アッパーマウント(ショックの先端)のサビを除去してインシュレーターキャップを取り付ける

Z12キューブ
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こんばんは、2015年の春に中古車として購入し・・・


↑かれこれ3年半が経過した我が家のキューブです。
我が家には何かとちょうど良いサイズのクルマで(大き過ぎず小さ過ぎず)ファミリーカーとしてとっても役に立っています。

せきねさんは以前はあまりマメに洗車をする人ではなかったので
前のクルマは塗装が薄くなってハゲてしまった箇所もあったのですが、
キューブに買い換えてからはなるべく1ヶ月か1ヶ月半ごとに洗車&コーティングをするように心がけているので
とりあえず3年半経過しましたが、比較的キレイな状態をキープ出来ている気がします。

(洗車とコーティング方法については以下の日記を参照)

なるべくキレイな状態をキープできるように洗車とコーティングをしてみる
こんばんは、マーチから・・・↑キューブに乗り換えたせきねさんです。新しい愛車ということで、納車後しばらく楽しく乗っていたのですが少し汚れてきたし、これからポンコツになるまで何年もお世話になるつもりなのでなるべくキレイな状態をキープできるよう...

また、前のクルマは「エンジンルーム」がホコリだらけでしたが、
キューブに乗り換えてからは、洗車後に時間的余裕がある時はボンネットを開けて「エンジンルーム」内も軽くお掃除するようにしているので
中古車を購入した直後とエンジンルーム内の状態を比べてみても・・・


↑3年半前のエンジンルーム(2015年4月撮影)。


↑現在のエンジンルーム(2018年11月撮影)。
そこそこキレイな状態をキープ出来ています♪

(と言っても、下手に触ると危ないので見える範囲を、KURE(クレ)の「ENGINE ROOM LOOX(エンジンルームルックス)」を使って拭き上げるだけです。

(エンジンルームルックスについては以下の日記を参照)

セルボのバッテリー交換をしてエンジンルームをお掃除する
こんばんはお正月に奥さまが1週間程群馬の実家に里帰りしていたので、群馬までクルマで奥さま(とお子さま)をお迎えに行って来たせきねさんです。そして群馬へ行ったついでに・・・↑奥さまのお母さまが通勤用に使用しているスズキのセルボ(奥さまの元愛車...

ですが、エンジンルーム内を見る度に毎回「気になる箇所」があり、それは・・・

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アッパーマウント部分に水がたまりショックの頭がサビる

せきねさんがエンジンルーム内で気になっている場所は・・・

↑こちらの「アッパーマウントブッシュ(ストラットインシュレーター)」部分です。


↑ゴムブッシュが「お皿」のような形状になっているので、強い雨の中を走行したり、洗車機に入れたりするとこの部分に「水たまり」が出来るので・・・


↑ショックの先端部分が「サビ」てしまうのです。
いや、ボンネット開ける度にタオルでたまった水を吸ったり拭いたりして気を使っていたのでまだ大したサビではありませんが。

ちなみにショックとは、足回りに付いている・・・


↑こんな形状の「ショックアブソーバー」と言うパーツの事で、サビが出始めていたのはこのパーツの先端(赤矢印)部分です。

ショックもアッパーマウントも交換できる部品で消耗品と言えば消耗品なので
先端が多少サビた所で、大した問題ではなく特に気にしなくても良いのですが
ただ、たっぷり水たまりが出来ている時もあり、何もせずに放置しておくと固定している「ナット」からもサビが出始めて全体的に「サビるんるん」状態となり最終的にサビだらけの水が・・・


↑群馬県にある「伊香保温泉の源泉」の・・・


↑「噴出口(鉄分たっぷり)」のような状態になって・・・


↑流れ出すと面倒なので、まだ症状が軽い今の内に手を打っておこうと思います。
(伊香保温泉に大変失礼ですがm(._.)m)

いや、イマイチ何言ってるかよく分からないって話ですが
実際ネットで「アッパーマウント サビ」で画像検索をしてみると・・・


↑伊香保温泉の噴出口レベルに達している方もおられるようで(特に日産リーフでは雨水がたまりやすく問題になっている)、何となく何を言っているのか分かってもらえるかなと・・・。

