下回りの「防サビ処理」と「車検」

Z12キューブ
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こんばんは、もういくつ寝ると36歳のせきねさんです(オッサン真っ盛り・・・)。

さて、今日はキューブの「サビ」と「車検」のお話です。
2015年の春(3月)に中古で買った、せきねさんのキューブも・・・


↑なんだかんだで購入からもう1年が経過しました(早いなぁ〜)。


↑中古車に1年乗ってみて特に大きな問題は何も無かったのですが
購入時から気になる点が1つだけありました。

それは・・・

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中古で買ったクルマの下回りの「サビ」が気になる!


↑下回りの「サビ」です(えっ?大問題だって?)。
下回りって言っても、全体がサビサビって訳ではなく
主に気になるのはナックル周辺(赤矢印部分)やゴムブッシュが圧入されている金属リング周辺のサビです。
画像は中古車として納車された直後に撮影した画像で新車登録から2年半経過後(走行距離11,500km程)の状態です。

最初にこのサビを見た時は
「うわっ!こんなにサビてる!前のオーナーは海辺に住んでいたのかなぁ?」
と色々考えてしまいました。

せきねさんが中古車を買ったのはキューブで3台目ですが、
過去に中古で買った2台のマーチの画像を探してみたところ・・・

まず1台目の・・・


↑平成6年式K11マーチのナックル部分を平成15年(新車登録から9年後で多分6万km位走行時)に撮影した画像。
特に防サビ処理をした訳ではありませんが全くサビていません(やっぱりバブル時代のクルマは違うな・・・)。

そして、2台目のK12マーチは同じ角度から撮影した画像が無かったのですが・・・


↑新車登録から12年後(14万km走行時)に撮影したK12マーチの画像。
画像が分かりづらいですが、12年14万km走ってもナックル部分(赤矢印)はそんなにサビていません(特に防サビ処理はしていません)。
せきねさんの記憶でも、そこまで気になるサビは無かったと思います。

そんな感じで、
今まで乗ってきたクルマが全く問題無かった事もあり、2年半1万kmしか走っていない・・・


↑キューブのこのサビが気になってしまいました。

まぁ、サビと言っても
鉄をボロボロにする「赤サビ」さんや、鉄を保護してくれる「黒サビ」さんなど色々あるし
(キューブのサビは「赤」か「黒」と言えば「赤」に見えるけど、でも本当にヤバい「真っ赤っかのサビ」ではないような・・・)
せきねさんのキューブはノーマルの「鉄チン」ホイールなので
ブレーキダスト(ブレーキ時に鉄のローターが削られる事により出る細かい鉄粉)の逃げ場が無くて、単に付着したダストがサビているだけなのかも?知れません。
(確かに鉄チンホイールの裏側も錆びだらけだったし(それは拭けば取れました))

素人のせきねさんは
このサビをどの程度気にする必要があるのか分からず
とりあえず「しばらく様子を見る」ことにしました。

ちなみにナックル周辺の「サビ」については、
ネットで検索すると以下リンク先のように日産車よりも「ホンダ車」で何かと盛り上がっているようです。

『納車僅か1ヶ月で前輪(両側とも)の内側に赤サビが大量発生!』 ホンダ N-BOX のクチコミ掲示板 - 価格.com
ホンダ N-BOX 『納車僅か1ヶ月で前輪(両側とも)の内側に赤サビが大量発生!』のクチコミ掲示板。ホンダ N-BOXについての情報を交換するなら、日本最大級の「価格.com クチコミ掲示板」で。交わされる情報の量と質は日本屈指のハイレベル...

走行3,000km程のほぼ新車の下回りを確認してみた

さてさて、
せきねさんが中古のキューブを買ってから半年が経過した2015年10月に
キューブの初回の「車検」(新車登録後3年)がやってきました。
「車検」はいつも・・・


↑ディーラーにお願いしているのですが
その際に代車として・・・


↑ほぼ新車の「デイズルークス」をかりることができました♪


↑新車登録からまだ半年程で「3,262km」しか走っていない状態です!

せっかくなので、このデイズルークスの下回りを拝見したところ・・・


↑新車登録後半年(3,262km走行)のデイズルークスの助手席側ナックル部分。


↑デイズルークスの運転先側ナックル部分。
う〜ん、キューブとほぼ同じ部分が、たった半年で見事にサビてました(笑)。
ショックとナックルの接合部分(赤矢印)は未塗装なので速攻でサビるみたいです。
このデイズルークルはキューブと違って、アルミホイール仕様なので多少ブレーキダストが逃げやすそうだし、ローターの裏にバックプレート(青矢印)が付いているので、ナックル側にはダストが多少飛びにくいのかな?とも思いましたが、ドライブシャフトとナックルの接合部分(黄矢印)はしっかりサビてるし、ここも未塗装なんでしょうねきっと。


