耐久性の高い「サンシェード」を買って可愛くアレンジする(フェルトでカスタム編)

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こんばんは、以前頑張って作成したせきねさんお気に入りの「タキシードサム」サンシェードですが・・・


↑あれから約4年が経過し寿命を迎えました(南向きの駐車場で4年間冬でも毎日サンシェードを使い続けた結果)。という事で今度は少し奮発してより耐久性が高く、最近流行りの「吸盤不要」で・・・


↑生地に金属製の「芯材」が入っている「しっかり丈夫なサンシェード」を新たに購入したせきねさんです。
このサンシェードについての詳細は以下リンク先「吸盤不要のサンシェード購入編」の記事をご覧ください。


↑今回は「フェルトでカスタム編」という事で、この耐久性の高いサンシェードを使って、より楽しく、より長く使えるかわいいサンシェードへアレンジしてみようと思います。

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4年間の日焼けによる色落ち具合いは?

サンシェードをアレンジするその前に、前回フェルトを使ってアレンジしたサンシェードが日焼けによってどの程度「色落ち」したのかを確認してみようと思います。

まずは・・・


↑サンシェード作成直後の状態がこちら。

そして、屋根が無くて朝から夕方まで直射日光に当たるフロントが南向きの過酷な駐車場で約4年ほぼ毎日(春も夏も秋も冬も)サンシェードを使い続けた結果・・・


↑こうなりました。
相当過酷な環境下で4年間も使った事もあり、口ばしの「黄色」部分が色落ちしている事が分かります(元々薄い黄色のフェルトでしたが)。ですが、もっと激しい色落ちがあってもおかしくはない環境だったのにも関わらず、その割には全体的に酷い色落ちはしていないようにも見えます。


↑作成時に余った日焼けしていない元のフェルトが残っていたので、それとも比べてみました(「黄色」は明らかに色落ちしているので省略)。「ピンク色」は多少色落ちしてはいますが、色としてはまだ残っています。「水色」は少し明るくなった程度で大きな色落ちはしていないようです。
(色によって色あせ・色落ちしやすいカラーがあり「黄色」や「赤色」系は特に色落ちしやすい色です)

ただ、市販されている「イラスト入りのサンシェード」は1〜2年も使ったらスッカスカに色あせてしまう事を考えれば、やはりプリントされた印刷物とは違って生地そのものに色が付いている「フェルト」は日焼けには比較的強いと感じました。

この日焼けによる色落ち具合いを参考にして、色落ちがひどかった箇所にはより「濃い色」のフェルトを使用するなど工夫をして、今回作成するサンシェードはさらに長期間楽しめるように仕上げたいと思います。
(あ、せきねさんは「タキシードサム」が大好きなので、今回も全く同じイラストのサンシェードを作成します)

準備作業

さて、市販のサンシェードをアレンジする為にまずは準備作業から始めます。

ダイソーで安くて大きい「フェルト」を仕入れて来る

とりあえず材料の調達という事で、前回同様に庶民の味方100円ショップ「ダイソー」へ買い出しに出かけます。


↑ダイソーのフェルト売り場へ行くとこんなに沢山のカラーの「フェルト」が売っていました♪
フェルトのサイズも折り紙くらいのコンパクトサイズで複数枚入った商品や、画像のように大きなサイズの商品まで豊富な品揃えでした。


↑せきねさんは「タキシードサムカラー」の6枚のフェルトを購入しました。
(ベビーブルー:2枚、白:1枚、ホットピンク:1枚、イエロー:1枚、黒:1枚)


↑購入したフェルトは「約70cm x 60cm」と言う大きなサイズなのですが、この大きさでも1枚100円と手頃なので工作する時にはとても助かります。

今回は日焼けによる「色落ち」を考慮して、「水色」と「黄色」については前回よりも少し濃い色のフェルトを選択しました。
(「ピンク色」に関しては日焼けを考慮すると本当はピンク色ではなく「赤色」を選択した方が色落ちには強いと思うのですが、個人的にタキシードサムの蝶ネクタイは「ピンク色」と言うイメージが強く、どうしてもそこは譲れなかったので、謎のこだわりにより「赤色」ではなく「ピンク色」にしました。笑)

