こんばんは、最近数回に渡ってクルマのナンバープレート周りの記事を書いているせきねさんです。
いや、最初は1つの記事に全部をまとめて書くつもりでいたのですが、書き出してみたら話が長くなったと言うか、撮り貯めた画像があまりに多過ぎる関係で「詰め込み過ぎるよりも別記事に分けて書いた方が読んでくださる方も楽だろう(ついでに書く方も楽だろう)」と言う事に気が付き、小分け・小出しで記事を書いております。
今日はナンバープレート周り最後となる「ナンバーステー」についてのお話です。
前回の日記では日産純正オプションとして販売されている・・・
↑本アルミ製の「ナンバーフレーム」を取り付けた記事を書きましたが、今回はこのナンバーの設置位置をほんの少しだけ変更しようと思います。
ナンバープレートの取り付け位置はノーマル状態よりも、ほんの少し前へ出し、ほんの少し高く設置してあげると立体感が出ると言うか存在感・カスタム感が増して、パッと見の印象がカッコ良く見えるようになると個人的に勝手に思っているので、今回は「ナンバーステー」を追加して、ナンバープレートの位置をほんの少し前へ、ほんの少し高い位置へ変更してみようと思います。
(チャラく言うと「チョイ出し・チョイ上げ」加工と言ったところでしょうか・・・)
「チョイ出し・チョイ上げ」できるステーなんてほぼ売っていない
せきねさんが求めている製品はナンバープレートを「チョイ出し・チョイ上げ」出来る製品なのですが、
Amazonで「ナンバーステー」をキーワードに商品を検索をすると・・・
↑こんな「チョイ出し・チョイ下げ」する製品が出て来たり・・・
↑「チョイ出し・チョイ曲げ」する製品だったり・・・
↑「モロ出し・モロ曲げ」する製品ばかりで・・・
せきねさんが求めるような「チョイ出し・チョイ上げ」の製品が全然出て来ないのです!
どれもヤンキー向けっぽい製品が多くて、中年サラリーマンにはちょっと理解が出来ないのですが
そう言えば、その昔・・・
↑「チョイ出し・チョイ曲げ」と「モロ出し・モロ曲げ」のステーを組み合わせたイカれた車両があった事を覚えていらっしゃいますでしょうか?・・・(お前だろ)
↑今見るとすげーなコレ・・・17年前の日記を読むと約8cm程飛び出してるそうです(あえて記事へのリンクは貼りませんが・・・)。
まぁ、そんなだった奴が今度は「チョイ出し・チョイ上げ」のナンバーステーを探しているのでございます。
輸入車向けの汎用ナンバーステーにたどり着く
「チョイ出し・チョイ上げ」できるナンバーステーをひたすら探した結果、最終的に・・・
↑こんなステーにたどり付きました。
何だか「チョイ出し・チョイ上げ」出来そうな感じの程よい大きさ、程良い厚さのステーでしょ?
こちらのステーは元々は輸入車向けの製品らしく、日本のナンバープレートを取り付ける為のネジ穴が用意されていない車両に、このステーを取り付ける事でナンバープレートが設置可能になる汎用ナンバーステーとの事。
材質はスチール製でそのままだとすぐにサビそうなので(いや購入時点ですでにサビてるし)・・・
↑お家にあった適当なスプレーで(これ以上サビないように)塗装しておきました。
どの程度ナンバーの位置をずらせるの?
