こんばんは、今日はZ12キューブの「フロントバンパー」を取り外そうと思います。
せきねさん的には、モノがデカくて作業的に面倒くさくて大変そうだし、バンパーを取り外すなんて何だか「怖い」ってイメージがはじめはあったのですが、でも自分でフロントバンパーの取り外しが出来るようになると世界が広がるというか、アレもコレも付けたい!交換したい!って人にとっては何かと作業範囲が広がってよりクルマいじりが楽しくなる事間違いなしです。
そして、せきねさんのように・・・
「出来る限り自分で作業をして(工賃をケチって)とにかくお安く仕上げたい!」
と言う人にとっては通るべくして通る道なのであります・・・。
(でも自信の無い方は無理をせず、素直に安心・安全なディーラーや業者にお願いしましょう。)
ちなみにこの記事で使用している画像はここ3年の間に撮りためた画像をごちゃまぜに使っているので
(3年で5、6回バンパーを外しました)
急にグリルやパーツが変わっていたりする事がありますが、無視してください(外し方としては同じなので)。
Z12キューブのフロントバンパーの取り外し方(グリルごと取り外し)
フロントバンパーを取り外すには、まずはバンパーを固定しているボルトやクリップを取り外します。
フロントグリル周辺のクリップの取り外し
フロントグリルの上部にある・・・
↑樹脂クリップは溝の部分にマイナスドライバーを突っ込んで真上に引き抜くと外れます。
ただ、マイナスドライバーで片側だけにあまり力を入れ過ぎるとクリップを破壊してしまう場合があるのでキレイに外したい方は・・・
↑クリップ外し専用の工具が販売されており・・・
(画像はエーモンのNo.1485「カークリップはずし」。Amazonで900円程)
↑簡単にクリップを外せるらしいです。
(せきねさんはマイナスドライバーで十分ですが。そもそも狭い場所だとこの工具自体が入らない可能性もあるし・・・)
続いて・・・
↑フロントグリルを手前に少し引くと車両リベットクリップが抜けます。
(フロントグリルの下側が固定されているはすなので、グリル自体は取れません)
車両リベットクリップが抜けたら・・・
↑バンパーを車両に固定している樹脂クリップ(2本)をマイナスドライバーで取り外します。
運転席側の1本は画像では隠れていて見えませんが、わかりやすくフロントグリルが無い状態で説明すると・・・
↑こんな感じで樹脂クリップ2本(黄矢印)でバンパーが固定されています。
バンパーを取り外す際は、本当は画像のようにフロントグリルを丸ごと取り外してから作業するべきなのですが、フロントグリル自体が意外とうまく外れない場合が多いので(グリル下側にあるツメになかなか手が届かなくて、グリルが外しにくい)、あえてフロントグリルを取り外さずにバンパーとグリルを一緒に外してしまおうと言う作戦です(バンパーを外すとグリルも一緒についてくる)。キューブユーザーの方は結構この方法で外している方が多いです。
バンパー下側のボルト・クリップの取り外し
ここまで来たら、次は
フロントバンパーを下から覗き込んで・・・
↑助手席側にある3本の金属ボルト(赤矢印)をレンチで取り外します。
(キューブは車高が高いので、ジャッキを使用しなくてもレジャーシートでも敷いて寝っ転がればスペース的に十分外せます)
続いて、バンパーのナンバー下付近にある・・・
↑6本の樹脂クリップ(黄矢印)をマイナスドライバーで取り外します。
↑運転席側も助手席側同様に金属ボルト(赤矢印)3本をレンチで取り外します。
↑金属ボルト6本と(赤矢印)と樹脂クリップ6本を取り外すとこんな感じ。
タイヤハウス周辺のボルト・クリップの取り外し
↑マイナスドライバーで取り外します(運転席側、助手席側共に同じです)。
樹脂クリップが外れたら・・・
↑先の細い「内装はがし」などをタイヤハウスの泥よけとバンパーの間に突っ込んで(画像のフェンダーとバンパーの間付近が突っ込みやすい)、やや強引に泥よけをめくります(初回はかたいと思います)。
泥よけをめくると・・・
↑フェンダーにバンパーを固定している金属ボルト1本(赤矢印)が見えるので・・・
こちらの金属ボルトは・・・
↑プラスドライバーでも取り外す事ができます(プラスドライバーの方が細くて取り外しやすい)。
↑取り外した金属ボルト(運転席側、助手席側1本ずつあります)。
フロントバンパー本体の取り外し
ここまで来たら、バンパーを固定しているボルトやクリップはもう無いので
