リアワイパーの「ゴム」だけを市販のものに交換する

Z12キューブ
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こんばんは、リアガラスに・・・


↑リアワイパーが付いているクルマに乗っているせきねさんです。

リアワイパーってクルマによってはそもそも付いていないクルマがあったり、付いていてもかっこ悪いからとワイパーごと取り外すカスタムをしている方もいらっしゃいますが、個人的にはリアにもワイパーがあった方が何かと便利なので雨の日はだいたい使用しています。
(晴れの日もやたら車間距離を縮めて後ろに付いてくる悪質な車がいる場合には、思い切りウォシャー液をじゃぶじゃぶ出しまくってリアワイパーを動かしまくると、自然と車間距離をあけてくれるので何かと便利です(笑))

さて、そんなリアワイパーですが
日産で点検を受けた際に直近2回共に「リアワイパーのゴムが劣化しているのでそろそろ交換しますか?」と質問をされました。
確かに劣化し出していて交換時期ではあったのですが、まだ一応使えそうだったし自分でやった方が安上がりなので、聞かれる度に「自分で交換するので大丈夫です」と答えて先延ばしにしていました。

ですが、この前よく見てみたら・・・


↑リアワイパーのゴムが切れて、ぷらぷらした状態になっていたので、重い腰を上げてリアワイパーのゴムを交換することにしました。
(面倒臭くて後回し後回しにしていたら2年半でこの状態になりました。)

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ゴムだけでなくブレードごと交換が必要な「リアワイパー」

ワイパーの交換って、ほとんどの場合は・・・


↑ワイパーの「ゴム」の部分だけを新しいものに交換すれば済むのですが
Z12キューブのリアワイパーの場合は・・・


↑こんな商品を買って


↑「ゴム」だけでなくゴムの付いた「ブレード」部分も丸ごと交換しなくてはならないシステムなのです・・・。

Z12キューブに使える交換用リアワイパーをamazonで探してみると・・・


↑NWB社のGRA30が1,260円(送料別)なので、送料を入れるとゴムだけを交換する場合と比べて2倍ぐらいの費用がかかってしまうようです。
(日産純正品やカー用品店で購入した場合にはさらに高額になると思われます。)

う〜ん、劣化しているのは「ゴム」部分だけで「ブレード」部分はまだまだ使えるのに何だかもったいないと言うかエコじゃないですね。

と言うことで
ケチな 地球を心から愛し子供達の未来を考えるせきねさんとしては何とかリアワイパーの「ゴム」部分だけの交換にチャレンジしてみようと思います(地球だけでなくサイフにも優しい♪)。

リアワイパーの「ゴム」部分だけの交換に挑戦


↑せきねさんは、お家でのんびり撮影しながら作業がしたかったので・・・


↑今回はリアワイパーのアームごと取り外そうと思います。
アームの根元の部分にカバーがあるので・・・


↑ツメを入れて(そこそこパワーが必要)・・・


↑根元のカバー部分を取り外します。
カバーを取り外すと「ナット」が出てくるので、ナットを取り外し・・・


↑アームを立てて・・・


↑上下左右にぐりぐりすると(あまり力を入れ過ぎてぶっ壊さないように)・・・


↑リアワイパーをアームごと取り外す事が出来ました。


↑取り外したリアワイパー。

ちなみに、通常はアームごと取り外す必要はないので・・・


↑ブレードだけを取り外したい場合は・・・(奥のダンボールが車体(ガラス)だと思って見てください)


↑まずワイパーアームを立てて・・・


↑ブレード部分をこの角度まで傾けます。(この角度までなら軽い力で傾けられます)。


↑その後ブレードを取り外すために、アーム部分とブレード部分を持って・・・


↑何事も起きない事をお祈りしながら「おりゃ!」と力を入れてブレード部分をさらに傾けます。
(初回は特に硬いのでパワーが必要です)


↑祈りが通じて何も問題が起きなければ「ブレード」部分がポロっと外れます。


↑取り外したブレード。


↑ブレード側にある突起部分(赤矢印)がアーム側の溝(青矢印)に入っていて、溝の段差部分(黄色矢印)を越える際にパワーが必要という事です(画像では何度も取り外しをしたせいで段差部分がほとんど平らになってしまっています・・・)。

ちなみに、このワイパーは種類的には「RLタイプ」と呼ばれてる種類のブレードだそうです。

取り付け形状の異なる「RLタイプ」と「RSタイプ」

リアワイパーには・・・


↑「RLタイプ」の他に「RSタイプ」と言うものもあるので、購入時に間違えないようにしましょう。

さて、せきねさんは無駄にアームごと取り外したので
参考にアームの画像も載せておきます。


↑アームの裏はこんな感じ。(MITSUBA製)


