無印良品の木製「フック」(790円)が壁にかんたん設置可能で狭いお家で大活躍

家具
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我が家は賃貸住宅のチラシ上「1LDK」となっている物件なので、親子3人で住むには「狭い」であろうお部屋なのですが、あまり気にせず家族仲良く何とか暮らしているせきねさんです(お財布に余裕もありませんし、我が家にはちょうど良いサイズだと思うようにしてます)。
とは言え、生活する上で必要な「物」をうっかり一般ご家庭並みにバラエティに富んだ品揃えで用意してしまったので、狭い部屋が余計に狭くなり日々収納方法を工夫しながら生活をしています。
狭いお家の収納・片付けと言うとだいたい・・・

「狭い」=「床面積が少ない」=「壁を使う」

と言う流れになり、今回はせきねさん家で長年愛用している便利で見た目もおしゃれな無印良品の壁系人気アイテム・・・

↑「フック」をご紹介させていただきます。
(使い心地が良くて最近新たに追加購入しました)

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無印良品:「フック(WALL HOOK)」


↑こちらが無印良品で地味に人気な「壁に付けられる家具」シリーズの中の1品「フック(オーク材)」です。価格は税込790円です。


↑中身はこんな感じでシンプルです。


↑こちらがフック本体。幅4cm×高さ8cmx奥行6cm。


↑フック本体の裏側。裏側には引っ掛け用の金具が付いており、後ほど説明しますが事前に壁に取り付けたベースとなる金具に、このフック本体を引っ掛けて使用します。


↑フックの「棒の部分」は裏側までしっかり貫通しており、強度は十分にありそうです。

フックは3種類


↑フックは木の材質や色の異なる3種類が販売されており、左からオーク材(790円)、ウォールナット材(890円) 、タモ材/ライトグレー塗装(800円)です。使い勝手は同じなので自分の好みや部屋の雰囲気、他の家具の色合いに合わせて選択する事が可能です。

過去に販売されていた「タモ材/ナチュラル」


↑現在は販売されていませんが、せきねさんが7年前に購入した際にはタモ材のナチュラル色(画像左)が存在していました。現在販売されている「オーク材」の商品と並べて比較しても極端に色合いは変わらないので、せきねさんのように後から追加購入する場合は「オーク材」を選択しておけば違和感なく追加できそうです。

専用の固定ピンで大きな傷を残さず固定ができて賃貸住宅もOK


↑フックを壁に固定する為に使用する道具はわずかこれだけです。ドリルやハンマーやドライバーを用意する必要もなく気軽に好きな場所にフックを取り付けられるのも嬉しいポイント。


↑付属の「専用固定ピン」がこの商品のミソで、ピンには2つ可動式の針が出ており・・・


↑「専用固定ピン」を壁にブッ挿すと、2本の針が壁の中で左右に広がりシンプルながら高い強度を確保できるという仕掛けになっています。
「専用固定ピン」に付いて詳しくは以下の特許3425387を参照ください。

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注意:「石こうボード」の壁専用です

こちらの商品は「石こうボード」の壁専用の商品ですので、コンクリ壁には使用する事は出来ず、木材の壁だとピンが刺さりにくいかもしれません。
ですが、現在の戸建て住宅やマンション、賃貸住宅では浴室以外の壁であれば不燃を目的としてほとんどの場所で「石こうボード」が使用されているので、基本的にはどこでも使えると考えて良さそうです。

石こうボードの見分け方:壁に「画びょう」をブッ刺して・・・

↑針の先に白い粉が付けば「石こうボード」です。

実際に取り付けてみる


↑まずはベースとなる「専用フック」をフックを取り付けたい位置にマスキングテープなどで固定します。


↑続いて「専用固定ピン」の先端をクロスさせ、針先が1〜2mm開いた状態にします。


↑「専用固定ピン」の「△」マークが上を向くように壁に水平に差し込みます。


↑石こうボードが固くてピンが入りにくい場合には、付属の「脱着工具」をかぶせて両手で押し込むと力が入りやすいです。


↑左右共に「専用固定ピン」をしっかり奥まで押し込みます。あとはマスキングテープを剥がして・・・


↑フック本体を上から下に向かって引っかければ・・・


↑完成です♪(簡単♪)

