JAFも使っているマサダの油圧ジャッキで久しぶりにタイヤ交換

Z12キューブ
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こんばんは、半年ぶりに有給休暇を取って年末年始に11連休をいただいたせきねさんです。毎年有給休暇を使い切れずに捨てているので「今年はもっと休みを取ろう」と年の初めに毎年思うのですが、何だか「休みます」と言い出す勇気がなくて結局「仕事があるだけありがたい」と思って休みを取らずに働いてしまいます。まぁ自分はそれで良いかも知れないですが、家族には何だか申し訳ない気持ちになるので今年は程良く休めると良いなと思います。

さて、年末に3ヶ月半ぶりに「洗車」をしたので・・・


↑もうすぐ3歳になるお子さまとクルマで公園に遊びに行って来ました(いつもクルマが汚いので洗車をすると出かけたくなる)。
お子さまが生まれてここ3年は冬でもずっと「夏タイヤ」のままだったのですが、今シーズンは実家にずっとしまい込んでいた「スタットレスタイヤ」を久しぶりに引っ張り出して頑張ってタイヤ交換をしてみました。

以前クルマ通勤をしていた頃はいつ雪が降っても大丈夫なように毎年スタットレスタイヤに交換していたのですが、現在はクルマ通勤をしておらず住んでいる海老名市もほぼ雪が降らないので冬用タイヤが無くても困らないのですが、でもやっぱりスタットレスタイヤを履いているとお出かけ中や帰省中(神奈川の山奥と群馬)に多少雪が降っても何とかなる気がして安心感があるのは確かです。

ただ、普段全く運動をしない中年サラリーマンなのでタイヤ交換作業が体力的に年々しんどくなり「今年は(めんどくせーから)夏タイヤのままでいいかぁ〜」ってな感じで、気が付いたら3年もスタットレスタイヤをしまい込んでいいました。でも貧乏性なので「せっかく買ったスタットレスタイヤが勿体ねーな、今年こそ使うベーよ」ってな感じで重い腰を上げて装着したという訳ですはい(嫌だわオッサンって・・・)。

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JAFのロードサービスカーにも搭載マサダの「油圧ジャッキ」

今まで「タイヤ交換」を行う際は、クルマに最初から付属している・・・


↑くるくる回すタイプの手動式パンタグラフジャッキを使っていましたが、これが地味にパワーが必要で若さがあった時は大した作業ではなかったのに、オッサンになると一箇所は頑張れてもタイヤ4本を交換し終わるとほぼ全体力を奪われてヘロヘロになってしまう訳です(嫌だわオッサンって・・・)。

と言う事で、少しでも楽してタイヤ交換が出来るようにと購入したのが・・・


↑マサダ製作所の「油圧シザースジャッキ」(EMSJ-1000)です。


↑これ本当に便利♪いや、クルマいじるなら「油圧ジャッキ」ぐらいもっと早く買っておけよって話ですが、本当にその通りでこれ若者・オッサン関係なく便利で何で今まで買わなかったのだろう?って感じで20年前に買っておけば良かったと思えるアイテムです(今さらでも買って良かったです)。

マサダのパンタグラフ式ジャッキ「MSJ-850」と「MSJ-1000S」


マサダ製作所の「シザースジャッキ」(パンタグラフ式ジャッキ)には最大使用荷重の異なる2種類のジャッキがあり、左が最大使用荷重850kgの「MSJ-850」で、右が最大使用荷重1,000kgの「MSJ-1000S」です。せきねさんは買う時にとても迷ったのでこの2種類の違いを説明していきます。

適応車両総重量は「1,500kg以下」と「1,800kg以下」


↑最大使用荷重としてはMSJ-850が「850kg」、MSJ-1000Sが「1,000kg」となっていますが、ジャッキ1つでクルマを完全に宙に浮かせる訳ではなく、ジャッキをかけた反対型のタイヤは地面に接地しているはずなので、実際に使用可能な車両総重量の目安としてはMSJ-850が車両総重量「1,500kg以下」、MSJ-1000Sが車両総重量「1,800kg以下」となっています。

