こんばんは、2月3月4月とお仕事が忙し過ぎて日記をサボっていたせきねさんです(ほぼ毎週休日出勤だったので日記が書けずごめんなさい)。
さて、今日は「三角停止板」のお話です(「三角表示板」って言ったりもしますがせきねさんは「三角停止板」と呼んでます)。
せきねさんが持っている三角停止板は・・・
↑こちらのごく普通の三角停止板です。
(どこにでも売っていた製品なので同じ物を持っている方も多いはず。)
購入してからクルマの中に常に積んでいますが、自爆した時に一度だけ使ったような?使わなかったような?・・・
とにかくほとんど出番の無いアイテムでございます(出番が無いのは良いことですが)。
三角停止板ってみなさんクルマに積んでいますか???
新車を買っても標準装備されていない場合がほとんどだし、必ずクルマに積んでおく義務も無いので「そんな物持ってない」って人も多いはず。
せきねさんはなぜ積んでいるのかと言えば・・・
高速道路を走るなら持っていないと罰金になる場合も
「高速道路上でガス欠や故障などでやむをえず駐停車する場合に、後方を走行している車両に故障車両の存在を知らせて危険回避してもらう為に三角停止板を設置しなければならない。違反した場合は1点減点、反則金6千円ちゃり〜ん」
と言う道路交通法があるので、それに備えてただ何となく積んでおります。
(つまり、高速道路でうっかり駐停車さえしなけりゃ別に積んでいなくても違反にはならないと言うこと)
まぁ、高速道路に限らず一般道の山道やらで自爆やら故障で止まってしまった時に
これがあると役に立つかも知れないので、万が一に備えて積んでおくのは良いことなのだとは思います。
でも、万が一の為とは言えこの「三角停止板」・・・
↑あまりに巨大過ぎてトランクに置くと本当にお邪魔虫なのです!
収納時の大きさが「横51cm x 縦14cm x 高さ5.5cm」程あって、重量も「2.3kg」もあるのです!
(ほとんど使いもしないこんなお荷物をよく15年以上積んで走ってきたなと・・・)
ある日トランクの整理をしていた時にふと「最近の三角停止板って何か進化してるのかな?」と考えて
少しネットで調べてみたところ、どうやら最近売っている製品は昔の物と比べてかなりコンパクトになっているようです。
「三角停止板」なんて1度買えば一生使えると思って今まで完全ノーマークだったのですが
コンパクトカーに乗っているせきねさんとしては少しでも荷物を小さく軽くしたいので三角停止板を買い替えることにしました。
「TSマーク」の付いた国家公安委員会認定品にすべし
Amazonで調べてみたらいくつか製品が見つかって・・・
(無難に「TSマーク」のついた国家公安委員会認定品に絞りました)
↑ベストセラー1位のエーモン工業の「三角停止板(6648)」896円。
収納時の大きさ「横43.5cm x 縦11.6cm x 高さ5.1cm」、重量「1.8kg」(Amazonの商品寸法より)
そこそこコンパクトですが、重量はそれなりにありますね。お値段はお安い。
↑EMERSON(エマーソン)の「三角停止表示板(EM-351)」1,291円。
収納時の大きさ「横41.8cm x 縦10.3cm x 高さ4cm」、重量「1.4kg」(Amazonの商品寸法より)
かなりコンパクト!
↑CATEYE(キャットアイ)の「三角停止表示板(RR-1900)」1,280円。
収納時の大きさ「横42.4cm x 縦12cm x 高さ5cm」、重量「1.6kg」(Amazonの商品寸法より)
最近は大体どれもこのくらいの大きさのようです。
↑良栄プラスチックの「シグナルエース(RE-450)」1,250円。
収納時の大きさ「横42.5cm x 縦9.5cm x 高さ3.9cm」、重量「798g」(Amazonの商品寸法より)
4つの商品の中では1番2番に小さいにもかかわらず、重量は約半分で一番軽いです!