日産純正「インシュレーターキャップ」と言う専用のフタがあるらしい

さて、ショックの頭の「サビ」対策をしようと思いますが、そもそもなぜサビてしまうのかと言うと・・・


↑ショックの先端もアッパーマウント(ゴムブッシュ)も「お皿」のようになっており、ここに「水」が溜まりやすいからサビてしまう訳で、この部分に「フタ」をして雨水が侵入しないようにすればサビの発生も進行も抑えられるはずです。

メーカーである日産もとっくの昔からこの問題をしっかり把握しており
車種により水のたまりやすさは異なりますが、でもアッパーマウントの形状自体はどの車種もほぼ同じ「お皿」型なので
この部分への水の侵入を防ぐ為の「フタ」が実は日産純正部品として用意されているのです。
(車種や年式によっては標準装備されている場合もありますが、例によってお安い大衆車にはもちろん標準装備はされていません・・・)

で、その日産純正の「フタ」というものが・・・


↑こちらの「インシュレーターキャップ」と呼ばれるパーツです。
(画像はキューブで使用できる部品番号「54330-ED000」で1つ368円とのこと)


↑ずっとコレを買おうと思っていたのですが、なんだかんだで後回しにしていたらどんどんサビが進行し、ヤバイと焦っていたらキューブを卒業する方がせきねさんにプレゼントしてくださいました!どうもありがとうございましたm(._.)m

ネットでパーツに刻印されている部品番号を検索してみたところ・・・


↑Amazonでも購入することができるようです(1つ389円)。
値段の異なる他車種向けものキャップも販売されていますが、せきねさんがいただいた部品番号「54330-ED000」は・・・

・適合車種:AD/AD エキスパート,NV200 バネット,ウイングロード,キューブ,キューブ キュービック,ティーダ,ティーダ ラティオ,ノート,ブルーバード シルフィ,マーチ,リーフ
・適合型式:AK12,AZE0,BGZ11,BK12,BNK12,BNZ11,BZ11,C11,E11,G11,JC11,JY12,K12,KG11,M20,NC11,NE11,NG11,NY12,SC11,SJC11,SNC11,SZC11,VAY12,VJY12,VM20,VY12,VZNY12,Y12,YGNZ11,YGZ11,YK12,YZ11,ZE0,ZE11

となっており、幅広い車種で使用する事ができるようです。


↑真上から。


↑裏側。


↑裏側(別の角度から)


↑真横から。真横から見ると「くぼみ」があります。


↑直径は64mm。


↑内側部分の直径は44mm。


↑くぼみ部分の直径は42mm。


↑フタの下側は13mmの高さがありました。


↑キャップの中央には小さな穴が空いています。
(この穴をふさいでいる方もいますが、これは空気穴らしく嘘か本当か分かりませんが「穴をふさぐと走行中にショックやブッシュに圧がかかった際に内部の空気の抜け道がなくなってキャップごと取れる」と言っている方もいたので、とりあえずそのまま使おうと思います。)

キャップ取り付け前のサビ取り作業

さて、サビ対策の為に「インシュレーターキャップ」を取り付けようと思いますが、その前にまずは・・・

↑サビが拡大しないように「サビ取り作業」を行おうと思います(画像は比較的サビが少ない運転席側)。

サビ取り作業

まずは・・・


↑粗めの紙ヤスリ(100番)を使って表面のサビを可能な範囲で削り落とします。

今回は軽いサビだったので紙ヤスリで対応できましたが、サビがひどくて取りにくい場合は・・・


↑ワイヤーブラシ(鉄製の歯ブラシみたいなやつ)を使ってガリガリすると取りやすいと思います。

で、ある程度サビが落ちたら、今度は・・・


↑Holts(ホルツ) の「サビ取りクリーム(ラスト・リムーバー)MH124」を使います。



↑パッケージ裏面。


↑サビの表面に「サビ取りクリーム」を塗ります。


↑助手席側もたっぷり塗って10分程放置します。

10分程経過したら・・・


↑ボロ布で「サビ取りクリーム」を拭き取ります。


↑ショックの穴は細い棒を突っ込んで拭き取りました。

拭き取り後は・・・


↑こんな感じ(助手席側)。


↑運転席側はほぼ赤サビが無くなりました!
軽いサビだったのでキレイに取れましたが、サビがうまく取れない場合は、何度か繰り返してくださいとのこと。

汚れ落としとサビの再発防止作業

サビ取り作業で赤サビが消えたら、アッパーマウントのゴムブッシュに付着した汚れや、お皿の底にたまったゴミが気になるようになったので・・・


↑ゴム部分にも使えるKURE(クレ)の「ENGINE ROOM LOOX(エンジンルームルックス)」を使って・・・



↑せっかくなので、ゴム部分もお掃除します(サビ取りクリームをしっかり取り除く意味も込めて)。
プシュっとムース状の泡を出したらボロ布で拭き上げるだけなのでお手軽です。

