アクセル・ブレーキペダルを日産純正のアルミペダルに交換する

5.0
Z12キューブ
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こんばんは、中古で買ったノーマルのキューブに乗っているせきねさんです。
普通のグレードのクルマなので

ペダルは・・・


↑特に何の面白みもないごくごく普通のペダルです。

前に乗っていたマーチもこのペダルとほぼ同じペダルだったのですが、その時には・・・


↑社外のアルミペダルカバーを取り付けて使用していた事もありました。

ですが、ブレーキペダルは滑り止め防止のゴムが付いていない古い製品だった為「車検」に通らず(雨の日滑る)、社外品(汎用品)なので「後付けしました感」があり、実用性も高級感も無くイマイチでした。ある日ぽろっと外れてしまった事があり「こりゃ危ないな」と言う事でそれ以降お蔵入りとなりました。

と言う事で、今回キューブには社外のペダルではなく実用性重視で何かと無難そうな日産純正のアルミペダルを付けてみようと考えました。

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他グレードや他車種の純正アルミペダル

キューブ(Z12)用の「アルミペダル」ですぐに思い付くのが・・・


↑オーテック社が出している「Rider(ライダーパフォーマンススペック)」と言うお高いグレード。

このライダーには・・・


↑日産純正のアルミの「ブレーキペダルカバー」と「アクセルペダル」が装着されているのです。
(キューブに限らずエルグランド(E51)やノート(E11)のライダーでもこのペダルが使われています)

んじゃコレをそのまま流用すればいいじゃんって話になりますが
単にライダーと同じになるだけでは物足りないので、もうひとひねりしようと思います。

AT(オートマ)車なので「ブレーキペダルカバー」についてはこちらを選択しますが
「アクセルペダル」についてはこのAT車用の長方形のペダルではなく・・・

主にMT車向けに用意された・・・


↑日産純正のこちらのペダルを取り付けてみようと思います。
(長方形のペダルとは違う足型の曲線がいい感じです♪)

実はこのペダルは・・・


↑「BNR34スカイラインGT-R」や・・・


↑「Z33バージョンニスモ仕様のフェアレディZ」など気合いを入れて作られた名車に使われているアクセルペダルなのです。

でも、この2車種以外に・・・


↑マーチ(K12)の12SRというグレードでも・・・


↑使われており、元マーチ乗りのせきねさんとしては前から気になっていたのです。
(GT-RやZだけなくマーチで使われていたと聞くと急に チープに 身近に感じるから不思議です・・・)

ディーラーで純正アルミペダルとその他必要パーツを注文

いつもお世話になっている日産ディーラーへ行って「ブレーキペダルカバー」と「アクセルペダル」と「取り付けに必要なパーツ」を注文し届いたのが・・・


↑こちらです。
まずは「ブレーキペダルカバー」で「46531-AB010 ペダルカバー(COVER PEDAL PAD)」(税込2,614円)。



↑新品購入するとビニールのカバーが付いていますが・・・


↑ビニールをはがすとビニール痕(こん)が結構付いており、布でゴシゴシしても取れません・・・。ハズレを引いた訳では無く新品はどれもこうなっているのであまり細かいことは気にしないようにしましょう(どうせ足で踏んで使うものですからね・・・)。


↑側面。ゴムの突起が沢山出ており滑ることはまずないでしょう。


↑真下から。長年走っていると急なペダル操作などでペダルミスをした事がある方もいるかも知れませんが(履きなれない靴とか)、ペダルの下角をギリギリを踏んでこと無きを得る場合が多いので下角がアルミでは無く滑りにくいゴムになっているのは嬉しいです。


↑裏側。


↑裏側のゴムには溝があり、車体側の鉄製ペダルにかぶせて使用します。
ですが、このゴムがとにかく硬くて取り付ける時にみなさん苦労しているようです(まぁ取れたら困るので硬いのは仕方無いですが)。

続いて・・・


↑「アクセルペダル」とそれを付けるのに必要な「パーツ」です。

「18016-AB000 パッド(PEDAL-ACCEL)」(税込3,089円)
「18014-AB000 ブッシュ(BUSH)」(税込389円)
「18014-AL505 ブッシュ(BUSH)」(税込432円)
「18014-8H601 ブッシュ(BUSH)」(税込324円)

お値段は安くはありませんが、ベラボーに高い訳でもないです(でも日々値上げを繰り返しており昔はアクセルペダルが2,000円で買えたそうです)。

ちなみにアクセルペダルに関しては、無加工でストレートに取り付けられるパーツが廃盤?(もともと無い?)らしく、取り付けには多少の加工が必要です(調べるとみなさん加工して取り付けています)。


