(2009年3月に行ったネタですが、日記を書きそびれたので今さらですが書こうと思います。)
こんばんは、K12マーチの初期型に乗っているせきねさんです。
K12マーチの中でもせきねさんの乗っている超初期型のマーチには
フロント足回りのパーツ・・・
↑「フロントスタビライザー」がなんと初期型だけ付いていないのです!
その後の年式のマーチでは標準装備なのに・・・(涙)
まぁ、これは今に始まったことではなく
K11マーチの初期型も同じようにスタビライザーが付いていませんでした。
<2013/08/17:訂正>勘違いしていましたK11マーチは初期型どうこうではなく1000ccがスタビレスで1300ccがスタビ付きでした。
(K11マーチにスタビライザーを後付けした10年前の2003年5月の日記は以下のリンク先をご覧ください)

何でマーチの初期型はスタビレスなのかしら?
初期型は開発にコストがかかるからパーツを減らしてコストダウンしている?
まぁ、何にしろ初期型以外のその後のマーチには標準装備されている訳で
安いクルマ以外はほぼ付いていて当たり前のパーツなので
やはりスタビが付いていた方がクルマとして何かと都合が良いのは確かです。
せきねさんはK11マーチの時にフロントスタビライザーを後付けしたのですが
取り付け前よりも下り坂のカーブなどでクルマの傾きがかなり抑えられて安定して走行できるようになり、その違いを素人でも十分体感することができました。
と言うことで、K12マーチにも「フロントスタビライザー」を後付けしたいと思います!
スタビレス車両の場合ショックを丸ごと交換する必要がある・・・
さて、K11マーチの場合は・・・
スタビ本体とは別に固定する金属のブラケットやゴムブッシュ、ボルトなどの数点の安いパーツを用意すれば比較的簡単に取り付けが出来たのですが
K12マーチの場合・・・
スタビ本体と数点の安いパーツだけを用意してもスタビを後付けすることは出来ません。
なぜならK12マーチでは、スタビライザーの一部をショックアブソーバーに固定するのですが、
↑初期型のマーチの場合、そもそもショックアブソーバーにスタビを固定する為のブラケットが付いていないのです・・・。
(初期型以外は赤矢印の位置に、スタビを固定する為のブラケットが付いています)
代車でたまたまスタビの付いている・・・
ショックアブソーバーに・・・
↑初期型のマーチには無かったブラケット(赤矢印)が付いており・・・
↑そこにコネクティングロッドを介してスタビが取り付けられています。
(赤矢印がスタビ本体で、青矢印がコネクティングロッド、黄色矢印がショックのブラケットです。画像は運転席側。)
ちなみに、スタビライザー本体は・・・
↑スタビライザー本体は(赤矢印)、ゴムブッシュを介して金属ブラケット(青矢印)で車体に固定されています。
と言うことで、つまりは・・・
「スタビライザーを後付けしたいのであれば、ショックアブソーバーも交換しろ」
と言うことです・・・(なんか大掛かりになってきたな・・・)。
スタビ取り付けの為にまずはショック選びから
さて、せきねさんのマーチはこの時点で7年落ちで84,000km走行していたのですが、きっとこの先も長く乗るだろうし
ショックを交換すればヘタったショックよりも乗り心地が良くなって、この先も快適に長く楽しく乗れるはずなので
ここら辺で思い切ってショックごと交換してついでにスタビも付けるか!