拭き上げると・・・


↑こんな感じ。お皿の底の方にあった汚れもキレイに落ちました♪

あとは、再びサビが発生しないようにサビ止めとして・・・


↑KURE(クレ)の「グリースメイト ペースト(万能グリース)」を・・・


↑赤サビが発生していたショックの先端部分に塗っておきました。
これで多少水が侵入しても、しばらくはキレイな状態をキープしてくれることでしょう。

サビ取り作業が面倒な場合はサビチェンジャーがお手軽

さて、せきねさんは「軽いサビ」だったのでサビをキレイに落としてグリスで防錆処理をしましたが、サビ取り作業が面倒臭いと言う方や、サビの量が多過ぎてサビ取り作業なんてしていられないと言う方は・・・


↑Holts(ホルツ) のサビを取らずにサビを止める「サビ転換剤(サビチェンジャー)MH116」がオススメです。
画像はせきねさんが10年以上前に買った旧パッケージ品ですが、現在も品番は同じです。



↑こちらは新パッケージの裏面。

赤サビ部分にこのサビチェンジャーを塗るだけの作業で科学変化により「赤サビ」を「黒サビ」に変換し、科学的に安定した黒サビの酸化膜によりボロボロの状態になる赤サビから保護してくれる、とっても便利な製品です(まぁ、サビてる事に変わりはありませんが、悪いサビから良いサビに変えてくれると言うこと)。

サビ取り作業が面倒な場合は、これを塗って黒サビに変えてからインシュレーターキャップを付ければとってもお手軽です。
(安いクルマに長く乗っていたおかげで、気が付いたらサビ取り用品が充実していました・・・)

インシュレーターキャップの取り付けと取付前後の比較

サビ取り作業と防錆処理が終わったら、最後に「インシュレーターキャップ」を取り付けます。


↑はい完成!(運転席側)


↑(助手席側)
って、パコッとハメるだけですけどね・・・。

アッパーマウントのゴムブッシュに・・・


↑突起があり、この突起部分にインシュレーターキャップのくびれた部分がハメこまれる事により、程良くパコッと収まってくれます。

取り外しに関しても、素手で(すき間にツメを入れれば)簡単にパコッと取り外す事が出来るので、定期的に内部の様子をチェックしたい人には便利です。

ではでは、「サビ取り前」と「サビ取り後」と「キャップ取付後」で比較してみると・・・


↑「サビ取り前」


↑「サビ取り後」


↑「キャップ取付後」


↑「サビ取り前」


↑「サビ取り後」


↑「キャップ取付後」


↑「サビ取り前」


↑「サビ取り後」


↑「キャップ取付後」


↑「サビ取り前」


↑「サビ取り後」


↑「キャップ取付後」


↑「サビ取り前」


↑「サビ取り後」


↑「キャップ取付後」

うん、やっぱり「インシュレーターキャップ」が付いているとスッキリ感があります。
(こんな素敵なパーツが標準装備されていない事が非常に残念です・・・)

まとめ

「インシュレーターキャップ」は取り付けが簡単ですし
(車種によってはアッパーマウントが奥まった部分にある場合あり)
しかも「これぐらい標準装備にしておいてよ~」ってくらいのお求めやすい価格で、サビ対策としての機能はもちろん見た目も良くなるとっても便利なアイテムです。

できればサビが発生する前にこの「インシュレーターキャップ」を取り付けるのが一番のオススメですが、
すでにショックの頭やアッパーマウント部にサビが発生してお困りの方も、このパーツをうまく活用してみていただければと思います。

とっても役に立って満足度も高いナイスなパーツを譲ってくださった方、どうもありがとうございましたm(._.)m