通りにしっかり作業を行えば、簡単に剥がれてしまう事は無いと感じました。


↑こちらは製品に付属の「型紙」。
せきねさんが買ったモデルは「FDA4」なので内側の切り取り線を使用します。


↑作業前にあらかじめ切り取り線にそってカットしておきます。


↑切り取り線は製品よりもひと回り大きくなっています。

ちなみにこちらの製品の塗装の「色合い」について
ボディ上に乗せて実際に比べて見たところ・・・


↑ご覧の通り「ラグーンブルー」については、純正ボディカラーにぴったりの色合いでした(良かった♪)。

ネット上ではカラーによっては「色が合わない」と言う情報もあったので少し心配していたのですが「ラグーンブルー」は全然問題ありませんでした。他のボディカラーについては実際に比べてみないと何とも言えませんが、純正のバンパーでさえボディと色味が違うことがあったりしますし(下地の樹脂の色(黒ゲル、白ゲル)によっても見え方が異なったりする)、ルーフは日焼けにより色落ちしやすい場所でもあるので、多少の色の差が出てしまう可能性はあるのかなと思います。

ドルフィンアンテナを取り付ける前にやるべき事

さて、
せっかくの「ボディカラー同色」の製品と言うことで
アンテナとして両面テープで固定してしまう前に少しだけ遊んでみようと思います♪

まずは・・・


↑「ボンマス(ボンネットマスコット)」なんてどうよ?(ビジュアル的に結構アリかも?)
ボンネットに置くだけで急に雰囲気が変わるから不思議です。
ドルフィンアンテナを買った人は楽しいので絶対やるべし(笑)


↑何の特徴も無かった・・・


↑「バックカメラカバー」が素敵な「ドルフィンバックカメラカバー」に大変身♪


↑こんなエアロなバックカメラカバーは見た事ないし、実際にカメラ自体がスッポリ入る大きさも備えています。


↑ボディ同色のバックカメラカバーって結構いいお値段したりするので「ドルフィンバックカメラカバー」も案外アリかも?知れません。

以上、アイデア次第で色々使えそう?なので皆様も貼り付ける前に必ず少し遊んでみてください(笑)

ドルフィンアンテナを取り付け方法

さてさて、脱線しましたが
いよいよ取り付け作業に入りたいと思います。
(冬など寒い日は両面テープが貼り付かないので、暖かい日や気温の高い時間帯に作業を行いましょう)
まずは・・・


↑純正のラジオアンテナの横に置いて、ドルフィンアンテナの大きさを何となく把握します。

そして・・・


↑アンテナ周辺や型紙を貼る場所の汚れをしっかり落としてキレイにします。
(普段ワックスがけ等をする場所なので、台所用洗剤などを使ってそれなりにお掃除をして油分を落とさないと両面テープが全然貼り付きません。)


↑純正ポールアンテナを前方に倒します。


↑純正ポールアンテナを取り外します(くるくる回せば外れます)。
で、本来はこの状態でアンテナ接続端子を固定するのですが、作業しづらかったので・・・


↑車両アンテナボス部のネジ穴を後方に向けました。(最終的に前方に向ければよし)
ネジ穴が汚れている場合は感度が落ちるので汚れを取りましょう。


↑付属の「アルコールクリーナー」を使ってアンテナ周辺(特に両面テープを貼る位置)をキレイに拭いて油分を取り除きます(脱脂)。


↑せきねさんはコーティングをした直後だったので念の為パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)を少しだけ布に吹きかけて両面テープが貼り付く位置だけを軽く拭いて「脱脂」作業を行いました。
(パーツクリーナーは強力で、あまりゴシゴシすると塗装が剥がれるので軽く拭いて油分が取れればOKです。)


↑付属のネジ(ボルト)を使って、車両アンテナボス部にアンテナ接続端子取り付けます。
(Z12キューブはM5(直径5mm)のボルトを使用します)

アンテナを接続したら、この時点で・・・


↑カーラジオがしっかり受信できる事を必ず確認しましょう。
(両面テープで固定してから「受信できない・・・」となるとダメージがデカいです・・・)

神奈川県民のせきねさん的には「NACK5(FM 79.5MHz(埼玉))」がクリアに聞こえたので「アンテナ接続良し!」と判断しました(笑)


↑接続端子の取り付け作業の為に後方に向けていたネジ穴を前方に倒します。


↑ドルフィンアンテナを車両アンテナボス部にかぶせアンテナの位置決めを行います。
アンテナの位置に合わせて型紙もマスキングテープで車両に固定します。
(せきねさんは、前後方向はなるべく後方で車両アンテナボスとドルフィンアンテナが内部で干渉しない位置にして、左右方向は型紙に書いてある線を目安にボディの中央に来るように型紙を固定しました。)

