バンパーグリル内で何の配慮もなくムキ出しモロ見え状態の鉄板をマットブラックに塗装する

Z12キューブ
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こんにちは、クルマに関する日記をよく書く関係で、週末にかっこいい愛車のスポーツカーを撮影しているオッサンの横で、安い愛車のファミリーカーをひたすら撮影しているせきねさんです。

そんなせきねさんの(中古の)愛車・・・

↑キューブですが、いつもこのクルマのフロント部分を撮影する度にどうしても気になる箇所があるのです。
第三者から見るとアレコレ気になるかと思いますが(特に後付けのしょぼいコーナリングポールとか・・・)

せきねさんが前から気になっていた箇所は・・・


↑バンパーグリル内のこの部分です!

バンパーグリル内部とは言え・・・

↑なぜこんなに外から見えるパーツがブラックアウトされずに、こんなに安っぽく目立つ色のグレーで塗装されているのでしょうか?・・・
(正解:クルマが「安いから」ただそれだけ)

いくら安い大衆車とは言え、クルマを作る上でデザイナーさんがそれなりにアレコレ頑張ってこしらえたはずですし(素敵なブルドック風フロントフェイス・・・)、クルマの「顔」とも言える真正面の一番目立つ場所に・・・


↑この鉄板ムキ出しモロ見えはいくら何でも「ご配慮」が足りな過ぎなのではないでしょうか。
(しょぼいコーナリングポールを後付けしている人に言われたくないと思いますが・・・)

ちなみに、キューブのカタログで問題の部分を確認してみると・・・


↑カタログの表紙も・・・


↑内部のページも、都合の悪い箇所は「真っ黒」に塗り潰す日本政府公認「お役所加工」が施されておりました。

う〜ん、つまり本来ここは「ブラックアウト化」されるべき箇所ですが、予算の都合でお客様ご自身でブラックアウト化してくだされ、と言う日産からのメッセージと受け止めました。

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見た目の問題だけじゃない?放置すると金属が腐食しサビが発生

個人的にはただ「見た目」を少しでも良くする事だけが目的だったのですが

バンパーグリル内にあるグレーに塗装された金属フレーム部分をよ~く見てみると・・・


↑薄い鉄板を2枚程重ね合わせてプレスした作りになっており(赤矢印)、プレスされた一部分にはうっすら「赤サビ(青矢印)」が出始めている事が分かります。

雨風がよくあたる部分ですが、グリル内部という事でワックスがけをするような場所ではありませんし、このまま放置して何年も走行を続けると、きっとグレーの塗装が薄くなってサビがどんどん進行して行くのではないかと思われます。

せきねさんのキューブは製造から6年間経過でまだ30,000kmも走っていないのでまだマシな方かも知れませんが、走行距離や住んでいる地域によっては(雪の多い地域とか)、もっとサビが発生する可能性がありますし、サビが進行すると見た目の問題だけではなくなってしまうので、症状が軽い今の内に手を加えておくと後々面倒なトラブルを減らせるのではないかなと思います。
(って普通の使い方ならそこまで心配しなくても大丈夫だとは思いますが、せきねさんはこの先長く乗るつもりなので・・・)

お手軽タッチアップペンで気になるグレーの鉄板を塗装

と言うことで、せきねさんは主に「見た目」の改善を目的にバンパーグリル内で浮いた存在になっているグレーの鉄板を自分で「塗装」してブラックアウト化したいと思います。

下回りの「塗装」と言えば・・・


↑スプレー式の「シャシーブラック」を一番に思い浮かべますが
スプレー式だと広範囲に飛び散ってしまう為、塗装する前に塗りたく無い部分にテープを貼って「マスキング処理」をする必要があり、面倒なので


せきねさんは・・・


↑「タッチアップペン」を使用して地道にぬりぬりしようと思います。
購入したのはソフト99が販売している「タッチアップペン」でカラーは「X-1 つや消し黒」です(ヨドバシドットコムで送料込407円)。


タッチアップペンなら「筆塗り」なので・・・


↑少し狭いですが、グリル部分から手を突っ込む事でバンパーを取り外さなくても塗装が出来そうだからです。

しかし、別の作業(フォグランプの交換)でたまたまバンパーを外す機会があり・・・


↑結局今回はバンパーを外した状態でぬりぬりする事となりました・・・。
(バンパーを外した方がそりゃ楽ですが、キューブのグリルは開口部が大きいのでバンパーを外さなくても器用な方なら作業は可能かと思います。)

ちなみに、キューブのフロントバンパーの取り外し方法は以前書いた以下の記事をご覧ください。

Z12キューブのフロントバンパーを取り外す(グリルごと一緒に取り外し)
こんばんは、今日はZ12キューブの「フロントバンパー」を取り外そうと思います。せきねさん的には、モノがデカくて作業的に面倒くさくて大変そうだし、バンパーを取り外すなんて何だか「怖い」ってイメージがはじめはあったのですが、でも自分でフロントバ...