このステーを使うとどの程度「チョイ出し・チョイ上げ」出来るのかと言うと・・・
↑ステーの厚みが15.5mmあるので「15.5mmチョイ出し」が出来て・・・
↑上下のボルト穴の位置に22mmの差があるので「22mmチョイ上げ」が出来る事になります。
うん、程良い「チョイ出し・チョイ上げ」感です。
取り付けには少しだけ加工が必要
但し、このステーはそもそも輸入車向けで、国産車へ取り付るのには少々加工が必要で・・・
↑ナンバープレートを取り付ける為のネジ穴にはしっかり「M6」のボルトが取り付けられるようにネジ穴にタップ(ネジ山)が切ってあるのですが・・・
↑車両側へ固定するために使うネジ穴にはタップが切られておらず、しかもM6のボルトが入りません(M5のボルトなら入る)。
つまり、ステーにナンバープレートを取り付けることは可能ですが、このままではステーをバンパーに固定することが出来ないのです。
と言うことで・・・
↑M6(←直径が6mm)のボルトが入らない方のネジ穴に6mmのドリルをぶっ込んで・・・
↑M6のボルトが入るようにネジ穴を少し大きく加工しておきました。これでステーを車両に取り付けられるはずです。
って、このステーを買ったのも加工をしたのも以前マーチで「チョイ出し・チョイ上げ」をした2013年のお話となります。ナンバーに立体感が出てなかなか良かったので、今回このステーを再利用してキューブへ取り付ける事にしました。
車両にステーを取り付けてナンバーを「チョイ出し・チョイ上げ」する
ではでは、車両に加工した輸入車用のステーを取り付けてみようと思います。
↑まずはナンバープレートを固定しているボルトをプラスドライバーを使って取り外します。
封印のある後ろ(リア)側とは違い、フロントはドライバー1本で取り外しができるのでとても簡単です♪
(ステーの取り付けなど整備の為に自宅駐車場でナンバーを取り外す分には問題ありませんが、ナンバープレートを取り外した状態で公道を走ると違法なので、ほんの少しの距離でもうっかり取り外した状態のまま走行しないように気を付けましょう。)
↑続いて、ステーをM6のボルト(元々ナンバーを固定していたボルト)で車両に固定します。
ご覧の通り、ステーを取り付ける事によってナンバーを固定する為のネジ穴の位置をほんの少し(22mm)高くする事ができました(チョイ上げ)。
たったコレだけで意味あるのか?って気もしますが、あまり目立たない(目を付けられない)程度がちょうど良いのです。
↑横から見るとこんな感じ。ステーによってほんの少し(15.5mm)前に出す事ができました(チョイ出し)。
そしてナンバープレート(ナンバーフレーム付き)を取り付けると・・・
↑こんな感じです。
ナンバープレート型に凹んだバンパーの溝と比べればナンバーが少々上に上がっている事が分かるかと思います。
↑真上から見るとこんな感じ。本当にチョイ出しで「ナンバーボルト」と「バンパー」のすき間が極わずかしかないので、ナンバープレートをステーに固定する際は少し短めの「ボルト」を使用する必要があります(長いボルトだとバンパーに刺さります)。
↑せきねさんはM6x12mmのボルトを使用しました(ボルトの頭も入れて測っているので15.8mmになっていますが)。ナンバーフレームの厚みやバンパーの形状によってはM6x15mmのボルトでもいけるかも?知れません。
「ステー無し」と「ステー有り」で比較
取り付けた「チョイ出し・チョイ上げ」用のステーの有り・無しで見た目がどの程度変わるのか「ステー無し」と「ステー有り」で比較をしてみます。
どうでしょう?
ほんのわずかな変更なのですが、比べてみればナンバーに立体感が出ている事が分かってもらえるかなと思います(だから何なんだって話もありますが・・・)。
個人的な見解ですが、ナンバーを「チョイ出し・チョイ上げ」する事でフロントのノッペリ感が消えて(スッキリ感も消えますが・・・)、ノーマル状態とは異なるカスタム感が出て個人的には気に入っています。
(頑張ってピカールでみがいてツヤを出した日産純正オプションの本アルミ製ナンバーフレームも少しは目立つようになったかなと思います)
取り付け後の画像
↑ステーはブラックに塗装したのでサビにも強いですし、横から見た時もブラックの方が目立ちません。
ステーを少し曲げれば、ナンバーを傾けることも可能だとは思いますが、このステーはスチール製でえらい頑丈なので、固過ぎてそう簡単には曲がりません。せきねさんも少し頑張ってみましたが1度か2度程度しか曲げられませんでした。逆に言えばステーとしての剛性・耐久性はピカイチだと思います。
車検には通る?