↑デイズルークスのリア側。


↑デイズルークスの助手席側リアドラム部分。


↑デイズルークスの運転席側リアドラム部分。
やっぱりサビるところはしっかりサビていました。

って事で、どうやら最近の日産車大衆車の下回りのサビ具合はこんなもんみたいです。
(追記(2016/4/4):デイズルークスは元々は三菱製造でした。ツッコミを入れてくださった方どうもありがとうございましたm(._.)m)
お高い高級車も同じなのかは分かりませんが、お安い大衆車はこの程度のサビは標準装備だと考えて良いでしょう。
(コストダウンの結果なんでしょうね・・・)
とりあえず、せきねさんのキューブが特別サビている訳ではない事は分かりました。
う〜ん、安心したようなガッカリしたような・・・(複雑な気持ち)

寒冷地仕様車(塩害対策仕様車とか)は多少この辺違ったりするのでしょうかね???(謎)

せきねさんが住んでいるのは
海沿いでもなければ寒冷地でもないし、駐車場はアスファルトで少し坂のある水はけの良い場所だし、この程度のサビならば恐らく特に何もしなくても今後大きな問題になることは無いと思います。

ですが・・・


↑ディーラーで初回の「車検」を申し込む際に、サビのことをちらりと言ったら・・・

ディーラーのオススメ「スリーラスター」


↑下回り防錆コーティング「Three Ruster(スリーラスター)」の施工をオススメされました。
ちょうどキャンペーン中でキューブなら車検代にプラス9,800円で「スリーラスター」を施工してくれるとのこと。
う〜ん、思ったよりは安いし、先々の事を考えれば初回の車検で一発やっておくのも悪くないかも?
と思い(うまくディーラーに乗せられて)「スリーラスター」の施工をお願いしました。

ところで「スリーラスター」って何だ?
と思って調べてみたところ・・・


↑ThreeBond(スリーボンド)社が開発した「自動車用長期防錆アンダーコーティング剤」の商品名のようです。

スリーラスターは
日産に限らず、スバルやらホンダやらトヨタやらの各ディーラーでも取り扱っているようです。

溶剤自体は個人でも入手可能で・・・


↑左がスリーラスター「標準タイプ(クリア)TB6154(3,200円程)」、右が「標準タイプ(ブラック)TB6154B(3,400円程)」です。(Yahoo!ショッピングより)

「透明(クリア)」と「ブラック」の2種類があります。
どちらも容量480mlで、塗り方にもよりますが、普通車なら1台で2本ぐらいあれば足りるとのこと。
(溶剤のお値段と作業しのづらい下回りへの施工を考えればディーラーのお値段は妥当だと思います。)

そして、さらに防サビ効果の高い・・・


↑「厚塗りタイプ」と言う商品もあり
左がスリーラスター「厚塗りタイプ(クリア)TB6154C(3,700円程)」、右が「厚塗りタイプ(ブラック)TB6154D(3,700円程)」です。(Yahoo!ショッピングより)
(スリーラスターにもいくつか種類(油性と水性)があるようですが、紹介したのは油性の6154シリーズです。)

スリーラスターの特徴と効果については
「日産」じゃなくて「スバル」さんの方がとっても分かりやすくて・・・


スバル用品株式会社さまのスリーラスターに関するカタログ。

主成分は「高性能ワックス」で防サビ剤が組み合わされてるとのこと。施工後の塗膜表面はしっとりとした半乾きで割れや剥がれに強いそうです。

また、厚塗りタイプの場合は、その塗膜の厚さゆえに振動や防音効果もあるそうです。


神奈川スバル株式会社さまのスリーラスターに関するチラシ。

<スリーラスターに関する動画>

ちなみに、スリーラスターを施工する前には・・・


↑下回りを高圧温水スチーム洗浄する必要があります。
(いや、洗浄しなくても施工出来るんだろうけど、汚れの上から施工しても効果は薄くなってしまうので、洗浄してキレイな状態で施工した方が良いということです)
ディーラーで「車検」を受ける際は必ず下回りのスチーム洗浄を行うので、車検と同時に下回りの防サビ処理をするとスチーム洗浄代がかからないので安くできるという訳です。
(逆に言うと、車検時以外にスリーラスターを施工しようとすると、スチーム洗浄代としてそれなりの費用が必要です)

「施工前」と「施工後」を画像で比較

ではでは、
「施工前」と「施工後」で比較してみようと思います。
ちなみに、せきねさんがディーラーで施工してもらったスリーラスターは
「標準タイプ(多分)のクリア」でした(注文時に何も聞かれず選択の自由はありませんでした)。


↑スリーラスター「施行前」(助手席側前輪)。


↑スリーラスター「施行後」(助手席側前輪)・・・。

う〜ん、違いが分からん・・・(笑)
そもそも、ナックル部分は施行対象かどうかも不明・・・


↑「施行前」(運転席側前輪)。


↑「施行後」(運転席側前輪)。
ロアアーム部分は何となく施行してあるように見えます・・・
(単にスチーム洗浄でキレイになっただけの状態と言われればそうも見えますが・・・(笑))

以下、似たような非常に違いの分かりにくい画像が続きますがお付き合いください・・・
(日記を書いてる本人もどの画像が施行前でどの画像が施行後か迷いながら書いてます(笑))