↑アクセルペダル「18016-AB000 パッド(PEDAL-ACCEL)」(税込3,089円)。



↑こちらは滑り止めはなく(アクセルペダルなので無くても車検はOK)、ビニールもキレイにはがれます。


↑裏側。


↑左側面。


↑右側面。


↑裏側のブッシュを入れるためのトンネル。


↑裏面上側。


↑ペダルを固定する際にこの突起にブッシュを固定します。


↑こちらはアクセルロッドの軸が8mm用のブッシュ「18014-8H601 ブッシュ(BUSH)」(税込324円)。



↑内径8mmでアクセルロッドの軸が8mmの車種に対応しています。
エルグランドやGT-Rなどはアクセルロッドの軸が約11mm(10.8mm?)なので、これとは別の部品番号である11mm用のブッシュ「18014-AB001」が必要となります。

このブッシュは・・・


↑アクセルペダル裏にあるトンネルに・・・


↑入れて使用します。


↑一度入れると簡単には取れません(マイナスドライバーで押し出せば取れます)。

続いて・・・


↑ペダルにアクセルロッドを固定する時に使う11mm用のブッシュ「18014-AB000 ブッシュ(BUSH)」(税込389円)。



↑内側。


↑こちらは念の為購入はしましたが


↑アクセルロッドの軸が11mm用なので今回は使用していません。
(今考えるとこちらを使用した方がスマートだったのかも知れません・・・)

使い方としては簡単で・・・


↑アクセルペダル裏にある突起に・・・


↑ブッシュをかぶせて、アクセルロッドを固定します。
画像は仮に置いてあるだけの状態です。一度取り付けてしまうと取り外しす際にブッシュの山がつぶれてしまって再び取り付ける時に強度が落ちるので、実際に取り付ける時以外はあまり試さない方が良い気がします。
ただ、こちらのブッシュはアクセルロッドの軸が11mm用のブッシュなので・・・


↑キューブ(Z12)のようなアクセルロッドの軸の直径が8mmの車両の場合には・・・


↑キッチン用アルミテープを軸に巻くなどして、軸の太さを11mmに近づけてからブッシュを使って固定する事になります(このテープ何気にはがれにくいし太さの調節もしやすい)。
多分、このやり方が一番手軽でスマートな気がします。

そして最後が・・・


↑こちらもペダルにアクセルロッドを固定する時に使う8mm用のブッシュ「18014-AL505 ブッシュ(BUSH)」(税込432円)。



↑こちらはキューブにぴったりなアクセルロッドの軸が8mm用のブッシュなのですが・・・


↑キューブ用ではないので裏面にある「脚(下駄(ゲタ))」の部分が・・・


↑やたら長くて、このまま使用するとアクセルが奥まで踏み込めず、スピードが全然出ません・・・。

本当はこの8mm用の「脚(下駄)無し」が欲しかったのですが、廃盤なのか元々無いのか入手出来ないので、今回はこちらの「脚(下駄)」の部分を加工して使うことにしました。

使い方は先程とほぼ同じで・・・


↑アクセルペダルの裏にブッシュをかぶせて、アクセルロッドを固定します。
こちらも仮に置いてあるだけです。一度ペダルにブッシュを取り付けると取り外した際にブッシュの山がつぶれてしまって再利用時に強度が落ちるので(再利用不可だと思った方が無難)、実際に取り付ける時の一発勝負だと思った方が良いです。


↑せきねさんは、うっかり試しに取り付けて取り外す時に山が少しつぶれました・・・。

以上で購入した部品の紹介は終わりです。

取り付け前に一部のパーツを加工

ペダルの取り付け作業に入る前の準備として、せきねさんは・・・


↑アクセルペダルの固定に「18014-AL505 ブッシュ(BUSH)」の「脚(下駄)」をぶった切る面倒な道を選択したので、ブッシュの加工からはじめます。


↑「脚(下駄)」の中身は中空なので・・・


↑ニッパーでぶった切れば切断なんて簡単だろうと思ったのですが・・・
予想以上に頑丈でニッパーでは「脚(下駄)」を丸ごとぶった切ることができず

結局・・・


↑NASAも使っているとか使っていないとか噂の「ハイテク糸のこ(フリーウェイコッピングソー)」を使って・・・


↑地道にゴリゴリするハメに・・・


↑15分ほど頑張って何とか切断・・・(結構大変)。
で、画像の通り切断面がガタガタで、このままだと踏み込んだ時に万が一フロアの内装などに引っかかりアクセルが戻らなくなると非常に危険なので・・・