「型紙」の作成

続いてフェルトをカットする為の「型紙」の作成を行います。


↑まずはパソコンで型紙となるイラストをプリントアウトします。
せきねさんはA3用紙3枚で出力しましたが、プリンターの「分割印刷」や「ポスター印刷」機能(もしくは手動で範囲指定)を利用すれば、A4サイズのプリンターでも出力可能です。
(シンプルなイラストなのでプリンタを使わず手書きでも十分かも知れませんが・・・)


↑サンシェードの上にプリントアウトしたイラストを置いて、だいたいの大きさや位置など完成時のイメージを確認します。
(サンシェードって結構面積が広いので、複雑な絵柄だと大変だと思います)


↑プリントアウトした用紙をテープで貼り合わせます。


↑サンシェードとしての耐久性を考慮して、フチ取り線が途切れている箇所は線をつなぐ事にして、マジックであらかじめ線を描いておきました。


↑あとは線に沿ってカットしてあげれば・・・


↑「型紙」の完成です♪
カットするとパーツによってはどちらが「上」なのか「下」なのか分からなくなってしまうので、必要に応じてマジックで「うえ」や「↑(矢印)」などを記載しておくと後で困りません。

フェルトのカットと貼り付け作業

続いて、フェルトのカットとサンシェードへの貼り付け作業を行います。


↑サンシェードはあらかじめ作業がしやすいように床に広げて、養生テープで引っ張るようにのばして床に固定しておきます。

背景の水色のフェルト


↑背景となる一番面積の大きい「水色」のフェルトをサンシェードの上に広げ、サンシェードのエッジのラインに沿って、指のツメでエッジを確認しながらざっくり線を付けます。


↑ツメで付けた線に沿って「鉛筆」でカットラインを描きます。
フェルトは引っ張ればいくらでも伸びるので、ピッタリサイズがベストですが、多少カットラインがズレて小さくなってしまっても何とかなります(大き過ぎると余ってシワになります)。


↑背景の「水色」のフェルトは1枚では大きさが足りなかったのでフェルトを2枚を並べて使用しました。


↑2枚のフェルトの繋ぎ目部分はフェルトが引っ張られても下地が見えないようにサンシェードの折り目部分で1cm程度フェルトを重ねる事にしました。


↑タキシードサムの「おなか」の部分は「水色」のフェルトの上に「白色」のフェルトを重ねて貼っても良いのですが、サンシェードを折り畳む事を考慮するとなるべく薄く仕上げたいので「水色」のフェルトをくり抜く事にしました。型紙をあてて・・・


↑「黒色」のフェルトで作る「フチ取り線」パーツを後で上から貼り付けることを考慮して、「おなか」の型紙よりも5mm程大きめに余裕をとってカットラインを描きます。
(余裕を取らないと「フチ取り線」パーツを貼り付けた時に下地が見えてしまう可能性がある為)

あとは描いたカットラインに沿って「水色」のフェルトをハサミでカットします。
(まぁ、うっかりミスってもフェルトは100円でまた買えるので思い切ってカットしてください)

カットしたフェルトの貼り付け作業

サンシェードにフェルトを貼り付ける前にまずは・・・


↑サンシェードの表面に付いている油分を取り除く為の「脱脂」作業をしてください。

工業製品は新品でも製造時に表面にうっすら油が付いている場合がありますし、クルマの車内で使用した事のある中古のサンシェードなども油が付いている可能性があり、そのままだと両面テープやフェルトがしっかりと貼り付かないので脱脂が必要です。

せきねさんはソフト99の「シリコンオフ」を布に少量吹きかけてサンシェードを拭き拭きして脱脂を行いました。


↑脱脂をしたらサンシェードに両面テープを貼り付けます。
両面テープは「外周」をぐるっと一周と、サンシェードの「山」と「谷」の部分に貼り付けました。


↑両面テープはニチバンの「ナイスタック 強力タイプ(NW-K15)」がオススメです。画像のサンシェードではすでに約8m程使用しており、この後さらに使うので余裕を持って購入してください。
この両面テープは趣味で様々な用途で屋内・屋外で使った事がありますが必要十分な強度でお気に入りです。耐熱性は60度までではありますが、フェルトを貼る用途であれば4年間高温な車内で使用しても剥がれた事は一切ありませんでした。


