こんばんは、3ヶ月に1回程度しか「洗車」をしないズボラなせきねさんです(←出来れば毎月洗車したいのですが賃貸アパートの屋根無し駐車場なので天気や隣に車がいないタイミングを狙ったり色々気を使うとそれくらいの頻度になる)。
いざクルマを運転しようと思うとだいたいフロントガラスが「ホコリ(または黄砂)」だらけなので、かなりの頻度で「ウォッシャー液」を噴出させて汚れを洗い流すのですが、この前ウォッシャー液を出す為にレバーを手前に引いたところ・・・
「ウォッシャー液」が出ない・・・。
↑ウォッシャーノズルは「助手席側」と「運転席側」の2箇所あるのですが、運転席側だけ1滴も水が出ない・・・。
長期間乗らなかったり夏場にウォッシャー液が出ない事がたまにあるものの、そんな時は何回かレバーを引けばその内出て来るのですが今回は何回レバーを引いても運転席側だけ全く何も出てこないのです。
ウォッシャー液を送り出す「モーター(ポンプ)」が壊れたのかな?とも思ったのですが、そもそもZ12キューブの場合モーターは1つしか付いておらず、助手席側のウォッシャー液が問題無く出る事を考えると、恐らく運転席側の「ノズル」が詰まってしまったのだと思われます。
ディーラーの半年点検が近いので、その際に原因を調べてもらう手もあるのですが、下手すると「ノズルやホースの詰まりが原因ですが、念の為モーターやタンクも丸ごと交換しましょう」ってな感じで大ごとにされると困るので、点検に出す前に自分で何とか解決できないかやってみる事にしました(何の為の点検なのか謎ですが・・・)。
ウォッシャーノズルとホースの取り外し
↑詰まっていると思われるノズルを取り外すために、まずはボンネットを開けます。
↑カウルトップ内部にアクセスする為の大きな「カバー(フタ)」が付いているので、ツメ(赤矢印)の部分を押しながら持ち上げると・・・
↑簡単に「カバー」の取り外す事ができます(カバーを取り外した奥のボディに「車体番号」が刻まれており、車検時に素早く確認できるようになっています)。
↑カバーを開けたすぐ右横に運転席側の「ウォッシャーノズル」(青矢印)があり、カウル内部手前にウォッシャー液を送る為の「ホース」(赤矢印)があります。
↑ちょうどカウルのカバーを開けた箇所でホースが分岐されているので、運転席側のノズルに繋がっている「短い方のホース」を分岐部分で取り外します。
↑一度も取り外したことが無い場合は取り外すのに多少苦戦すると思いますが、無理に引っ張らず地道に少しずつホースを左右に振るようにして分岐パーツから引き抜けば何とか抜けると思います。
↑ホースが抜けたらカウルから「ノズル」を取り外すのですが、ノズルの根本にある左右の「ツメ」を押しながら(つまみながら)ノズルを引っ張ると・・・
↑ノズルを取り外したカウル側。日産マークみたいな穴が空いていました(笑)。
今回は運転席側のノズルだったので楽でしたが、助手席側の場合はカウルトップを丸ごと外さないとノズルの裏側にアクセスできないので運転席側よりも大変だと思います(カウルを外すにはパイワーも取り外す必要がある)。ただ、ノズル自体はカウルに対してゆるめに付いているので、細いマイナスドライバーなどを差し込んでうまくツメを押すことが出来れば、カウルを外さなくてもノズルだけ取り外せそうな感じはしました。
ノズルの詰まりを自転車の空気入れで解消させる
↑ノズル部分を拡大してよく見てみると、左側は問題無さそうですが、右側は明らかに何かが詰まっているようです。
と言うことで、鼻詰まり ノズル詰まりを解消すべく・・・
↑小学生の頃から使っているお裁縫セットの「まち針」をノズルにブッ刺して鼻をホジホジ ノズルをホジホジします。
↑ボンネット上にノズルが付いているようなクルマ(昔のクルマ?)だとノズル部分が金属製で噴射角度を調節できる可動式になっていたりするのですが、Z12キューブの場合はノズル角度の調節機能はありませんでした(コストダウン)。
ホースを取り外してノズルの中を軽く確認してみたのですが、泥など大きなゴミが詰まっている様子も無さそうなので
これで「ノズル詰まりは解消しただろう」と思い、試しにホースに水を入れて自分の口でくわえて「フンッ!」と息を吹き込んでみたのですが、水は全く出ず・・・。
う〜ん、一体何がどこで詰まっているんだコレ・・・。
しばらく考えた結果、こうなったら強力な「圧力」をかけてやれと思い・・・

↑このパナレーサーの空気入れ(Panaracer BFP-AMAS1)は、英式・米式・仏式の全バルブ方式に対応しているので、ママチャリで使っている英式バルブ用クリップを取り外し、米式にした状態で・・・
↑「ウォッシャーノズル鼻詰まりスッキリ解消システム」が完成!天才!(全人類の危機を救う画期的な装置を数分でこしらえてしまう自分の才能が恐ろしい・・・)
異物によっては余計に詰まりそうな気もしますが、そもそもすでにどうしようもない状態なので、体重をかけて思い切りポンプを押してみたところ・・・
「詰まり解消!!!」(片手でポンプ押してもダメで両手で思い切り押したら詰まりが解消されました)
↑謎の「かつおぶし」のような物体やゼリー状の謎の異物が詰まっていたようです(タンクに溜まったゴミ?昔タンクに入れた液体ガラコの成分が固まった?)。
ただ、詰まりが解消されたのは片方の穴だけだったので・・・
↑鼻チーンの要領で開通した方のノズルを手で押さえ、詰まった方を解放した状態でもう一度「ウォッシャーノズル鼻詰まりスッキリ解消システム」を使用したところ、両方のノズル詰まりが解消されました(マジで使えるなこのシステム)。
ノズルだけ購入できるらしい
↑詰まりを解消させてキレイになったノズルがこちら。
ちなみに、ノズルの根本部分に「2」と刻印されているのが運転席用で、「1」と書いてあるのが助手席用だそうです。
それぞれ部品として購入可能で、部品番号は以下のようです。
・(たぶん)運転席用:28932-1FA0A
・(たぶん)助手席用:28931-1FA0A
ノズル詰まりが解消されない場合はノズルだけ購入して交換すれば良さそうです。
ノズルを戻して動作確認
↑元通りにクルマに取り付けて、ウォッシャー液が出るかどうか確認します。
前よりも明らかに勢い良く噴出されるようになり、ガラス上部にまで水が届くようになりました♪
クルマがボロくなるとこんなトラブルが多くなりますが、愛着のあるクルマなのでこれからも負けずに長〜く乗っていこうと思います。