↑「ヤスリ」を使って、引っかかる部分が無くなる程度まで削ります。


↑削ったのがこちら(ぱっと見あまり変わっていませんが、とりあえず内装には引っかからないでしょう)。

ぶった切る前と比べてみると・・・


↑ぶった切る前。


↑ぶった切った後。
さてさて、これで準備が出来たので後はクルマでの作業となります。

車両のノーマルペダルの取り外し


↑まずはノーマルの「アクセルペダル」を取り外します。


↑アクセルペダルの左側面にペダルを固定しているブッシュが見えるので、赤矢印の位置に・・・


↑マイナスドライバーを突っ込んで、テコの原理で・・・


↑パコッとロックを外します。
(ノーマルペダル裏のブッシュは強いので、多少雑に取り外しても再利用可能です)


↑ロックが外れたら、アクセルペダルの上部を持って、手前方向に引っ張ります。
(これ、結構パワーが必要です)


↑そうするとアクセルペダルが手前に倒れるので・・・


↑ペダルが水平になるまで倒します。

この状態で・・・


↑アクセルペダルを右方向に引っ張ると・・・


↑ノーマルのアクセルペダルを取り外すことができます。


↑ノーマルのアクセルペダルの裏はこんな感じ。
キューブ(Z12)の場合「脚(下駄)」は付いてはいますが、とても短いです。
(昔、マーチ(K12)で「脚(下駄)」を極限まで短く加工してあげると、アクセルを最大まで踏み込んだ時のMAXパワーが「脚(下駄)」付きの時と比べてほんの少しだけUPしてクルマの最大性能を引き出せるとか出せないとかそんなカスタムが流行ったりした事がありました(笑)ガセネタのようにも感じますが可能性はゼロでは無く多少効果が出る場合もある気がします。)


↑アクセルロッドの軸が固定されていた部分。ここからロッドを抜く時に少し力が必要でした。

ノーマルのアクセルペダルを取り外すと・・・


↑アクセルペダルロッドだけの状態になります。


↑せきねさんのキューブ(Z12)はこのロッドの直径が8mmでした。
車種により異なるので、ブッシュを購入する前にロッドの太さを測っておくと良いでしょう。

車両へのアルミ製アクセルペダルの取り付け

ではでは、購入したアルミのアクセルペダルの取り付けに入ります。


↑ペダル裏のトンネル部分にブッシュを入れた状態のアクセルペダルを用意して・・・


↑ロッドをブッシュに・・・


↑差し込み新しいアクセルペダルを取り付けます。

そして・・・


↑加工した「ブッシュ」をロッドに取り付けます。


↑ブッシュの取り付け位置としては、ペダルとブッシュのすき間(赤矢印)が無くなるくらい可能な限り下に取り付けるのが良さそうです。

ブッシュを取り付けたら・・・


↑ペダルを軽く起こします。


↑ロッドを「ペダル」と「ブッシュ」でサンドする形でペダル裏の突起部分にブッシュを・・・


↑えいっ!と押し込んでロッドにアクセルペダルを固定します。


↑ブッシュ内部の突起(赤矢印)がペダル側の溝(青矢印)に入ることで抜け防止になっているので・・・


↑ペダル裏の突起の上端(赤矢印)とブッシュの上端(青矢印)が一致するぐらいの位置で固定するのが良いと思います。

アクセルペダルの固定ができたら・・・


↑アクセルペダルをしっかり奥まで何度も押し込んでみて、フロアに引っかかったりしない事やペダルにガタ付きが無いことを念入りにしっかり確認しましょう(走行中にペダルが戻らなくなったり、外れたりするととても危険です)。

これで「アクセルペダル」の取り付けは完了です♪

車両へのアルミ製ブレーキペダルカバーの取り付け

続いて「ブレーキペダルカバー」の取り付けに入ります。
まず準備として・・・

↑新しいブレーキペダルカバーをダッシュボードなどのなるべく温度が高い場所にしばらく放置しておきます(これ意外と重要)。
ブレーキペダルカバーの交換は単に車両側の鉄製ペダルにゴム枠の付いたペダルカバーを装着するだけなのですが
このゴムがとにかく硬くて、外すのにも取り付けるのにも相当なパワーが必要となります。

よって、なるべく「よく晴れた気温の高い日」に作業を行い、ゴムを柔らかくした上で脱着してあげると比較的楽に作業をする事が出来ると思います(冬場は大変かも・・・ドライヤーで温めてあげましょう)。

