日産車の給油口オープナーがぶっ壊れて閉まらなくなったので修理する

Z12キューブ
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こんばんは、3ヶ月半ぶりに洗車をしたズボラらせきねさんです・・・(本当は2ヶ月に1度くらいのペースで洗車をしたいのですが、忙しかったのと夏があまりに暑過ぎてやる気が出ませんでした・・・)。
洗車はいつもお家から200〜300m程の場所にあるガソリンスタンドのコイン洗車機ブチ込んで拭き上げずにそのままアパートの駐車場まで乗って帰りワックスがけをしています(毎回両隣の車がいないタイミングを見計らって中学生のお子さまと2人でダッシュでワックスがけしています。とは言えどのご家庭もお休みの日はほとんど車で出掛けており、休みの日でも駐車場に止めっぱなしのクルマはインドア派の(いや正確には出かける余裕の無い)我が家のクルマぐらいです・・・。みんな余裕がありそうでいいなぁ〜)。

ですが、今回ガソリンスタンドの洗車機に入れてお家に帰ってきたら、なぜか・・・


↑この状態になっており、給油口カバーが半開きになっていました。
「あれ?今日は給油はしておらず洗車をしただけなのになぜカバー開いたのだろう?」と思い、カバーを閉じるために押してみるも・・・


↑ロックがかからず半開きのままで閉まらず・・・。


↑おかしいな?何でだろう?と思って給油口を開けてみると・・・


↑「折れてる・・・」。給油口カバーをロックする「ツメ」の部分が折れており、中の金属が丸見えの状態になっていました・・・。古いクルマあるある(日産車あるある?)ですが、プラパーツが経年劣化し、洗車機のブラシがバンバン当たったタイミングで寿命を迎えて折れてしまったようです。

と言うことで、この状態のままでは走れないので修理しようと思います(最悪急いで乗りたい場合にはガムテープを貼るか、給油口カバー側の金属を曲げて角度を変えると閉められるらしいです)。このキューブも2012年式なので今後はカスタムとかドレスアップよりも、こう言う修理ネタの方が増えて来そうです・・・。まぁ、過去に乗っていたマーチもそうですが個人的にボロくてしょぼい大衆車をちょこちょこ修理&カスタムしながら小綺麗に楽しく長く乗るのが好きな人なので(修理作業が面白いし愛着が湧く)、今回も楽しく修理しようと思います。

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修理に必要な部品を取り寄せる

ディーラー(日産)へ行って買うのが一番安くて(送料がかからなくて)確実なのですが、給油口が空いたまま走らせたくないのと、気が付いたのが日曜日の夕方ということもあり平日はクルマに乗らないし「次の週末までに部品が家に届けばいいや」と言うことで、ネットで部品を注文したところ・・・


↑日曜日に注文して金曜日に届きました。日産純正部品「ロック&ロッド アッセンブリー フューエルフィラーリッドオープナー(78826-01L0A)」です。


定価1,490円らしいですが、ネット通販だともう少し高くて送料(メール便)もプラスすると合計2,100円ぐらいでした(お家で受け取れるしこの値段なら悪くないでしょう)。キューブ用に買いましたが、ウイングロードやADバンなどでも共通して使える部品です。


↑外面側。


↑内面側(ボディ側)。


↑裏側。


↑表側。
この三角形の先端部分が折れてしまったと言うことです。


↑仕組みとしては、内部にワイヤーを引っ掛ける金属部分(赤矢印)があり、ワイヤーが引かれると・・・


↑三角形の突起部分が内部に引き込まれ、給油口カバーが開くという構造になっています。

壊れた給油口カバーのロック部品(フューエルリッドオープナー)の取り外し

まずは、割れてしまったパーツ(フューエルリッドオープナー)の取り外し作業から行います。
正式なパーツの取り外しの手順としては・・・


↑トランクを開けて、給油口裏の内装を剥がし「車内側」からアクセスするのが本来の手順なのですが(画像は別作業の際に撮った画像)、トランク付近の内装を剥がすの非常に面倒なのです・・・。ネットで色々調べてみるとぶっ壊れたパーツがどうなっても良いなら「車外側」からパーツを破壊しながら交換されている方が沢山いらっしゃったので、せきねさんも内装を剥がさずに車外側からの交換にチャレンジしてみることにします。


↑まずはフューエルリッドオープナーの周りについている防水用のゴム枠を引っ張っります。


↑外側に向かって、強く引っ張れば・・・


↑簡単に取り外せました。


↑ゴム枠を取り外したら、この後工具を使うので傷付き防止の為にパーツの周りにマスキングテープ等を貼って保護します。


↑ニッパーを使って、パーツの外枠をぶっ壊します。多少パワーが必要ですが、そもそもロック部分が自然に割れてしまう程に劣化しているので、バキバキ折れるはずです(ニッパーで切ると破片がすごい勢いで飛んで来るので要注意です)