さて、これらの4つの内のどれかを買おうと思うのですが
その前に、少し余談です。
「EU規格適合品」と言うのもある
三角停止板にはTSマークのついた「国家公安委員会認定品」とは別にヨーロッパでの基準で認められた「EU規格適合品」(EC/ECE規格とか呼ばれたりする)の製品もあり、カー用品店に行くと「国家公安委員会認定品」と「EU規格適合品」の両方が売っています。
欧州車(フォルクスワーゲンとかBMWとか)を買うと、「EU規格適合品」が付いていたり(オプション?)するそうです。
「EU規格適合品」の三角停止板は・・・
↑中央の三角が布(確か蓄光材入り)で軽くて、土台の脚が4本足だったりします。
↑こんな感じに収納できて、大きさも重さも日本の「国家公安委員会認定品」とは比べ物にならないくらい小さく軽いです。
収納時の大きさ「横42.3cm x 縦4.6cm x 高さ3cm」、重量「499g」。
ですが、「EU規格適合品」は脚を土に埋めて使用する大昔の規格を多少引きずっている部分もあって
「国家公安委員会認定品」と比べると構造の違いや軽過ぎるせいもあって「風」には弱い感じです。
「国家公安委員会認定品」をおすすめしている商品ページを見ると・・・
↑「EU規格適合品」や何の規格にも適合しない製品が風で吹っ飛んでる画像があったりします・・・
EU規格適合品でも風に強くする為に多少改良している製品もあるそうですが
でも、厳しい風圧試験などをクリアしている「国家公安委員会認定品(TSマークの付いた製品)」を買うのが無難なのだと思いますはい。
(まぁ余程強い風が吹かなきゃ吹っ飛ばないと思うし、コンパクトにしまえて大変魅力的な商品なんですけどね・・・)
「TSマーク」付きでコンパクトなバイク用もある
余談ついでにもう一つ余談で、
「EU規格適合品」よりもさらにコンパクトな・・・
↑こんな三角停止板も発売されています。
収納時の大きさ「横23.8cm x 縦11.3cm x 高さ5.1cm」、重量「454g」。
↑バイクのタイヤに取り付けて使用するバイク専用の三角停止板です。
バイク乗りの方には良いかも知れません。(二輪車用なので4輪の乗用車での使用は不可)
コンパクトで安くてよく売れている製品を買う
そんなこんなで意外と奥が深かった三角停止板ですが
最終的にせきねさんが選んで買った無難な製品が・・・
↑良栄プラスチックの「シグナルエース(RE-450)」です。オートバックスで698円♪
でも、今まで使っていた古い製品と比べてみると・・・
↑こんなに大きさが違う!!!(横幅でペンギン2個分も小さいです!)
組み立てると・・・
↑左が「大昔の製品」で右が「シグナルエース(RE-450)」。
三角形はひとまわり小さくなりますが、でもケースの差に比べると思ったより大きな三角形です。
↑上から見ると「シグナルエース(RE-450)」の方が伸縮式の脚を引き出して使うことができるので
軽くても安定性が高いです(たぶんこの脚の工夫のおかげで他の認定品よりも軽くできたのではと考えられます)。
↑脚の先端部分はとがっていたり、鉄のツメが出ていて飛ばされにくい作りになっていました。
↑重さもカタログスペック通りの798g!
「国家公安委員会認定品」としては最も軽い製品だと思われます。
大昔の製品:「横51cm x 縦14cm x 高さ5.5cm」、重量「2.3kg」
今回買った製品:「横42.5cm x 縦9.5cm x 高さ3.9cm」、重量「798g」
この差はかなりデカイです。
コンパクトなので色々な場所に収納が出来る
トランクに積んだ場合・・・
↑以前はこんなに巨大でしたが・・・
車種によっては・・・
↑ここにちょうどすっぽり収納することができたりします。(画像はZ12キューブ)
滅多に使わないアイテムなのでこう言う所に収納できるコンパクトさはありがたいです。
そんな大絶賛な
良栄プラスチックの「シグナルエース(RE-450)」についての詳細は・・・
せきねさんは
オートバックスで安い時に買ったのですが
↑オートバックスのチラシを見てみたら(地域により異なります)
↑今月も698円で売ってるようです(水戸工業って書いてありますが同じ物です)。
(って言うか3ヶ月連続でチラシに載ってました・・・いや1年中載ってたりして?)