位置決めが完了したら、いよいよ・・・


↑両面テープの剥離紙を剥がします。
強力な両面テープで、一度貼り付くとなかなか剥がれないので慎重に作業を行います。


↑両面テープが貼り付かないように、そ~っと型紙の中心に軽く置きます。
先に説明したように、軽く置いただけでは外側にあるクッションゴムのおかげで両面テープはボディに接しないので、この状態で最終的な細かい位置調整を行うことが可能です(この製品良く出来てます)。

最終的な位置が決まったら・・・


↑アンテナを真上から1分以上強めにボディに押さえ続けて、両面テープをしっかりと密着させます。
(撮影の為に片手で押し付けていますが、両手でしっかりボディに押し付けましょう)

アンテナ自体はかなり強度があるようで、結構力を入れて押し付けても割れる心配はありませんでしたが
ボディ(ルーフ)の方は意外とペコペコなので(クルマのルーフってそんなものです)、手加減せずに気合いを入れて押し付けるとボディの方がヘコむので注意しましょう。ボディがヘコむと本人がヘコみます・・・


↑念入りに2分ぐらいしっかり押さえ続けている怪しいせきねさん・・・(撮影:奥さま)

で、しっかり接着させると・・・


↑クッションゴムが「ハの字」につぶれて、型紙にあったすき間がほとんど無くなっているのが分かると思います。(クッションゴムの変形分を考慮して、型紙の切り取り穴はひと回り大きくなっていたのです(この製品良く出来てます)。)


↑型紙を外すとこんな感じ。
クッションゴムがすき間無くボディに密着しています(これなら雨も入りません)。

しっかり密着していることが確認できたら、最後に・・・


↑脱脂作業により油っけが無くなってしまっている状態なので、ワックスやコーティング剤などでボディやアンテナを保護しておきましょう。

クッションゴムの様子を両面テープ「接着前」と「接着後」で比べてみると・・・


↑両面テープ「接着前」の軽く置いただけの状態。
黒いクッションゴムが全然つぶれていません。


↑両面テープ「接着後」の(しっかり押し付けた後の)状態。
黒いクッションゴムが「ハの字」につぶれています。

さらに、おまけで・・・


↑接着から一週間後の状態。
一週間の間に寒い日や雨の日もありましたが、変わらずにしっかり密着しているのが分かります。


↑こちらも接着から一週間後の状態。剥がれる様子もなくクッションゴムがしっかり「ハの字」をキープし続けています(かなり強力な両面テープです)。

以上、ここまでの取り付け手順の詳細については
製品に付属の・・・



↑「取扱説明書」にしっかり書いてあります。

実際に取り付け作業を行なった感想としては「取扱説明書」に書かれている手順に従ってしっかり脱脂や接着作業を行えば、簡単に剥がれてしまうようなことはまずないと感じました。

色々書いてはありますが、結局のところ一言で言えば「端子を接続して両面テープで貼れ!」ってだけです(笑)
「位置決め」については型紙を使った細かい作業が面倒で嫌だって人は、だいたいそれっぽい位置に何となく貼り付けてあげれば良いだけで(でも1分間強く押さえ続ける接着作業だけは必ず行いましょう)、基本的にはお手軽でとっても簡単なドレスアップパーツです。

ドルフィンアンテナへ「交換前」と「交換後」で比較

ではでは、「交換前」のノーマルアンテナと「交換後」のドルフィンアンテナを比較してみると・・・

↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。


↑「交換前」。


↑「交換後」。

どうでしょう?
交換前後で比べると、ボディ同色ではない純正のポールアンテナはあまり存在感がありませんが、交換後のドルフィンアンテナの方はそのデザインによりアンテナとしての存在感はありますが、ボディ同色なので社外品を付けた時にありがちな不自然さや違和感はあまりありませんし、言わなければ「標準装備品」だと思いこむ人も少なくないでしょう。

個人的にはドルフィンアンテナやシャークアンテナは、ルーフの後方が下がっているセダンが一番似合うと思うので、ルーフが真っ平らなキューブに取り付けると「アンテナだけ飛び出てしまいデザイン的に浮くかも?」と心配していたのですが、ドルフィンアンテナの緩やかな曲線デザインとボディ同色塗装のおかげで、真っ平らなルーフのキューブにも十分マッチしている気がします。
(後ろから見た時にアンテナだけ飛び出るので「おぼっちゃま君」感はありますが、これはこれで面白いし今後リアウイングなどを取り付けると、見え方も変わってくるのかなと思います。)

と言うことで、
現在使っている純正アンテナを簡単にデザインの良いアンテナに交換ができるビートソニック社の「ドルフィンアンテナシリーズ」は誰にでもオススメできる商品です。