↑ちなみに今回もお子さま(中学生)に作業をしてもらいました(いつか給油口カバーが閉まらないポンコツに乗った時にだけ役に立つはず・・・)。


↑パーツの一部が割れました。


↑続けてニッパーで外枠を壊していき・・・


↑外枠の「上側」を壊すことができました。


↑外枠の上側を壊した後に下から内部を覗き込むと、内部にある「上側のツメ」(赤矢印)が見えるかと思います。


↑マイナスドライバーを内部の「上側のツメ」の根本まで差し込み、マイナスドライバーをひねったり上方向に持ち上げたりして「上側のツメ」を根本から折ります(割ります)。



↑「上側のツメ」が折れ、折れた「上側のツメ」が出て来ました。
あとは同じように「外枠の下側」をニッパーで壊してから、マイナスドライバーを突っ込んで内部の「下側のツメ」を根本から折ります。

注意:「外枠」全体をぶっ壊してしまうと最悪パーツ本体が丸ごと車両内部へ入り込んで外から取れなくなる恐れがあるので、外枠の右側か左側は壊さずに残しておいた方が良いと思われます。あと、給油口の真横なので熱を使うホットナイフや電動工具(車体にあたると火花が散るかも)の使用は避けた方が良いでしょう。


↑上下のツメが折れたら後は引っ張ればパーツ本体を取り出すことが出来るはずなのですが、なぜか引っかかって出てこない・・・。
どうやら「上側のツメ」が上手く根本で折ることが出来なかったようで、変に割れて逆に引っかかってしまったようです・・・。


↑その後、15分程給油口付近をいじくる怪しい少年(あーでもない、こーでもないとやっているこの瞬間がたぶん一番楽しい)。


↑最終的にマイナスドライバーで可能な限りツメを削ってから、せきねさんが「プライヤー」を使って力技で引っ張ったところ・・・


↑何とかパーツを取り出せました。


↑取り外したフューエルリッドオープナー。画像の通り「下側のツメ」は根本から折れていますが、「上側のツメ」が根本から折れておらず途中で割れて引っかかってしまったようです。
上手く根本から折れれば比較的短時間で取り外せるのかも知れませんが、今回思ってたよりも苦労したので、やはり正規の手順で地道に内装パーツを剥がして車内側からアクセスした方が無難な気もしました(シートベルトの巻取り(リール)部分も取り外す必要があるらしい?ので面倒臭そうではありますが)。

新しいフューエルリッドオープナーの取り付け

ぶっ壊れた古いパーツが外れたら、新たに購入した「フューエルリッドオープナー」の取り付け作業に入ります。

↑ワイヤーの先端部分には画像のような「玉」がついているので・・・



↑「玉」の部分をオープナーの穴に引っ掛けます。


↑あとは溝に合わせてハメ込んでワイヤーをオープナーにしっかり固定します。

オープナーの取り付ける向きに要注意!


↑今回の交換作業の中で1番の注意ポイントとなりますが、ワイヤーをオープナーに固定した直後はたぶん上記の画像の向きになるのですが、何も考えずこのまま穴に差し込むと作業を全てやり直す事になるので要注意です。

必ず・・・


↑オープナーをこの画像の向き(ワイヤーが車体側向き)にしてから差し込んでください。


↑オープナーの先端にある斜めの切り込み(赤矢印)が車外側に向いている事をしっかり確認してから・・・


↑奥まで差し込めば「フューエルリッドオープナー」の交換・取り付け作業はおしまいです!

動作確認


↑通常状態。


↑運転席ダッシュボード右下のレバーを引くと、ワイヤーが引かれてオープナーの先端が引っ込みロックが外れ給油口カバーが開く仕組みです。

まとめ


↑1週間半開きになっていた給油口カバーが無事に閉まりました!


↑なおったのが嬉しくてお子さまと一緒に給油口カバーを無駄に何度も開け閉めしました(アパートの駐車場で給油口カバーを無駄にパカパカして喜ぶ怪しい家族・・・)。

と言うことで交換作業は多少面倒ではありますが、「フューエルリッドオープナー」自体は比較的安くネット通販でも出回っており入手しやすいので、いじるのが好きな方で給油口カバーが閉まらなくて困った際には交換作業にチャレンジしてみてください(って言うか、壊れると地味に困るこんな部品壊れないでくれ・・・)。