↑フェルトを貼る部分のみの両面テープを剥がして、カットした「水色」のフェルトを貼り付けます。
両面テープは強力なので、一度フェルトに貼り付いてしまうと剥がそうと思ってもフェルトが伸びてしまい剥がすことはできず一発勝負です。せきねさんは端の方からはみ出さないように&下地が見えないように少しづつ貼っていきました。


↑左側にも「水色」のフェルトを貼ります。中央の重なる部分はフェルト同士を両面テープで貼り付けています(段差が目立たないようにサンシェードの折り目部分にフェルトの端が来るようにしています)。

スリット部分の処理は?

今回新たに購入したサンシェードには、前回のサンシェードには無かった・・・



↑バックミラーを避ける為の黒くて大きい「スリット」が入っており・・・


↑このかなり大きな「スリット」部分をどう処理しようか非常に悩みました。
何も考えず「銀色」のエアキャップ部分にだけ「水色」のフェルトを貼ってしまうと、黒くて大きな「スリット」部分が目立ってしまいタキシードサムのイラストの見た目に影響が出てしまう為です。

下手すると最終的な見た目が「リーゼント&剃り込み」が入ったタキシードサムに見えてしまうのではないかと心配した訳です・・・。


↑イメージ画像(笑)。リーゼントって言うか「ひとみ婆さん」にも見えますが・・・。

と言うことで、不良ペンギンになると困るので・・・


↑スリット部分はエッジ部分のみを残して端ギリギリまで「水色」のフェルトを貼り付ける事にしました。


↑エッジ部分には段差もあるので念入りに両面テープを貼っておきます。


↑フェルトを貼り付けた結果、それ程段差も目立たずあまり違和感なく仕上げる事ができました♪

おなかの白色のフェルト


↑タキシードサムのおなかの部分は・・・


↑「白色」のフェルトを斜めにセットして(斜めにしないと1枚では長さが足りなかった為)・・・


↑「水色」のフェルトの段差を参考にして鉛筆でカットラインを描きました。
(水色と白色のフェルトの境界には「黒色」のフェルトで作った「フチ取り線」パーツを上から貼るので、水色と白色のフェルトの重なりはゼロにしました)
フェルトをカットして・・・


↑両面テープで「白色」のフェルトを貼り付ければ「おなか」の完成です♪

「ピンク色」と「黄色」のフェルト


↑タキシードサムのトレードマークの「蝶ネクタイ(リボン)」となる「ピンク色」のフェルトの上に型紙を置いて、型紙よりも少し大きめに(5mm程度)余裕をとってカットラインを描き、フェルトをカットします。

画像を撮り忘れましたが「くちばし」となる「黄色」のフェルトも同様に型紙よりも少し大きめに(5mm程度)余裕をとってカットラインを描き、フェルトをカットします。

「黒色」のフェルト


↑「フチ取り線」パーツとなる「黒色」のフェルトの上に型紙を置いて・・・


↑白の色鉛筆でカットラインを描いて、フェルトをカットします。
黒色のフェルトでは他に「蝶ネクタイ」のフチ取り線と「目」も作成しました。


↑先に「くちばし」と「蝶ネクタイ」のフェルトを両面テープで貼り付けたら・・・


↑「フチ取り線」パーツにも両面テープを貼り・・・


↑「フチ取り線」パーツは下地が見えないように「黄色」や「ピンク色」のフェルトの上に5mm程度重なるように貼り付けます(「黄色」や「ピンク色」のフェルトはあらかじめ型紙より5mm程大きく切っているので重なるはず)。

最後に「瞳(目)」を貼って完成!

最後にカットしておいた「瞳(目)」を入れてサムに命を吹き込みます!
「瞳(目)」はかなり重要なパーツで、位置や角度を間違えると変顔のサムになってしまうので型紙を参考に慎重に位置合わせをしながら貼り付ければ・・・


↑できたー!