せきねさんの乗っている日産キューブ(Z12)の場合、車検証を見ると・・・


↑「車両総重量:1,495kg」となっており(微妙)、ギリギリMSJ-850で大丈夫そうですが、大は小を兼ねるしこの車重なら個人的にはMSJ-1000Sがオススメです。

MSJ-850は「プラケース」、MSJ-1000Sは「スチールケース」


↑ジャッキ本体を格納するケースが異なり、左がMSJ-850の「プラスチック製」ケースで、右がMSJ-1000Sの「スチール(鉄)製」ケースです。スチール(鉄)製ケースの方が頑丈で長持ちするとは思いますが鉄製なのでケースだけで2kg前後あり、ジャッキ本体が約6kgとかなり重い事もあり、軽いプラケースも魅力的です。

ただし、MSJ-850のプラケースには少し難点があり・・・


↑ケースに対してジャッキ本体をこの画像の向きで格納する作りになっているのです。このままケースを閉じ・・・


↑ケースをこの画像の向きで持ち歩いたり保管したりすると、ジャッキ本体は90度傾いた状態になってしまうのです(持ち手が上となるこの画像の状態で保管したくなりますが、保管時はケースを寝かせて保管してくださいとのこと)。油圧ジャッキと言うことで正しい向きで保管しないとポンプにエアが入ったりパッキンの劣化等でオイルが漏れ出す可能性がある訳で、軽いプラケースは便利ですがこのケースの向きだけは要注意です。

ジャッキ本体のサイズはほぼ同じ


↑MSJ-850の方がコンパクトなのかと思いきや比べてみると実は大きさにほとんど差はなく、奥行きがMSJ-850が117mmなのに対し、MSJ-1000Sが120mmと3mmの差があるだけで、幅はどちらも390mmと同じ、高さも121mmで同じです。ただし重量はMSJ-850が5.5kgなのに対してMSJ-1000が5.8kgと300gの差があります。

ハンドルのサイズが異なる


↑MSJ-850のハンドルが長さ375mm(重さ約400g)なのに対し


↑MSJ-1000Sのハンドルは2段階の伸縮式になっており、縮小時は380mmで・・・


↑ 伸長時は645mmまで長く伸ばすことができます(ハンドルの重さは約500g)。てこの原理でハンドルが長い方が操作力がより軽減されます。

最低高さや持ち上げられる高さも同じ


↑最低の高さはどちらも同じ121mmで、普通の車なら十分入ると思いますがシャコタン(車高短)なヤン車には厳しいかも知れません。


↑最高の高さもどちらも同じ381mmまで上がります。


↑但し安全の為に上昇停止線の頭が見えたらハンドル操作を止めて下さいとの事で(画像は少し上昇させ過ぎ)、この上昇停止線の高さは363mmとなります。


↑製品カタログの仕様。操作回数や油量も同じです。この表の「総質量」はたぶんMSJ-850は「本体+ハンドル」の重さでケースは含んでいないと思われ、MSJ-1000Sはスチールケースを含んだ重さになっていると思われ少々わかりづらいです。


JAFロードサービスでも採用

マサダのシザースジャッキは日本製で、製品カタログにも記載がありましたがJAFのロードサービスカーにも必ず搭載されているジャッキとの事で信頼性も高く、怪しい安物ジャッキを買って後悔するよりは、多少お高くてもマサダのジャッキを買っておいた方が安心して長く使えると思います。

↑ちょっと古いですが2017年のトラスコのオレンジブックの紹介ページ。

他ブランドのOEM品も沢山あり


↑マサダのジャッキを検索すると別ブランドなのにそっくりなジャッキや型番やケースの色が微妙に異なる製品が出て来るかと思いますが、それらは全てマサダのOEM品です。ジャッキその物は同じですし値段も大して変わらないのでケースの色で選ぶのもありかも知れません。画像のオレンジ色ケースはトラスコの「TSJ-850」。