「限定10」って書いてあるけど、毎月だいたいワゴンの中で売れ残っているのを見かけます(笑)
こんなもんそうそう買い替えないと思いますが、せきねさんみたいに大昔の巨大な三角停止板を使っている人はお安いし買い替えてみてはいかがでしょうか?
以上「三角停止板」を買い替えたお話でした。
なるべく使わないで済めばいいなと思います。
おまけ
日記を書き終えて、今までお世話になった古くて重い三角停止板を処分しようと思ったら・・・
↑「 SIGNAL-ACE(シグナルエース)」「RE-500」って書いてありました!
どうやら歴史の長い製品(会社)のようです。
いままでどうもありがとう。
追記(2015/12/12):TSマーク取り消しで自主回収とのこと・・・
この記事を書いて半年ほど経ちますが
ヤフーニュースを読んでいたら・・・
この日記で紹介した良栄プラスチックの「シグナルエースRE-450」について
警視庁が同社に対して自主回収を求めているそうです。
また、国家公安委員会もこの製品の型式認定の取り消しを発表しました。
よって、私が書いた日記をこれから読む方は
上記のような報道があることご理解の上でお読みいただければと思います。
また、この日記を読んでこの製品を買われた方へは、大変申し訳なく思いますが
しかしながら、日記を書いた当時は、その当時の情報や評判を色々調べて、自分でもさわってみて
国家公安委員会のマークを信用して、自信を持って書いた日記で
「これはいいな」と本当に思ったので紹介させていただきました。
自信を持って書いた日記だったので、私自信も複雑な気持ちですが過去に書いたものは書いたもので仕方ないし
いち早く追記という形で情報を付け加える事が今の私にできる唯一の仕事だと思い追記させていただきました。
個人的な見解としては・・・
警視庁がどのような条件でどのようなテストを行ったのか、全くもって不明ですし
実際に製品を買って触った事のある者としては・・・
「ちゃんと伸縮式の脚を引き出して使ったの?」
「これよりもっと飛びやすい製品があるんじゃないの?」
「国家公安委員会認定品ではないけど、大量に流通しているEU規格の製品に対しては何も言わないの?テストしないの?危なくないの?」
「100万個流通するまでの間に国家公安委員会さんは何かチェックはしなかったの?」
「今回この製品のみが「認定取消」になったということですが、国家公安委員会や警視庁は「他の認定品は大丈夫」であることをもちろん確認した上で、この製品のみ認定を取り消したんですよね?」
と言ったところです。
ヤフーニュースのコメントを見ても、製品自体や企業に対してよりも
「国家公安委員会」の方へのツッコミが多いようです。
そして、単に1つのメーカーの製品をテストして認定を取り消すのではなく
本当の意味で安全を考えるのであれば、国家公安委員会や警視庁は
「nite(ナイト) 独立行政法人 製品評価技術基盤機構」さんなどを使って
出回っている主要なメーカーの製品を公平かつ正確にテストを行い、結果を公表する必要があるのではないかと強く思います。
追記(2015/12/30):基準を満たしていなかったらしいけど
NHKニュースとして取り上げられていますが・・・
↑見事なまでにこの製品の特徴である「伸縮式の脚」を引き出し忘れています。
NHKさんでモノを用意して撮影した映像なのか、それとも警視庁や国家公安委員会の発表時の映像なのか分かりませんが
この状態で使った場合は吹っ飛ぶに決まってます。
そして、NHKさんのニュースではある程度テストの内容に触れられていて(さすがNHK)
「警視庁によると秒速18メートルの風でとばされるなど、定められた基準を満たしていなかった」
とのことです。
このニュースより少なくとも「秒速18m」の風に耐えられなかったという事が分かりました。
「秒速18m」とは?
「秒速18m」ってどのくらいだろう?
