こんばんは、あと1日出勤すれば冬休みがやってくるせきねさんです。
さて、今日はキューブの「フロントウィンカー」のお話。
「フロントウィンカー」とは・・・
ウィンカーなので、中には・・・
中に「オレンジ色」の電球が入っているので、外側から見ると・・・
↑「オレンジ色」の電球がモロに見えます(当たり前の話ですが)。
また、中央の電球そのものだけでなく、周りにあるリフレクターにも反射してウィンカーユニット内全体がオレンジ色に見えます。
この電球がモロに見えている状態やリフレクターがオレンジ色になっている状態は
普通の人が見れば当たり前の話なので何も感じませんが
クルマ好きの若者から見ると、とっても「イケてない」状態なのです。
せきねさんも昔は全然気にした事は無かったのですが、
クルマの見た目にこだわる最先端のヤンキーから見ると、電球のオレンジ色が見えるのはとっても「ダサイ」状態なのです。
ヤンキーの言い分としては、たぶん・・・
「持病の肩こりでシャツの下にこっそり貼った「サロンパス」が透て見えてる感じでダセーじゃん!」
と言ったところでしょうか。
と言うことで、そんなオシャレなヤンキー達の為に
カー用品店に行くとウィンカー球の「オレンジ色」を隠す・・・
小さなオシャレ「ステルスバルブ」
↑「ステルスバルブ」と呼ばれる商品が売っていたりします。
オレンジ色の白熱電球の上に銀色のメッキ加工がされた商品で、点灯するとしっかり「オレンジ色」に光ります。
(S25タイプだと2球で3,000円前後)
そんなこんなで、せきねさんも
ヤン車に対抗できるように、フロントウィンカーバルブを交換しようと思います。
で、せきねさんが買ったのが・・・
↑PIAAのステルス白熱球「MIRROR ORANGE(ミラー オレンジ)」(S25シングルバルブ用のH-647)です。
オートバックス楽天市場店で2,864円(送料込)で購入。
白熱球にしてはちょっとお高いですが、信頼のPIAA製品ということで、もちろん保安基準に適合した車検対応品です。
本当は今回買った白熱電球ではなくLEDバルブにしたいところですが、
フロントやリアウィンカーをLED化する場合、単に「バルブだけ交換すればOK」と言う訳ではなく、
「ハイフラ(ハイフラッシャー)現象」が発生する為、それなりの対策が必要となります。
(ハイフラ現象:ウィンカー球が球切れした際に、それをドライバーに知らせる為にわざと高速に点滅するように作られています。LED化すると消費電力がとっても少なくなるので、クルマは「やたら消費電力が少ないぞ!こりゃ球切れだ!」と判断してウィンカーを高速に点滅させてしまいます。)
ウィンカー用のLEDバルブの信頼性やら、ハイフラ対策の安定性やら
バルブ交換後の見た目やら、お値段(これが一番だったりして(笑))などを総合的に考慮して
今回は「LEDバルブ」を見送って「白熱球」を選択しました。
(マーチの時も散々アレコレいじったけど、結局ウィンカーについてはLED化しませんでした)
ノーマルバルブとステルスバルブを並べて比較
さてさて、
とりあえず「ノーマルバルブ」とせきねさんが買ったPIAAの「ステルスバルブ」を比べてみようと思います。
↑左が「ノーマルバルブ」で、右が「PIAAのステルスバルブ」です。
↑少し別の角度から。左が「ノーマルバルブ」で、右が「PIAAのステルスバルブ」。
木目のテーブルがオレンジっぽいので、ちょっと差が分かりにくいですが
右側のステルスバルブはシルバーの鏡面加工がされているのが分かると思います。
(クルマに取り付けると、もっとオレンジ色は目立たなくなるんですけどね。)
ステルス過ぎるステルスバルブには要注意
ちなみに、ネット上では・・・
↑完璧なまでにシルバーコーティングされた製品(安物)も売っていたりしますが
(オレンジ色が完全に見えない程に加工されている)
あまりオススメはしません(見た目的にはかっこいいけど)。
なぜなら、あまりにシルバーのコーティングが強いと電球を光らせた時の「明るさ」に影響が出るからです。
コーティングが強過ぎると電球の光が「暗く」なってしまい、夜は問題無いかも知れませんが昼間は点灯していることが分かりづらくなります。