耐荷重は2kgだけど、実際はもっと耐えられそうな気がする


↑このフックの耐荷重は説明書に「2kg」までと記載がされているので、基本的には「2kg」までの範囲で使うべきなのですが、せきねさん個人的には「2kg」は少し余裕を持った値であって、7年間使った経験上もう少し耐えられるのではないかと考えています。


↑とりあえず、せきねさんはコートなど上着を毎日かけていますが(2kg以内の範囲の使い方)、この程度の使い方では壁に取り付けたベースとなる「専用フック」や「専用固定ピン」が壁から抜け落ちる事はこれまで1度も発生していません。

使用されている取り付け金具の元々の耐荷重は実は7kg


↑無印良品の「フック」に付属するこちらの取り付けのベースとなる「専用フック」と「専用固定ピン」ですが、無印良品オリジナルと言う訳ではなく・・・


↑もともとは株式会社東洋工芸の「ハイパーフック かけまくり メタルフックWH 額縁用(HHT-26M-S2)」をベースにしているようで、ご覧の通り中身は全く同じです(この東洋工芸の製品は2セット入りで800円程なので、それを考えると無印のフックって意外と安いです)。

で、この東洋工芸の製品で見て欲しいのが「耐荷重」の記載で・・・


↑無印良品のフックと全く同じ「専用フック」と「専用固定ピン」を使用しているのにも関わらず、こちらは「垂直制限荷重 7kgまで(1フックあたり)」と記載がされています。
つまり、無印良品の「耐荷重2kg」はだいぶ余裕を持った制限であり、多少超過しても耐えられる潜在的なスペックがあるものと考えられます。
但し、東洋工芸の製品はそもそも「額縁用」で、一度固定したらほとんど動かさない物を想定していますが、無印良品のフックは毎日フックに物や服を掛けたり衝撃を加える事も考慮した「耐荷重2kg」なのかも知れません。

実際のところどこまで使えるかは使い方次第だとは思いますが、個人的にはしっかり取り付けさえ行えば無印良品のフックも「5kg」位までなら全然いけるのではないかと考えています。

壁に刺したピンが石こうボードを貫通して電線に影響しないの?

そこまで心配する方がいるかどうか分かりませんが、「専用固定ピン」をうっかり運悪く変な場所にぶっ刺してしまい、ピンが壁を貫通して壁の裏の「電線」や「電話線」や「水道管」に刺さったらとんでもない事になるのでは?と心配される方がいるかも知れません(せきねさん悪運の持ち主なので心配した事があります(笑))。

ですが「石こうボード(画びょうを刺して白い粉が付く壁)」にピンを刺したのであれば、その心配はありません。理由としては壁に取り付けた際の「専用固定ピン」のピン先の長さは・・・


↑約10mm(1cm)程です。

それに対して、お家の「石こうボード」の厚みがどの程度あるのかと調べると、せきねさん家だと・・・


↑エアコンの無い部屋の壁の「穴」を開け・・・


↑石こうボードの厚みを確認すると・・・


↑石こうボードの厚みは約「15mm」でした。
石こうボードには規格があり現在は「9.5mm、12.5mm、15mm、21mm」厚の4製品が使われているそうです。つまり石こうボードの壁であれば少なくとも9.5mmの厚みがあると言う事です(石こうボードは耐火目的で使用されており、準不燃材料(10分間燃えない材料)として9.5mmの厚さが必要)。そして、その上に壁紙の厚さがプラス0.5mm程度ある事を考えれば、合計で壁には約10mm(1cm)の厚みがあると言う事です。

よって「専用固定ピン」が石こうボードを貫通したとしてもそれはせいぜいピン先ごくわずか0.1mm程度だと考えられ、壁の裏の配線等に影響する可能性はほぼゼロに近いと考えて良いでしょう。と言う事で安心して壁にピンをぶっ刺してください。