さて、次にノーマルのブレーキペダルカバーを取り外します。

炎天下で窓を閉めっきた状態でクルマをしばらく放置して、車内を温め・・・


↑ドアを開けたらすぐにブレーキペダルの・・・


↑裏側の角に手を入れて、力を入れて手前に思い切りはがすように引っ張ると・・・


↑ノーマルのブレーキペダルカバーが取り外せました。
(温度さえ高ければゴムが柔らかくなっているので比較的簡単に取り外せます)


↑ノーマルのブレーキペダルカバーの裏はこんな感じ。


↑購入した「アルミのブレーキペダルカバー(左)」と「ノーマルのブレーキペダルカバー(右)」。
ゴム枠の形状が異なりますが、特に問題はありません。

ではでは、
新しいアルミのブレーキペダルカバーの取り付けに入ります。

ダッシュボード上で十分に温めたホッカホカのペダルカバーの・・・


↑上部の溝に車体側の鉄製ペダルを差し込みます。
(なるべく左右が均等になるように中央に取り付けます)


↑上部の溝の奥までしっかり差し込み、次に・・・


↑ペダルカバー下側のゴム枠部分を思い切り引っ張りながら・・・


↑ゴム枠の溝に鉄製ペダルを差し込みます(これがかなりパワーが必要)。


↑下側ゴム枠の溝にしっかり鉄製ペダルが差し込まれている事を確認します。


↑左右もゴム枠の溝にしっかり鉄製ペダルを差し込みます。

ただ、裏側が見えなくてしっかり固定できているかイマイチ分かりづらいので・・・


↑奥さまから「手鏡」をお借りして・・・


↑「鏡」で裏側を確認しながら作業すると便利です♪


↑裏側の上部角(赤矢印)は多少すき間ができます。


↑反対側も同じくらいのすき間が出来ていれば中央に付いていると思って良いでしょう。


↑ブレーキペダルも同様にしっかり奥まで何度も押し込んでみたりして、カバーが外れない事を確認しましょう。

これで「アクセルペダル」と「ブレーキペダルカバー」の両方の取り付けが完了しました♪
多少の加工とパワーが必要だったりしますが、交換作業手順としてはそれほど難しくはないので、気になる方はチャレンジしてみてください。

「交換前」と「交換後」を比較

「交換前」と「交換後」で比べてみると・・・


↑交換前。


↑交換後。


↑交換前。


↑交換後。


↑交換前。


↑交換後。


↑交換前。


↑交換後。


↑交換前。


↑交換後。

どうでしょう?
比べてみるとやはりアルミ製のペダルの方が高級感があり華やかさが全然違います。
存在感を出しつつそれでいて社外品のような違和感も無くごくごく自然なのはさすがは純正品と言ったところでしょう。

ペダル交換の費用

今回の「ブレーキペダルカバー」と「アルミペダル」取り付けにかかった費用は・・・

↑5点で合計6,848円でした(ブッシュ1つは未使用ですが)。
同じパーツがヤフオクやAmazonなどのネットショップでも販売されていますが
せきねさんが調べた限りどれも日産で直接新品を買った方が全然安いので、お近くの日産ディーラーで注文するのが一番お得だと思います。
せきねさんはディーラーへ行って「この部品番号のパーツください」って感じで簡単に注文する事ができました。

比較的手を出しやすいお値段ですし、ドレスアップ効果だけでなく実用性も十分にある部品なのでおすすめです。

交換後の画像

以後、全て交換後の画像です。


↑ドアを開けた時にキラリと光るアルミペダルがとても気に入っています♪
(昼間だけでなく夜も純正オプションのフットイルミネーションの光がペダル部分に反射するのでとてもキレイです♪)

肝心のペダルタッチについては・・・
アクセルペダルがMT(マニュアル)車用なので、取り付け前はその点だけ気になりましたが、実際に運転してみると
素人のせきねさんには交換後でも特に何の違和感も無く(運転してるとペダルを交換していたことすら忘れる・・・)、踏み間違いや引っかかりなども無く今まで通り普通に運転できているので、特に問題は無さそうです(ブレーキは突起のおかげで渋滞中にぼーっとしていても「今はブレーキを踏んでいます感」があってとても扱いやすいです)。

という事で、運転席周りのアクセントになって何かと無難な日産純正アルミペダルとっても気に入っています♪
(この後パーキングブレーキもカスタムしましたので詳しくは以下のリンク先の記事をご覧ください)