↑こちらの青色ケースはマツキの「MHSJ-850DX」。


↑黒色(ダークグリーン?)のケースはダイイチの「DPJ-850DX」。


ケース無しでジャッキ本体だけを販売してくれているエヒメマシンさん


↑せきねさんが購入した「EMSJ-1000」は愛知県にあるエヒメマシン(EHIME MACHINE)さんが販売しているモデルでこちらはなんと・・・


↑「ケース無し」モデルとして販売している製品で、ケースが無い分少しお安いのです!(ありがたい)

KTCの工具箱「EKP-3」にシンデレラフィット

ジャッキ本体を収める「ケース」が無いと何かと不便なのですが、KTCの工具箱がケース代わりになるらしいとの事で・・・


↑KTC(京都機械工具株式会社)の片開きプラハードケース「EKP-3」を買いました。


↑中皿が付属していますがこちらは使用しません。


↑マサダのジャッキを入れてみると見事にジャストフィット!(ジャッキのハンドルもしっかり入ります)しかもこのケースならジャッキを傾ける事なく水平に収納して持ち運びができるのです。


↑ちなみに、この向きで入れるとケースの取っ手部分(青矢印)が邪魔をして蓋が閉まらなくなるのが欠点です。
このケース(EKP-3)の対荷重は「18kg」までと書いてあるのでジャッキを入れても壊れる事は無いと思いますが、でもジャッキを入れて持ち上げると結構な重さになりますし中身が固定されている訳ではないのであまり派手に振ったりしない方が良さそうです(KTCなので大丈夫だとは思いますが、安物の工具箱を持ち上げたらロックが壊れて中身が全部散らばった事があり、それ以来重たい工具箱を持ち上げるのが怖い・・・)。
ケース本体の重量は1.2kgと軽量で、プラケースなのでサビないし角が丸くてとても取り扱いやすく気に入っています。

ジャッキの使い方(ざっくり)

以下ざっくりですが、ジャッキの使い方です。

  1. パーキングブレーキをしっかりかける
  2. ギヤをAT車の場合は「P」に、MT車の場合は「ロー(またはバック)」に入れる
  3. 作業する反対側のタイヤに「輪止め」をする(前輪を交換するなら反対側の後輪に、後輪を交換するなら反対側の前輪に輪止めをする)
  4. 交換予定のタイヤを車体側面の下に置く(万が一ジャッキが倒れた時の保険)
  5. 車両の「ジャッキアップポイント」を確認し、ジャッキの「受金」が垂直に当たるように設置します

    ↑キューブの「ジャッキアップポイント」。

    ↑こちらです。
  6. ジャッキUPする前のタイヤが設置している状態で「ナット」をほんの少し緩めておく
  7. ジャッキUPする

    ↑ハンドル先端の「溝」を・・・

    ↑リリースバルブに差し込み、時計回りに(右へ)回してバルブをしっかり締めます。
    ↑バルブを締めた状態。
    ↑ハンドルをハンドル受けに差し込み・・・

    ↑時計回りに回してロックします。
    ↑ハンドルを上下にキコキコしてジャッキUPします。

    ↑気持ち良いくらいに簡単にジャッキUPできます。

    ↑楽に持ち上がるので調子に乗って無駄に高く上げ過ぎてしまいがちですが(前輪だけでなく後輪も持ち上げられそうな勢い)、あまり高く上げてもバランスが悪くなり危険なのでタイヤ交換ができる程度までにしておきましょう。
  8. 「ナット」を取り外してタイヤを交換します
  9. タイヤを付けたらナットをジャッキに負担がかからない程度まで締めます(仮締め)
  10. ジャッキDOWNします

    ↑リリースバルブをゆっくりと反時計回りに(左へ)1mm〜2mm程度回してバルブを緩めると車体の重さでジャッキが下がります。
    ↑バルブが緩んだ状態。何も知らないと1回転ぐらい緩めるのかと思いがちですが、急に回すと車体が一気に落ちて来て危険です。慎重にゆっくりほんの少しだけ緩めます(0.5mm程度左へ回しただけで車体が下がり始めます)。
  11. ナットをしっかり締めます(本締め)