補足1:「フチ取り線」って必要?

ちなみに「フチ取り線」の有り無しで比べてみると・・・


↑こんな感じです。「フチ取り線」の存在はやはり大きいです。
個人的には「フチ取り線は絶対あった方がいい!(遠くから見た時にハッキリ分かるし)」と思っていたのですが、奥さまに見てもらったら「フチ取り線なくても可愛い」と言われ、「そう言う考えもあるんだな。人によって感じ方が違うなぁ」と思いました。
イラストにもよりますが「フチ取り線」の有り無しで結構見た目が異なってくるので、自分好みの方で作成してみてください。

補足2:フェルトへの「テープ」貼りに注意


↑フェルトにカットラインを描く際に、フェルトが動かないように「養生テープ」で固定をしたのですが・・・


↑養生テープをはがしたらフェルトが毛羽立ってしまいました。粘着力が比較的弱い養生テープでもこのように毛羽立ってしまうので作成時には注意が必要です(アイロンをかければある程度元に戻るとは思いますが)。

忘れちゃいけない仕上げの強力プレス圧着処理加工

あ、大切な最後の仕上げが抜けていました!
前回同様に今回も「両面テープ」がしっかり密着するように・・・


↑奥さまのふとんの下にこっそり仕込んで、一晩「(強力な)寝押し」を行い両面テープを完全密着させました。
(奥さまの性能向上により前回よりも高い圧力でプレス処理されたようです・・・)

完成した「サンシェード(サムシェード)」の画像

4年ぶりに頑張って作成した「サンシェード」をご覧ください。


↑前作との比較。前回よりも濃い色のフェルトなのでさらに日焼けに耐えて長持ちしてくれる事を期待しています。


↑エッジ部分。両面テープが強力なのではがれたりしません。


↑もちろん、使わない時には折りたたむ事が出来て・・・


↑付属のマジックテープ付きのヒモで束ねておく事も出来ます(ギリギリですが)。


↑フェルトを貼り付ける前はサンシェードを束ねた状態で一番分厚い箇所は「5cm」の厚みでしたが・・・


↑フェルトを貼り付けた後のサンシェードは一番分厚い箇所が「7cm」の厚みになっていました。フェルトを貼った事で多少厚みは増しましたが、束ねられなくなる程に極端に厚みが増す訳ではないので、十分許容範囲かなと思います。

クルマに設置した画像


↑う〜ん、かわいい♪


↑シンプルなイラストではありますが、街中で見た時のパッと見のインパクトはやはり大きいです♪


↑街中で見かけるサンシェードってみんなほとんど同じで、無地で楽しさが足りなりものが多いですが、これならほっこりしてもらえるかなと思います。


↑「吸盤不要」で設置ができるサンシェードを買ったおかげで「吸盤」がイラストの邪魔をする事もなくスッキリしています。


↑ちなみにタキシードサムが大好きなのでクルマのナンバーも「36(サム)」になっています。


↑このクルマ自体も「タキシードサムカラー」っぽい色という事で選びました。

車内側


↑車内側。裏生地まで付いているとてもしっかりとしたサンシェードです。車内には計器(メーター)やタキシードサムの「ぬいぐるみ」なども置いてあり、どれもなるべく日焼けを避けたいので、サンシェード自体耐久性の高い製品をベースにしておいて良かったです。

日陰で撮影


↑遠くから見ても普通のサンシェードではない事が分かります。

サンシェードをアレンジするのに必要な費用は(サンシェード本体は別として)「フェルト」と「両面テープ」の合計1,000円程度なので気軽に作成する事が可能です。せきねさんのように自分の好きなキャラクターをアピールするも良し、子供と一緒に好きなイラストで楽しく工作するのも良さそうです。

自分で作ったお気に入りのサンシェードであれば、サンシェードを設置する作業でさえ「苦」にはならず、冬でも自ら進んで設置したくなるくらいです。
実用的なサンシェードと言うアイテムを自分の好きなイラストやキャラクターで楽しくかわいくアレンジしてお家のクルマをドレスアップしてみてください。