保安基準に関する注意点

但し、
1つだけ大きな注意点があって・・・

取扱説明書を見ると・・・


↑「純正アンテナが、運転者の位置(Rポイント)より前方にある場合は、取付けできません。」と書いてあります。
つまり、純正アンテナが前方に付いているクルマの場合は、保安基準による取付位置の制限により取り付けNGとなります(車検に通らない)。

Z12キューブの場合で考えると・・・
実はキューブの純正アンテナは2種類あって・・・


↑ガラスルーフ付きのキューブはアンテナが車両後方に付いていますが(せきねさんはこちら)・・・


↑ガラスルーフ無しのキューブは車両前方の運転席側にロングアンテナが付いているのです。

ガラスルーフ無しのキューブに付いている純正アンテナは・・・


↑K12マーチのアンテナと同じものなので、ドルフィンアンテナ自体の接続は画像の通り可能なのですが(M5のボルトを使用)・・・


↑アンテナの位置が非常に「微妙(グレーゾーン)」な位置となっております。


↑運転者の前方といえば前方だけど、真上と言えば真上です・・・。

「運転者の位置(Rポイント)」とは?

そもそも、説明書に書いてある
「運転者の位置(Rポイント)」って正確にどの位置なのでしょうかね???
そして「Rポイント」って何だ???(楽天ポイント?

って事で、
国土交通省のWebより保安基準の第18条「別添22 外装の電波送受信用アンテナの技術基準(PDF)」とか言う長くて難しい文章を確認してみたところ・・・


↑「「Rポイント」とは、各着座位置について自動車製作者等が定め、三次元座標方式に基づいて決定する設計点をいう。」と書いてありました・・・。

この説明では「具体的にどこ」なのかさっぱり分からないので、
この後「別添30 座席及び座席取付装置の技術基準(PDF)」とか言うさらに長くて難しい文章を確認してみたところ・・・


↑「「Rポイント」とは、別紙1に定義するシーティングレファレンスポイントをいう。」と書いてありました。

つまり「Rポイント」=「シーティングレファレンスポイント」と言う事のようです。
(やはり「楽天ポイント」ではなかったようです・・・

でも「シーティングレファレンスポイント」って何だよ?
って話なので、しぶしぶさらに別紙1を確認してみたところ・・・


↑「「シーティングレファレンスポイント」とは、各着座位置について製作者等が定め、三次元座標方式に基づいて決定する設計点をいう。」と書いてありました・・・
(おい!この記述一番最初と同じで振り出しに戻ったぞ・・・笑)

ですが、
「シーティングレファレンスポイント」の説明のすぐ上に「ヒップポイント」と言うキーワードがあり・・・


↑「ヒップポイントは理論上はシーティングレファレンスポイントと一致する」と書いてありました!
(「ヒップポイント」=「シーティングレファレンスポイント」と考えて良さそうです。)

そして「ヒップポイント」については・・・


↑ 「図1 三次元マネキンの各部分の名称」で説明されており・・・


(↑三次元マネキンは衝突実験などで活躍する彼の事らしいです(左の子))


↑ようやく「ヒップポイント」(つまり「シーティングレファレンスポイント(=Rポイント)」)とは、この位置(赤矢印)である事が分かりました!(長かった・・・)

よって、ガラスルーフ無しのZ12キューブの場合は・・・


↑純正アンテナが「Rポイント」より前方にあると思われるので、残念ながら取付けはNGと考えて良いでしょう。(この画像は運転席にいる女性がかなり前方に座っているので微妙と言えば微妙ですが、自動車製作者が定めたRポイントは恐らくアンテナより後ろだと思われます。)
どうしてもドルフィンアンテナを付けたい場合は、アンテナなんてルーフに穴を開ける勇気があれば付けられるので、純正アンテナはそのまま残すか取っ払って(シールを貼っておけばたぶん誰も気がつかないと思う・・・)、ドルフィンアンテナを後ろに増設するのもありかなと思います。

取り付け後のキューブの画像

さて、「Rポイント」を調べるだけでとっても疲れましたが(読んでる方も疲れそう・・・)
最後に、取り付け後の画像をご覧ください。

まとめ

こちらの製品はもちろん・・・

↑「車検対応品」となっています。

そして、これからは・・・


↑洗車機に入れる時にアンテナを倒す必要が無くなったのが何気に嬉しいポイントです(これ結構便利♪)。
ノーマルのポールアンテナは細かい溝があって砂ぼこりがたまりやすかったのですが、ドルフィンアンテナなら溝なんて無いし洗車やワックスがけ、コーティング作業もボディ同様にサッと拭くだけで済むので楽そうです♪

「ドルフィン(シャーク)アンテナ」は純正採用が増えつつありますし、デザインだけでなく実用性もあり、取り付けも比較的簡単なのでアンテナのカスタムに興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。