また、シルバーのコーティングが強い分「オレンジ色」の色味が弱くなり点灯させると「薄いオレンジ色」になってしまいます。
ウィンカー球はクルマが曲がることを周りの知らせる為の重要アイテムですので、見た目を優先し過ぎて安全性を大きく損なってしまっては意味が無いので、バランスが重要です。
それに電球は点灯させるとかなり「発熱」する為、厚いコーティングがされた電球の場合コーティングされた部分に熱がたまり、放熱ができず点灯中に電球が割れてしまう事もあります(コーティングの強い安物電球を使ったことで、ヘッドライトユニット内で電球が割れてしまい、色々面倒な事になっているヤン車が結構いたりします)。
光の強さや色味によっては車検にも通りませんし、それなりのメーカーの「車検対応品」を買うのが無難だと思います。
せきねさんは、免許を取って以来20万km以上クルマを運転してきましたが、ウィンカーバルブの球切れは一度も経験した事がないし
前のマーチでPIAAのステルスバルブを8年(10万km超)使った時も、
結局最後まで球切れしなかったのでウィンカー球は相当長持ちすると思います。
それを考えると、長く使う(長く使える)モノだから、多少お高くても信頼できるモノを買うのが良いのかなと思います。
さてさて、
せきねさんはPIAAのステルスバルブを購入しましたが、購入する時に
どのメーカーのステルスバルブを買おうか、きっと悩むと思います。
だいたい迷うのが「二強」ブランドである・・・
「ピア」か「フィリップス」か必ず迷う
↑「PIAA」の「ミラーオレンジ」シリーズを買うか
(画像はせきねさんが買ったものと同じS25シンブルバルブのH-647)
それとも・・・
↑「フィリップス(PHILIPS)」の「シルバーヴィジョン(SilverVision)」シリーズを買うか・・・
(画像はS25シングルバルブの「PY21W」)
「PIAA」のバルブにしようか?「フィリップス」のバルブにしようか?
この二社で悩んだ事がある人は結構多いと思います。
せきねさんは、個人的にPIAA派なので特に見比べる事もせず
迷わずPIAAを買ったのですが、
そう言えば・・・
↑我が家にだいぶ古いですがフィリップスの「シルバーヴィジョン」がある事を思い出しました!
(奥さまが、相当昔(せきねさんと知り合う前)に買った物です。)
「ピア」のバルブと「フィリップス」のバルブを並べて比較
と言う事で、
せっかく「PIAA」と「フィリップス」の二強製品が手元にあるので
2つの製品を比べてみようと思います。
但し、PIAAは買ったばかりの新品ですが
フィリップスの方は5〜10年前に買って相当使い込んだ中古品ですので
その点、ご理解の上で見てください。
(とは言え、フィリップスのバルブ自体は現行品と大きく変わら無いと思います(多分))
↑左の2球が「フィリップス」で右の2球が「PIAA」です。
(以降全ての画像共に、左が「フィリップス」で右が「PIAA」です。)
↑画像で分かると思いますが左の「フィリップス」の方がツルツルの鏡面で
右の「PIAA」の方は若干ザラつきがあり、何と言うか「細かい鏡面パウダーを散らしてある」と言った感じでしょうか。
↑色味も多少異なり「PIAA」の方がよりオレンジ色が濃いように見えます。
↑実際に比べてみると、フィリップスの方が全体的にコーティングが強いのが分かりました。
(ん?この画像だけ見ると「PIAA」より「フィリップス」の方が良さげ?な気が・・・)
「ノーマルバルブ」と「ステルスバルブ」をクルマに装着して比較
さて、今度は実際にクルマに取り付けて
比べてみようと思います。
まずは・・・
↑ボンネットを開けて、助手席側のバルブだけを「PIAA」のバルブに交換します。
↑Z12キューブの場合、ウィンカーバルブの交換は比較的簡単で、すき間に手を入れてコネクタ(黒と紫の配線)をクルッとひねれば・・・
↑バルブを交換する事ができます(バルブも押しながらひねれば取り外せます)。
もともとは・・・
↑モロにオレンジ色だったバルブが
PIAAのステルスバルブに交換する事で・・・
↑オレンジ色が目立ちにくくなりました!