さて、作業的には単純なので早速・・・


↑左端の方からぬりぬりしていきます(とっても簡単)。
塗った直後は「ツヤ」がありますが乾けば「ツヤ消し」状態になります。
バンパーを外したのであればスプレーで塗ってしまっても良かった気もしますが、筆塗りの方が奥の方まで細かく塗れるしとても手軽で楽でした。


↑大した面積を塗る訳ではないので、筆塗りでもそれほど時間がかからずに数分で半分程まで塗装できました。
(塗った部分の色が薄く感じられたら、塗った直後にすぐに上から重ね塗りしてあげれば十分濃くする事ができます。)
まだ半分ですが、ブラックアウト化されている部分とそうでない部分では見た目の印象が全然違うでしょ?(すっきり感が出た感じ)

そして・・・


↑近くにやりたそうな感じで見ているお子さま(赤矢印)がいたので、この後はお子さまに塗ってもらいました♪
スプレーで塗った場合と比べると、多少ムラができると言うか近くで見ると塗料の盛り上がりなども見えますが、色がマットブラックなのでバンパーを付けてしまえば全く気にならないので問題はありません。

この後、お子さまにぬりぬりしてもらい・・・


↑グレーの鉄板(フレーム)のブラックアウト化が完了!

全部塗り終わると最初から塗ってあったかのように見えるくらいで、言われなければ塗った事にすら気が付かない自然な見た目になりました♪
(グレーの状態がどれだけ不自然だったかブラックアウト化してみて良く分かりました。日産にはこの状態で販売して欲しかったです。)

で、これで完成にするのつもりだったのですが
鉄板(フレーム)部分をブラックアウト化した事により、今度は・・・


↑「ラジエーターのフチ」部分が気になるようになってしまったので・・・


↑勢いで「ラジエーターのフチ」部分もタッチアップペンで塗ってみる事にしました。

そして・・・


↑はい完成!
ちなみに、タッチアップペンは半分も使用しなかったので1本あれば十分な感じでした。

せきねさん、せっかくここまで塗ったので
ラジエーターのフチ部分だけでなく、勢いで・・・


↑「CALSONIC(カルソニック)」とか・・・


↑「nismo」って書いたら面白いかも?と思い付いてしまったのですが(なんちゃって系嫌いではないので・・・)、キューブにはありえな過ぎていかにも不自然な仕上がりになりそうだったので我慢しておきました。

でも、やったらやったで絶対面白そうなので興味のある方はぜひ!

塗装前と塗装後で比較

ではでは、塗装前と塗装後でどう違うか比べてみようと思います。


↑塗装前。


↑フレーム部分を塗装。


↑フレームとラジエーターのフチを塗装。


↑塗装前。


↑フレーム部分を塗装。


↑フレームとラジエーターのフチを塗装。

やっぱり比べると全然違いますね。

次に、バンパーを装着した状態で比べてみると・・・


↑塗装前。


↑塗装後。


↑塗装前。


↑塗装後。


↑塗装前。


↑塗装後。


↑塗装後(フラッシュ撮影)。
あえてフラッシュを使って内部を照らしてみましたが、ラジエーターのフィン部分以外は全てツヤ消しブラックでスッキリしているのが分かってもらえるかなと思います。


↑塗装前。


↑塗装後。


↑塗装後(フラッシュ撮影)。

どうでしょう?「塗装前」と「塗装後」で比べてみると「塗装後」の方が全然良いでしょ?
これでフレーム部分の「安っぽさ」が少しは消えたかなと思います・・・
(そもそもクルマ自体が安っぽい(と言うか安い)ので焼け石に水って話もありますが・・・)

塗装後の画像

以下全て塗装後の画像です。

まとめ

以上、500円程のタッチアップペン1本でクルマの正面のダサい鉄板を簡単にスッキリ隠す事ができる費用の割に効果が大きいローコストハイリターンなお手軽カスタムでした。
ついでにサビの発生や進行もある程度抑えられると思われますし、キューブに限らず同じような状態になっているクルマにお乗りの方も気になったらぜひチャレンジしてみてください。
(キューブのようにブラックアウトされずに鉄板がムキ出しの状態になっている車種がどれだけあるか知りませんが・・・)

また、せきねさんは過去にもタッチアップペンを使った ボロ隠し リフレッシュ作業を何度か実施しているので、良かったらそちらの記事も読んでみてください。
(個人的にこの手の作業がやっていて一番面白い♪)

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