と言う大きな気持ちになり(当時は独身だったので)、思い切って足回りをごっそり交換することに決めました。
と言う事で、まずはショックアブソーバー選びからはじめます。
クルマ好きの人が足回りをいじると言えば、サスペンション(バネ)を短いモノに交換して車高を落とし
ショックは硬めのモノを選んでよりスポーティーな走りを目指すのが一般的だと思います。
ですが、せきねさんの場合は、車高は落としたくないし
(バンパーが低いのでこれ以上落とすとスーパーの駐車場の段差を乗り越えられなくなるし、むしろ車高を上げたいくらい)
乗り心地がゴツゴツした悪い乗り心地になるのも嫌です。
サス(バネ)は乗り心地が良くて車高を維持できる純正品をそのまま使い続けることにして
ショックは純正ショックの代替品として人気があり、純正サスとの相性も良い定番の・・・
↑KYB(カヤバ)の「New SR Special」にする事にしました。
↑昔から「純正+α」を売り文句にしており、純正ショックの良さを保ちながら少しだけ味付けしてあるような感じの息の長い無難な製品です。
せきねさんにはこれがピッタリ♪
ネットで車種別のNew SR Specialの適合表を見てみると・・・
↑K12マーチにも色々な形式があるので、だいたいまとめると・・・
2002年2月〜2003年7月の間に生産された初期型のマーチには・・・
フロントは「NST5230R/L」でリアには「NSF1041」と言う型番の商品が適合。
2003年7月以降に生産されたマーチには・・・
フロントは「NST5230ZR/L」でリアには「NSF1041Z」と言う型番の商品が適合します。
要するに、K12マーチ用のNew SR Specialはほぼ2種類しかないということです。
(正確にはリアは「NSF1045Z」と言う種類があるので3種類ですが、フロントは2種類です)
2種類の違いは型番に「Z」が付くか付かないかの差です。
(末尾の「R/L」は「右と左」と言う意味です)
さて、「Z」が付くか付かないかで何が違うんでしょうかね?
型番に「Z」の付かない商品は
2002年2月〜2003年7月の間に生産された初期型のマーチのみが対象となっています。
せきねさんの予想としては以下のどちらかです。
予想1:Zの付いている商品にのみスタビライザーを取り付けるブラケットが付いている
予想2:初期型は車両重量が軽いが、それ以降は重量が増えたのでショックの減衰力のセッティングが多少異なる
予想してみたものの、結局のところ正解は分かりません(どっちもハズレてるかも)。
せきねさんのマーチは2002年生産の初期型なのでこの表から選ぶと「Z」の付かない型番の商品を買うべきですが
これからスタビを後付けしようとしているせきねさんとしては
万が一、予想1が当たってしまうと困るので
この表には従わず、型番に「Z」が付く商品を一か八かで買ってみようと思います。
せきねさんのマーチには適合しない商品ですが、全く取り付けができないということはきっとないと思います(たぶん・・・)。
(いや、ネットで散々情報を探したのですが、そんな微妙な情報は誰も発信していませんでした・・・)
予想2が当たっていたとしても、ほんの少し固めのセッティングになるだけの話で、それ程実害は無いと思います。
そして、勇気を出して買った商品が・・・
無難な純正+αのカヤバ「New SR Special」
↑カヤバ「New SR Special」が到着!
(ヤフオクで1台分の開封済み新品を25,000円で購入(たまたま安く売っている人がいた♪)。現在はだいたいヤフオクだと40,000円前後が相場です)
中身は・・・
↑純正品のようなブラックではなく、タキシードサムカラー(水色)なので気に入っています♪
そして、一番欲しかった・・・
さて、このショックをマーチに取り付けるのですが、自分で取り付けるのは大変だし(K11マーチの時に自分でやったら大変だった・・・)
どっち道スタビの取り付けは車体をリフトアップした状態にしないと困難らしいので
今回はディーラーに取り付けをお願いしました(無難な選択)。
そして、どうせ交換するならと言うことで
より良い乗り心地とより長く乗ること意識して、アッパーマウントや各種ゴムブッシュなどもせっかくなので新品に交換することにしました。
その後、色々ディーラーに相談した結果・・・
「ショックが対象品番ではないので、とりあえずショックの交換を先にやって、無事に付いたらスタビを注文しましょう」
と言うことになりました。
と言うことで、まずはショックのみ取り付けをお願いしたところ・・・
↑取り付けに少々時間がかかるとの事で代車を借りました。
(無料。やっぱりディーラーは楽。洗車もしてくれるし)
数時間後に取り付けが完了して代金をお支払いしたところ・・・
まずはショックのみの交換が完了!工賃は?