(まぁ、多少オレンジが色が見えてしまうのは仕方無しで、だいぶオレンジが抑えられているのが分かると思います。)
少し離れてみると・・・
↑運転席側が「ノーマル」で助手席側が「PIAA」のバルブです。
「ピア」と「フィリップス」クルマに装着して比較
ではでは、お次は
運転席側に「フィリップス」のバルブを入れて助手席側の「PIAA」と比べてみようと思います。
↑運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」のバルブです。
やはり「フィリップス」の方がオレンジ色が目立たず、ステルス化という意味では見た目的に「フィリップス」に軍配が上がりそうです。
↑別の角度から。
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
↑別の角度から。
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
↑別の角度から。
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
↑別の角度から。
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
う〜ん、PIAA派のせきねさんは「PIAA」のバルブを取り付けようと思っていたのですが・・・
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
↑実際に見比べてみたところ、見た目を取るならよりステルス化できる「フィリップス」にしようかなと思ってしまいました。
実際にウィンカーを動作させてバルブを「点灯」してみると・・・
↑こんな感じ。
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
↑点灯させると、やはり「PIAA」の方が濃いオレンジ色で、ウィンカーとしての視認性で言えば「PIAA」に軍配が上がります。
(だからと言って「フィリップス」の方は決して色が薄い訳ではなく、オレンジ色がすごく良く出る「PIAA」と比べてしまうと薄く見えるといった感じで、「フィリップス」も必要十分なオレンジ色です)
(運転席側が「フィリップス」で助手席側が「PIAA」)
↑画像では分かりづらいですが、光量(明るさ)を比べた場合も圧倒的に「PIAA」の方が明るいです。
(いや、こちらに関しても「フィリップス」が暗い訳ではなく、「PIAA」がものすごく明るいので、それと比べてしまうと暗く見えるといった感じで、「フィリップス」も必要十分な明るさです。)
「何でPIAAのバルブはこんなに明るいんだろう?」と不思議に思って
よ〜く、見てみたら・・・
点灯時は「ピア」の方が「フィリップス」より明るい
↑ノーマルのオレンジ色のバルブが「21W(ワット)」なのに対して・・・
(「フィリップス」も「21W(ワット)」)
↑PIAAのステルスバルブは「27W(ワット)」の電球が使われていました!
そりゃ明るさに差が出る訳だ。
きっとPIAAは、ステルス化で光量が落ちることをしっかり考慮して、安全性も含めてあえて27W仕様で製品化しているのでしょう(さすがPIAAといった感じです)。
さてさて
う〜ん、こうなると
見た目重視で「フィリップス」にするか
それとも
計算された確かな安全性の「PIAA」にするか、とっても悩むところです・・・
色々悩んだ結果・・・
Z12キューブのフロントウィンカーはとても見やすい位置に付いており、ウィンカーユニットの大きさ的にもかなり大きいリフレクター(反射板)が付いており、どちらのバルブを取り付けても十分な視認性を確保できる為
それだったら、よりステルス化ができて見た目もスッキリする「フィリップス」のバルブを取り付けたいと思います。
実際に比べてみて「PIAA」の製品の良さも十分に分かったのですが、ステルスバルブという意味では「フィリップス」の方がバランスが取れている気がしました。
ちなみに、Z12キューブはリアウィンカーも同じ「S25バルブ」なので
購入した「PIAA」の製品はリアウィンカー用として使いたいと思います。
交換完了:交換前と交換後で比較
と言うことで
運転席側も助手席側も両方とも「フィリップス」のバルブに交換をして
ノーマルの時と比べてみると・・・
う〜ん、比べるとだいぶ違うでしょ?
クルマに興味が無い人から見れば「だからなんなの?」って話ですが(せきねさんも最初はそうだった)
交換後の方が「オレンジ色が目立たなくなってスッキリしてかっちょいい」ってことです、はい・・・。
(「無駄」って声が聞こえてきますが・・・(笑))
以下、全て「フィリップス」のバルブに交換した後の画像です。
以上、クルマ好きの人にしか理解できない小さなカスタムでした。
そして、小さなオシャレにこだわるヤン車はやっぱり時代の最先端だなぁと思う今日この頃のせきねさんなのでした。
(まぁ時代を一歩リードするヤンキーはとっくにLED化に走っているとは思いますが・・・(たとえハイフラしても))
せきねさんも、良い商品が見つかればLED化したいところですが
しばらくは余計なトラブルの心配が無く、見た目も良くて安定性抜群である白熱球のステルスバルブで行こうと思います。