って調べてみると・・・
「GPV 気象予報」様の以下のページを参考にすると・・・
<平均風速:15〜20m/s>
・人への影響:風に向って歩けない。転倒する人もでる。
・車に乗っていて:高速道路では、横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる
・建造物の被害:ビニールハウスが壊れ始める
との事。
私の感想としては・・・
・まず、ドライバーがクルマのドアを開けて外に出ようとした瞬間に強風でドアが大変な事になる。
・車から何とか降りてトランクから三角停止板を取り出そうとした瞬間にトランクが風で閉まってドライバーが挟まれる。
・トランクに挟まれつつ必死に三角停止板をなんとか取り出し、クルマの後方に設置しようとするが、上記を読む限り風に向かって歩けないので、そもそも三角停止板を設置することすらできない(風向きによっては設置はできるけど、クルマまで戻って来られなくなる・・・)
う〜ん・・・
「秒速18m」のテストって意味あるのか?
そして、今回1つの製品だけを認定取り消しした訳ですから
当然、他の認定品はクリアできる事を警視庁と国家公安委員会は保証してくれているという事なのでしょう。
(やっぱ国家公安委員会の認定品ってスゲーなぁ・・・)
あぁ〜
「nite(ナイト) 独立行政法人 製品評価技術基盤機構」さん中立な立場でテストしてくれないかなぁ〜・・・
オートバックスグループでは回収・返金に対応してくれます
話は変わって、オートバックスが・・・
↑「停止表示板「シグナルエース RE-450」商品回収・返金のお知らせ」を発表しています。
オートバックスグループでご購入された方は、一読ください。
私もオートバックスで購入したので該当するのですが
まずは製造元の「良栄プラスチック」さんの発表や対応・見解を待ってからにしたいと思います。
(オートバックスグループで買った方のみなので、それ以外のお店で買った人って一体・・・)
追記(2015/12/31):さらに追記
追記(2015/12/31):さらに追記
「事件・事故・災害アーカイブ」様の以下のページの情報によると
どうやら停止板の
「三角形の底辺部分のサイズが安全規格(45cm)より短く、強風で停止板が飛ばされる危険性」
のため、認定を取り消されたようです。
(色々調べて、やっとここまでたどり着きました。警視庁と国家公安委員会は認定を取り消すなら、もっと一般人が分かりやすいように(情報にたどり着きやすいように)して欲しいものです。)
という事で、手持ちの
「シグナルエース RE-450」を実際に確認してみたところ
三角形の底辺は「約43cm」しかなく、基準を満たしていない事が自分の目で確認できました。
(時間がある時に画像付きで追記します。)
ですが、気になるのが
国家公安委員会が認定して「TSマーク」が付いている別の製品について
ネットで調べてみると・・・
使用時のサイズが「幅432mm」って書いてあるんですけど?大丈夫これ?
(国家公安委員会さん、私はこの商品に付いている国家公安委員会が認定した「TSマーク」を信用して買っても大丈夫でしょうか?)
実物を測ってみないと何とも言えないですけどね・・・
色々気になるので
ここまで来たら身銭切って自腹でTSマークの三角停止板買いあさってみようかと考えてみたり・・・
(TSマーク認定品は4製品ぐらいだそうで、自分で調べた限りエマーソン(EM-351)とエーモン(6648)とキャットアイ(RR-1900)と小糸製作所(ERR-500)の4商品がある事までは分かりました。似たようなサイズや重さの製品もあるのでOEM品もあるかも知れません。 そして小糸製作所の商品はサイズを見ると確実に45cmを超えているので問題ないと思います。風に飛ばされないかどうかは知りませんが。)
「スズキ」や「マツダ」で買った方も交換してもらえます
↑スズキが「停止表示器材(停止表示板)に関わる自主改善の実施について」を発表しており「シグナルエース(RE-450)」の交換に応じています。
↑マツダも「停止表示器材の自主改善」を発表しており「シグナルエース(RE-450)」の交換に応じています。
ただ、スズキとマツダの説明画像をみると「伸縮式の足」の製品全てが不適合品と言う訳ではないようです。
「三角停止板」選びは慎重にと言うことで・・・(エーモンの製品が無難そうです)