    ↑ジャッキDOWNすると安心してしまい意外とナットの「本締め」作業を忘れがちなので、走り出す前にしっかり固定されていることを確認しましょう。

取扱説明書

詳細な使い方は取扱説明書を参考にしてください。

↑せきねさんが購入したEMSJ-1000の取扱説明書。

ガソリンスタンドで2,000円程度でやってくれるらしい・・・

もともと若い頃に「節約」をする為に自分でタイヤ交換をするようになった訳ですが、最近は近所のガソリンスタンドでも・・・


↑予約をすれば2,000円でタイヤ交換してくれるらしいので(LINEメッセージより)、1本あたり500円と考えれば、ぶっちゃけ自分で交換するよりお願いしちゃった方が実はトータルコストパフォーマンスが良いのではないかと思ったりもします(笑)。だって工具代も必要ないし時間もかからないし何より体力減らないし(無理して自分でタイヤ交換する時代ではないのかも・・・)。
また、せきねさんお世話になっている日産のディーラーだと点検のタイミングで「タイヤ」を持っていくと無料で交換してくれたりもします(どうせ点検時にタイヤを外すのでサービスで交換してくれます)。

トラブルシューティング:エア抜き手順

オイルを使う油圧ジャッキなので、輸送時や保管時に(90度横に寝かせたとか)エアーが噛んで(入り込んで)ジャッキが上昇しなくなった場合には「エア抜き」作業が必要です。せきねさんが購入したエヒメマシンさんのサイトにエア抜きの手順が載っていたので(ありがたい)参考に載せておきます。

「受金」は車体にやさしいアルミ製で交換も可能


↑車体に接触する「受金」部分は・・・


↑360度クルクル回るのでジャッキアップポイントの種類に合わせて使い分けができます。また、ジャッキ本体が多少右や左を向いていても使えるのでハンドルを伸ばすスペースの無い狭い場所でも(横に壁があっても多少のスペースがあれば)ジャッキUPできそうです。


↑受金部分は「鉄製」ではなく鉄よりも柔らかい「アルミ製」なので、ジャッキアップポイントの変形を防ぎ、車体に傷が付きにくくなっています。(せきねさんはさらに分厚い青いシールを貼っておきました)


また「受金」部分だけを交換する事もできるので、使い過ぎたりミスって削れたり欠けたりしても新品に交換して長期に渡って使用する事ができます。

あとは、保証対象外にはなりますが・・・


↑マサダのMSJ-850とMSJ-1000Sの「受金」部分に使える「硬質ラバー(ゴム)」も社外品ですが販売されておりジャッキをカスタムする事もできます(RIGID シザースジャッキ用ラバー AA1102)。



↑ヤフオクなどフリマサイトを探すとマサダのジャッキ用のオーバーホールキット(Oリングやパッキン)を出品されている方もいたりまします(やはりメジャーな商品は色々なパーツが売っていて良いです)。

タイヤ交換後のキューブ

以下、久しぶりにタイヤ交換をしてスタットレス仕様になったキューブです。


↑ホイールは「BBS RG-F Type:390(6.0J/+45/15inch)」で前に乗っていたK12マーチ用サイズですがキューブにもピッタリ。


↑タイヤは185/65R15で肉厚で乗り心地も良いです。


やっぱりBBSのホイールは良いです。ずっとしまい込むのはもったいない。

まとめ


↑めんどくさくてなかなかやる気が出なかったタイヤ交換作業ですがマサダの「シザースジャッキ(油圧ジャッキ)」のおかげで今までよりも多少気軽に作業に取り掛かれるようになった気がします。自分で気軽にタイヤ交換ができると車いじりの幅も広がるはずですし、急な雪や緊急時にも役立つはずなので油圧ジャッキが気になる方は買っておいて損はないと思います(もっと早く買っておけば良かった)。


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