↑工賃22,680円+各種部品代23,029円の合計45,709円でした。
(お得意様なので10%割引されています。)
(これは2009年のお値段です。現在はK12マーチ生産終了と言うことで各種部品が値上げされています。)
ショック自体はヤフオクで買ったモノを持ち込みましたので金額に含まれていません(持ち込みでも嫌な顔せずにいつも作業してくれます)。
アッパーマウント(ストラツトインシュレーター)やら、バンパーラバーを新品にせずに古い物をそのまま使えばもう少しお安く収まったのですが、長く乗るつもりで勢いで新品にしてしまいました。
↑リアのサス(バネ)のゴムブッシュも上下新品にしました。
(イマイチ部品番号のどれが該当するのか分かりませんが・・・これもお願いしたはず・・・たぶん)
さて、肝心の乗り心地ですが、ぶっちゃけ良く分かりませんでした・・・(笑)
いや、ショックもゴムブッシュも新品だし「超乗り心地良いのかなぁ♪」なんて過度の期待をしていたら
差をあまり感じ無かったと言う事です。
ですが、乗り心地が悪くなっているような感じもせず、しっかり走ってくれる印象です。
(やっぱり乗り心地はタイヤの問題なのだと思います。この時は16インチの扁平率が45のタイヤを履いていたので)
と言うことで「Z」が付く型番のNEW SR Specialが前期型のマーチに取り付け可能であることをせきねさんのマーチで確認しました。
さて、無事にショックが付いたので
ようやくスタビライザーの取り付けです。
K12マーチのスタビライザーは太さの違いにより3種類程あって・・・
・直径1.8cmのスタビライザー(ノーマル車用)
・直径2.0cmのスタビライザー(12SR前期用)
・直径2.2cmのスタビライザー(12SR後期用。ティーダやキューブ、ノートでも使われているらしい)
の3種類です(たぶん)。
太ければ太い程、踏ん張る力が強くなるのでロールしづらくなります。
(その分、太ければ太い程タイヤに負担がかかりますが)
せきねさんの運転だとどれを使っても大差無いような気がしますが
どうせならと言うことで一番太い直径2.2cmの12SR後期用のスタビライザーを注文することにしました。
その他、スタビライザーの取り付けに必要なモノを注文した結果・・・
12SR後期用のスタビライザーを取り付け
↑工賃8,032円+各種部品代19,790円の合計27,822円でスタビライザーを取り付けることが出来ました。
(お得意様なので10%割引されています。)
(これは2009年のお値段です。現在はK12マーチ生産終了と言うことで各種部品が値上げされています。)
パーツとしては以下の5品目を注文しています。
・スタビライザー本体 54611-EW01A 1個
・ナット 08918-3401A 4個
・スタビライザーを固定するゴムブッシュ 54613-ED001 2個
・スタビライザーを固定する金属ブラケット 54614-AX400 2個
・ボルト 081B6-8251A 4個
・コネクティングロッド 54618-ED00A 2個
↑ネットで調べると、スタビを後付けする人はだいたいこの6品を買って取り付けています。
ショックさえ交換していれば
車体側は何も加工する必要はありません。
(スタビが付いていないくせに、車体側にはあらかじめスタビを固定する為に利用するネジ穴などがしっかり用意されています。)
ノーマルの細いスタビから、12SR用の太いスタビに交換するマーチ好きな人も結構います。
ボンネットをあけて・・・
↑バッテリーの奥の方をのぞくと(適当な配線がごちゃごちゃしていますが)・・・
↑ゴムブッシュを介して金属ブラケットでスタビが固定されています。
まとめ
と言う事で、せきねさんのマーチにスタビが付きました♪
肝心のスタビ取り付け後の乗り心地ですが、ショックとほぼ同時に交換したのでスタビだけの効果はイマイチ分かりませんが
少しスピードを出してコーナーを曲がった時や下り坂のコーナーでは、やはり今までよりも踏ん張ってくれている感じがします。
ロールしにくくなったので安心感が出て素人のせきねさんには運転しやすくなりました♪
初期型のK12マーチの場合
ショックを交換しないとスタビが取り付けられないというのが難点ですが
初期型のK12マーチに乗っている人は
年式的にも走行距離的にもきっとかなりヘタっているクルマがほとんどだと思うので
「ショック交換+スタビ取り付け」のセットは、この先も初期型のマーチに乗り続ける人にはおすすめです。
実際、取り付けから現在までに4年が経過し56,000km程走行しましたが
今まで楽しく乗って来れましたし現在も快適に乗っているので、あの時「ショック交換+スタビ取り付け」を思い切って行って良かったと思っています。