↑「施行前」


↑「施行後」


↑「施行前」


↑「施行後」


↑「施行前」


↑「施行後」


↑「施行前」


↑「施行後」


↑「施行前」


↑「施行後」


↑「施行前」


↑「施行後」


↑「施行前」


↑「施行後」

(ちなみに、リアマフラーは施行していません。どうせその内交換してしまうので。マフラー向けの(シルバー色)のスリーラスターがあるらしいです。)


↑「施行前」


↑「施行後」

う〜ん・・・スチーム洗浄によりキレイになっているのは分かりますが
スリーラスターがしっかり施行してあるかどうかは、ぶっちゃけ良く分かりませんでした(笑)
(どこに塗ってあって、どこに塗ってないのかさっぱり判別不明・・・)
選べるものなら「クリア(透明)」じゃなくて、違いが分かりやすい「ブラック」をお願いしましょう。

まぁ「クリア(透明)」は目立たないという事で、新車へ施行する場合は新車の雰囲気が残る事もあり「クリア(透明)」の方が好まれるようですし、カラフルな色の社外のサスやショックなどを装着している場合も「クリア(透明)」の方が何かと都合が良いようです。

「ノックスドール」と言う製品もある

そして、下回りの防サビコーティング剤は「スリーラスター」だけでなく
有名どころで・・・


↑「Noxudol(ノックスドール)」と言う商品があり、こちらも多くの実績があって人気です。

こちらの商品には「赤サビ」を「黒サビ」に変えるサビチェンジャー的な溶剤も含まれているとのこと。
(「スリーラスター」にサビチェンジャーが含まれているかどうかは不明)

下回りの防サビ処理を検討する場合
多くの人が「スリーラスター」にしようか「ノックスドール」にしようか迷うようです。

せきねさんもネットで色々調べましたが、
せきねさんの個人的なイメージとしては・・・

「スリーラスター」が「あっさりとんこつ」で
「ノックスドール」が「こってりとんこつ」と言ったイメージです(何じゃそりゃ)。

どっちも美味しいのですが、イマイチ参考にならないので
参考になりそうなサイトを探したところ・・・


↑宮城県仙台市にある「株式会社北整備」様のHPの・・・


↑「下回り防錆塗装」のページを見ると「スリーラスター」と「ノックスドール」を使い分けていらっしゃってとても参考になりました。

まとめ

そんな訳で、
フルカーボンだったりフルアルミでもない限り、クルマとサビは切っても切れない関係なので
サビが気になる方は早め早めのサビ対策を実施ましょう。
また、これからクルマを買う方や最近クルマを買った方は
「こんなもんか〜」と思っていただき、多少でも参考になれば嬉しいです。
(せきねさんはサビを発見した時とっても不安だったので)
これからも長く愛車に乗り続けたいのでサビと上手く付き合っていければいいなぁと思います。

おまけ

参考にディーラーにお願いしたキューブの初回車検の・・・


↑納品明細書を載せておきます。
項目としては
・基本的な「車検整備」代
・下回り防錆処理「スリーラスター(9,800円)」
・エンジンオイル交換(3,513円)
・エアコンフィルター交換と消臭のセット(6,900円)
(普段は安いフィルターに交換するだけですが、中古車でエアコン臭が気になったのでセットでお得という事でやってみました)
・日産カード支払いで10%OFFの5,557円のお値引き
・赤枠部分の諸費用(自賠責保険、重量税、印紙代、代行手数料、消費税)52,580円

合計で114,950円でした。
まぁ、金額的にはこんなもんでしょう。
安くはないかも知れませんが、内容的に決して高くもないと思います。

そして、もう1つおまけで
「スリーラスター」を施工してから5ヶ月後の画像を3枚載せておきます。
(本日(2016/4/3)撮影)

そもそも、どこにスリーラスターが施工されているのかよく分からないので、コメントしづらいですが
目視できた範囲では、ナックルやらアームやらボディ床下やら、特にサビが進行している様子はなく
1年前に中古車として納車された状態から悪くなっている箇所はありませんでした。
(元からの耐久性なのか、スリーラスターによる効果なのかは不明です)

これからもサビませんように・・・。
(多少心配しつつ、心配し過ぎないのがちょうど良い気がします)

追記(2016/8/20)

どうやら、全体的にしっかり施工してあるそうで
場所によってスリーラスターの「クリア(透明)」を施工したことで
「つや消しブラック」に見えるようです(たぶん)。

試しに・・・

P1100769
↑「つや消しブラック」に見えるサス(スプリング)の部分を、(施工したのにもったいないけど)乾いた雑巾でゴシゴシ拭いてみると・・・

P1100770
↑施工されたスリーラスターの「クリア」(と汚れ)がはがれて元の「つやのあるブラック」になりました。
(半分「スリーラスター」、半分「汚れ」と言った感じでしょうか・・・)

と言うことで、施工してある状態とそうでない状態とでは差はありそうなのでそれなりに防サビ効果はあるのだと思います(たぶん)。

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