最後の難関である車両からのバンパーの取り外しに作業入ります。
(1人でも作業できますが、2人で作業した方が絶対楽です。)
でも、その前に・・・
↑余裕があれば、傷付き防止の為にヘッドライト下やフェンダー部分(赤く色付けしたエリア)にマスキングテープや養生テープなどを貼り付けてから作業をするとバンパー脱着時のうっかり傷が防げると思います。
さてさて、
まずはバンパーが車両にどうやって取り付けられているのか仕組みを
あらかじめ理解しておくと外しやすいかなと思うので簡単に説明すると・・・
↑フェンダー下にある車両側のツメ(黄矢印)がひっかかる事で固定されているというだけです(シンプル)。
それを踏まえると、バンパーを取り外し方としては・・・
まずはバンパーの真横に座り(タイヤと正面というか平行になる位置に座り)・・・
↑バンパー部分を手で持って、車両の前方(黄矢印)に引っ張るのではなく、可能なかぎり上方向(赤矢印)に持ち上げ、上方向に持ち上げながら手前に引っ張れば、仕組み的には「引っ掛け穴」から「ツメ」が抜けてくれるはずです(たぶん。きっと・・・)。
ただ、世の中そんなに甘く無いみたいで
仕組みは分かっていても、せきねさんはなかなか取り外すことができませんでした・・・(ツメのひっかかりが強くて、全然外れない)
そんな時は・・・
↑バンパーの端(タイヤ側)を持って手前(赤矢印方向。下ではなく手前)にバンパーが「ハの字」になるくらい少し強めに引っ張って(純正バンパーは柔軟性があるので多少引っ張っても大丈夫です)、タイヤ側の方のツメ(黄矢印)から一つ一つ外していってください。
↑樹脂製の先が薄くて細い「内装はがし」のようなものを使って(画像はエーモンのNo.1498「パネルはがし」)・・・
(マイナスドライバーだとボディに傷が付きます)
↑車両側の「ツメ(黄矢印)」部分を押してあげると
↑「ツメ」によるロックが解除され何とか取れるかなと思います。
そして
運転席側・助手席側の両方のツメを外したら終わりではなくて・・・
↑フェンダー下のツメ(赤矢印)の他に、ヘッドライト下にもツメ(黄矢印)があります・・・。
もちろん、左右両方のヘッドライト下にツメ(黄矢印)があるので
画像ではすでにバンパーが外れていますが、バンパー正面に座ってバンパーを持ち上げながら水平に手前に引くと・・・
(できれば2人でバンパーの左右を持って作業するとやりやすいです)
↑はい、なんとかバンパーを取り外す事ができました(やれやれ)。
↑バンパーを外してもフォグランプなどの配線はまだ付いているので気を付けてください。
ちなみに、この外し方だと・・・
↑バンパーにフロントグリルが付いたままの状態で外す事ができます。
以上、フロントバンパーの取り外しでした。
参考画像:取り外したバンパー
↑取り外したバンパーは傷が付かないように少し厚めのレジャーシートの上などに置いておきましょう。
↑バンパーの裏側。フロントグリルはグリル下側にある4つのツメでバンパーに固定されています。
参考画像:バンパーを取り外した車両側
まとめ
はじめてバンパーを取り外す時はやや緊張しましたし時間もかかりましたが、でもクルマをいじるのが好きな人ならやってやれない作業ではないと思いますし、一度取り外して何となく手順が分かれば、それ以降は比較的スムーズに取り外せるようになると思います(慣れれば15分程でフロントバンパーが取り外せるようになります)。
そして、多少引っ張ったり曲げたりしても全然大丈夫で、気軽に取り外せる「純正バンパー」は作業しやすくてやっぱり便利だなぁと感じました。
(以前乗っていたクルマは見た目重視で社外品のデザインが良いFRP製バンパーを取り付けていたのですが、材質的に割れやすくてすごく気を使うので気軽にバンパーを取り外す気になれませんでした)
バンパーの取り外しができると「ホーンの交換」や「フォグランプの取付」、「HIDやLEDの取付・交換」、「ヘッドライトユニットの交換」、「イルミの取付」などアレコレ自分で好きにいじる事ができるようになるので何かと楽しく便利になるはずです。
(せきねさんもアレコレ交換したので、その内別の記事でご紹介したいなと思います)
クルマ好きの方はもちろん、なるべくお安くカスタムしたい貧乏サラリーマン(せきねさん)や貧乏学生さん(昔のせきねさん)もキューブのフロントバンパーの取り外しにチャレンジしてみてください。