↑アーム裏の根元部分を拡大。


↑根元のカバーはカバー側にある2ヶ所のツメ(赤矢印)がアームの溝部分(青矢印)にハマる事で固定されています。


↑カバーは90度程回転し、最大まで回転させるとこんな感じ。


↑カバーの内側の突起(赤矢印)を軸としてアームの溝(青矢印)を中心に回転します。


↑カバーの裏側。カバーは「ハの字」に開くと簡単に取り外せます。

さて、今回は
ブレードは再利用して「ゴム」部分だけを交換する訳ですが、ゴム部分を・・・


↑今時めずらしい竹定規を2本も使用して長さを測って見るとゴムの長さは「305mm(30.5cm)」でした。

という事で、「ゴム」だけを交換するのであれば
305mmの「替えゴム」を購入すれば良い訳ですが、305mmの替えゴムってあまり出ていないので

せきねさんは・・・


↑「ガラコワイパーパワー撥水 No.3 04503」と言う


↑350mmサイズ(幅は6mm)のワイパーを購入しました。

そう、305mmよりも少し長い350mmのワイパーを自分で切断して、305mmにしようと言う訳です。

さてさて、
まずはワイパーブレードから古い「ゴム」を取り外そうと思います。


↑ノーマルのワイパーのゴムは・・・


↑ブレードの両端にある・・・


↑ストッパーというか壁でおさえられているだけなので・・・


↑ゴムの端の部分を赤矢印方向に引っ張り出し・・・


↑ゴムを横方向に引っ張れば・・・


↑ブレードから古いゴムを取り外す事が出来ました。


↑ワイパーのゴムには両サイドに「金属レール」がハメ込まれているので、古いゴムから「金属レール」を取り外しておきます(単に挟んであるだけなので簡単に外れます)。

あとは・・・


↑古いゴムの長さに合わせて、新しい「替えゴム」を工具でカットすれば良いのですが
新しいゴムにも「金属レール」が付いており「金属レール」はサビに強いステンレス製なので、切断するにはかなりのパワーが必要です。

せきねさんは工具で切断するのはやめて・・・


↑新しい替えゴムからも「金属レール」を取り外しました。

そして・・・


↑ゴムだけの状態にして、普通のハサミでカットすることにします(柔らかいゴムなので簡単にカットできます)。

ちなみに、一般的な「替えゴム」の場合・・・


↑一方の端には何もありませんが・・・


↑もう一方の端には「ロック穴」(赤矢印)が用意されています。

カットする際は・・・


↑「ロック穴」がある方をカットします。
(古いゴムには「ロック穴」が無いので)


↑これで、古いゴムと長さも作りもほぼ同じ新しいゴムができました。

あとは・・・


↑「金属レール」を切断しなくてはいけないのですが、そもそも金属レールは「ステンレス製」でサビたりせず耐久性もあるので・・・


↑わざわざ切断せずに、古いゴムに付いていた金属レールを再利用してしまえば楽ちんです♪

と言うことで・・・


↑古いゴムに付いていた金属レールを新しいゴムに差し込みました。


↑金属レールはゴムの一番外側の溝に差し込みます。

その後、新しいゴムを・・・


↑元のブレードに戻していきます。金属レールのお隣の「溝(赤矢印)」にブレードのツメが入るように差し込みます。

ただ、ゴムは柔らかいので・・・


↑ゴムを差し込んでいる途中でブレードのツメが溝ら脱線してしまうことがよくあるので・・・


↑脱線した部分は余った新品の金属レールなどを使って、正しい溝へ戻してあげましょう。
(正しい溝にハマっていないとワイパーがスムーズに動かずガラス面をキレイに拭き取れなくなってしまいます)


↑新しいゴムへの交換が完了しました。

ちなみに、新しいゴムにはガラコ成分が付いているのか・・・


↑手が真っ黒になりました・・・


↑ワイパーブレードにこの角度でアームを・・・


↑差し込んで・・・


↑「おりゃ!」と力を入れて戻せば・・・


↑出来上がり♪


↑305mmぴったりにすると、ほんの少しだけすき間があきますが、ゴムがガラス面に接するとこの隙間がほとんどなくなるので、このほんの少しのすき間は意外と重要みたいです。

で、ここまでやってから気がついたのですが
上記の方法でゴムだけを新しいものに交換するのであれば
「350mm」の替えゴムではなく・・・

「倍のサイズ」を買うともっとお得?


↑PIAAの「超強力シリコートワイパー(呼番:13/品番:SUR65)」と言う「650mm」サイズ(幅は同じ6mm幅)の替えゴムを購入しておけば、新しい替えゴム1本で「305mm」サイズのゴムが2本も作れたのではないかと今更ながら気が付きました(しまった)・・・。
(追記:当初650mmサイズの別の製品を紹介していましたが、幅が異なる製品を紹介しておりました(すみませんm(._.)m)。ワイパーは長さが同じでも幅が異なる製品がいくつもあるので、よくご確認の上購入してください。)

最後に、せきねさんはアーム丸ごと外してしまったので・・・


↑クルマに戻って・・・


↑アームを立てた状態でナットを締め・・・


↑カバーを取り付けて完成です!!


↑少し離れた位置から見て、元通り「水平」になっている事も確認しましょう。

長くなりましたが
以上で、リアワイパーの「ゴム」だけの交換作業が終了です。

リアワイパーゴム交換はつい面倒で後回しになりがちですが、次回は1年か1年半ぐらいの頻度で交換したいなと思います。

で、この日記を書いている時に今更気が付いたのですが

ヨドバシカメラで・・・


↑PIAA製のブレード付きの「RLタイプ」の商品(WG30RL)がなんと「送料込 831円」と言うお安いお値段で売っているじゃありませんか・・・(笑)

ブレード付きで831円ですか・・・
手を汚したくない人は素直にコレを買えば良い気がします・・・。

まぁ、ワイパーのゴムにも各メーカーの各グレードの商品がある訳で
多少手間と暇が必要ですが(手も汚れますが・・・)、自分の気に入るメーカーのお好みのグレードの替えゴムを比較的お安く交換できる(650mmなら2回分!)
自力リアワイパー「ゴム」交換もやってみると楽しい人にはきっと楽しいと思うのでチャレンジしてみてください。

また「RLタイプ」のワイパーはZ12キューブや日産車に限らず
日産ノートやスズキのスイフト、ホンダのオデッセイなど様々な車種で採用されているようです。

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