↑そもそもこのステーは、輸入車に日本のナンバープレートを取り付けて車検対応にする為のステーなので、車検はまず問題は無いでしょう。
ボルトでしっかり固定されていますし、わずか1.5cm程度しか出っぱらず(3cm以上突出だと車検NG)、あまりに地味で目立たないので、ステーの存在にすら多分気が付かないと思います。
せきねさんもこのステーを取り付けた状態でこれまでマーチ、キューブ共にディーラーでの点検や車検などを複数回うけましたが、指摘された事は一度もありません。とにかくステーが控え目の薄さ・高さなので、全然問題ないようです(と言うか気が付いていないのでしょう)。
セイワからついに「チョイ出し・チョイ上げ」出来るステーが登場
せきねさんはこの輸入車向けのステーを2018年にキューブに取り付けたのですが(のんびり屋さんなのでブログのネタになるまで2年かかった)、当時はナンバーを「チョイ出し・チョイ上げ」するには輸入車向けのステーを流用するぐらいしかアイテムがなかったのですが、2020年に入りついにカー用品のセイワ(SEIWA)からナンバーを上方向に移設出来るアイテムが発売されました。
(う〜ん、どうやらせきねさんのおかしな感覚にやっと世の中が追い付いて来たようです・・・笑)
その製品が・・・
↑セイワの「オフセットナンバーステー(K421)」です。
「SUV x 4WD ワイルドナンバーステー」と書いてあり、SUV向けみたいです。
↑ステー本体はこんな感じ(ボルトとナットも付属)。軽量でサビに強いアルミ製でブラック塗装されています。
画像の通り、ボルト穴はどちらも長穴加工がされているので・・・
↑ナンバーの高さを約20〜50mmの範囲でUPできるそうです。20mmUPにすればせきねさんが取り付けた輸入車向けのステーと同じ控え目の高さにもできますし、50mmの「モロ上げ」にも対応しています。
また、製品サイズは「高さ69mm × 幅230mm × 奥行15mm」との事で、奥行きに関してはせきねさんが取り付けた輸入車向けのステーとほぼ同じです。
↑ですがステーは軽量なアルミ製なので、多少力を入れれば手で曲げられるので、傾きについては調節が可能だと思います。
↑製品パッケージ。
これから「チョイ出し・チョイ上げ」をしたい方はこちらのステーを買った方が色々簡単で便利そうです。
チョイではないけどナンバーを上げる製品は他にも存在
この記事を書く際にナンバープレートを上方向へ移設できるナンバーステーについて色々調べてみたところ、他にも上げられる製品が見つかって・・・
↑タニグチの「アップナンバーステー2」です。
こちらは謎のせきねさん基準で言うと「モロ出し・モロ上げ・モロ曲げ」に属する製品で、ナンバーを55mmも上方向に移設する事ができるそうです。前方へどの程度出っ張るのかは製品サイズが書いていないので分かりませんが、ナンバーが約15度も傾くとの事ですので、それなりに出っ張ると思われます。ただ、素材はサビに強くて丈夫なステンレス製でそこまで分厚くは無いので、多少力を入れれば角度を変更する事は可能だと思います。
あと、大手からもう1製品が出ていて・・・
↑CUSCO(クスコ)の「アジャストナンバーステー(00B 550 AL)」です。
こちらは上方向に上げるだけの製品で(前には出っぱらず、傾きも付かない)、ナンバープレートの位置を上方向へ35mm/45mm/55mmの3段階にアップさせる事が可能です。
但し、前方に出っ張らない関係で上方向に段差や障害物がない車両でのみ使用可能です(キューブの場合はバンパーにある段差にぶつかってしまうので、スペーサー等をかまさないと取り付けられません)。
こちらの製品の本来の目的は・・・
↑ナンバープレートを上方向にスライドさせて、フロントグリル(ダクト)の開口面積を大きくする事で、より多くのフレッシュエアーをラジエーターへ送り込み冷却効率をUPさせる目的の商品となります。
う〜ん、なるほど。個人的には単に見た目を変える為だけにナンバーを上方向へ移設したのですが、どうやら「チョイ上げ」にはそのような機能的な効果も期待できるようです。逆に考えると下手にナンバーを下げて開口部を塞ぐと冷却効率が落ちると言う事です。
まとめ
ナンバーステーと言えばこれまでは「曲げる」か「下げる」為の物と言うイメージが強かったのですが、最近は「上げる」商品がナウでトレンディーになりつつあるのかも知れません(そうか?)。取り付けも比較的簡単ですし、ステーのお値段もクルマのパーツとしては安い方なので、見た目を少し変えてみたい方や冷却効率を上げたい方はナンバーステーの取り付けにチャレンジしてみてください。