どうでもいい豆知識:12.5mm以上の厚い石膏ボードのお家を建てると火災に強くなり火災保険料がかなり安くなる。

細過ぎず「ちょうどいい」から子供目線でも使える

ホームセンターとかでよく売っている気軽に後付けができる「フック」って、だいたい・・・


↑こんな先端が薄っぺらい金属のフックとか・・・


↑こんな感じの先が細いフックばかりで、高い位置や戸棚の中で使う分には問題無いかも知れませんが、子供がいるご家庭でこれを低い位置で使ったら、手足や体に刺さる可能性があって非常に危険です(我が家のお子さまなんて家の中で常に走り回っているから絶対ブッ刺さる・・・)。

それに比べて無印良品のフックは・・


↑フック部分の直径が約1.8cmもあり、少し太めなので子供の手足や体に刺さる事もなく子供目線でも使用する事も出来そうです。


↑また、洋服をハンガー無しで直接フックにかけた場合にも細いフックと比べて「洋服への負担」も少なく済みそうです。無印良品のフックはただのフックではありますが、世の中に溢れる様々なフック達と比べて「ちょうど良さ」を感じられるフックな気がします。

せきねさん家でのフックの使い方

これまでは、せきねさん用のコート掛け(上着掛け)として玄関でフックを使用していたのですが、今回買ったフックはお子さま用で・・・


↑小学生のお子さまが学校や遊びから帰ってくると「リュックサック」や「手さげ袋」を毎日リビングの床の上に適当にぶん投げて放置するせいで、もともと大して足の踏み場のないお家が余計散らかってしまうので・・・


↑お子さまでも使える低い位置へ「リュックサック」や「手さげ袋」をかけるフックとして廊下に設置してみました。
今まで床に転がっていた物を壁にぶら下げて収納できるようになると家の中がスッキリしますし、掃除機もかけやすく、「リュックサックどこ?」と聞かれる回数も減りそうです。


↑玄関に転がっていた自転車のヘルメットをかけるフックとしても使えそうです。

弱点をカバーしてより使いやすくする

何かと便利な無印良品の「フック」ですが、1点だけ弱点がありそれは・・・


↑木製のフックが軽過ぎて「フック本体」がたまに荷物と一緒に取れてしまう事があります。荷物をぶら下げている時は良いのですが、荷物を上方向に勢いよく持ち上げると、フック本体はベースの金具にかぶせてあるだけなので、荷物と一緒にフック本体が取れてしまうのです。

毎回取れる訳ではないですし、勢い良く取らないように気を付ければ済む話なのですが、全てにおいて「雑(ザツ)」な我が家のお子さまの場合そうもいかないので、この問題への対応が必要です。
という事で、問題を解決する為に・・・


↑100円ショップのSeria(セリア)さんで「ウッドプッシュピン」を買ってきました。


↑ちなみに「ウッドプッシュピン」はダイソーさんでも売っています(ダイソーだと2色から選択可)。


↑ウッドプッシュピンは「画びょう」のように裏側に針が出ているので・・・


↑「フック本体」の上部の壁に「ウッドプッシュピン」を差し込めば、フック本体が抜ける事が無くなりますし、見た目もだいたい同じ木材なので(微妙に色が異なりますが)、まぁそこそこ誤魔化せるのではないかなと思います。


↑そして「ウッドプッシュピン」には元々カードホルダー用の「溝」が彫られているので・・・


↑溝にイラスト付きのカードを差し込んであげると、かわいいですし子供も分かりやすく使えるかなと思います♪

Amazonでも「壁に付けられる家具」シリーズが購入可能


2020年5月1日より無印良品の商品がアマゾンでも購入できるようになりました。
取り扱い商品は無印の全商品ではなく一部のみですが「壁に付けられる家具」シリーズであればほとんどの商品が購入可能なので、アマゾン派の方は利用してみてください。

まとめ

無印良品の「壁につけられる家具」シリーズは、せきねさん家のような狭いお家ではとても役立つ実用的なアイテムで、見た目も良いので広いお家で使えばセンスの良いおしゃれな家具として使えそうです。
自分の好きな場所・位置に簡単に設置ができて、取り外しも簡単で・・・

(↑しかも小さなピン跡しか残らない♪)お家を引っ越しても使い続ける事がきるので我が家の便利家具としてこれから末長く使っていきたいなと思います。