やっぱりPowerBook 550c

Mac
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Intel Macの時代にこの日記のタイトル・・・
日記にも時々ちらっと出て来たけど、せきねさんMacの中でも一番好きなMacは

やっぱり「PowerBook 550c」なんですよ。

一番最初に買ったノートPCで高校時代にチャリンコに積んでいつも使っていたってのが一番の理由ではありますけど、
でもこのMacはとにかくすげーんだ、これ。
(今日もこのすごさが分かる人だけ分かってくださいな日記です・・・分からん人ごめんなさい。っていうか誰か分かってくれ…)

何がスゴイって、色々すごんだけど
とりあえず、軽いジャブってことで1つあげろと言われたら

今じゃ、ノートPCに当たり前のように付いている
「トラックパッド(Win系だとタッチパッドって言ったりすること多し)」
実は、このPowerBook 500シリーズが最初に搭載したんだな。
(その昔はどのメーカーもトラックボールが主流だった)

その他にもノートPCなのにCD並みの音質の44.1KHzの高音質で、録音ができちゃったり
ステレオスピーカー搭載だったり、なによりボディのデザインが素晴らしい。
他のノートPCメーカーにその後、デザイン的にも機能的にも多大な影響を与えたすんばらしいMacだよ。


↑こちらがその「PowerBook 550c」様です。

もともと、真っ黒のボディなんですけど(コードネームはその名も「ブラックバード」ですから)
所々パーツが、シルバーなのは当時のMac野郎の間で、3Mの極薄カッティングシートを貼るのが流行っていたからです(懐かしい)。

Web用にちょっとかっちょよく撮影しようと言うことで、
「スパルタかます」(ノートPC用のスタンドのこと)にセッティングしてADBの外付けキーボード繋いでます。
(実際、このスタイルで使っていた時期も結構ありましたけど)

で、これ8年前の2000年にせきねさんがデジカメで撮影した画像です(古)。
8年前に撮影した時点で既に、もうスピード的に全然時代遅れのPCとなっており普段は使わずにしまってありました。

もともと、1995年の7月に発売されたPowerBookでもう13年も前の話ですね。
せきねさんが中古で買ったのがその2年後の1997年で、当時全財産叩いて20万円で買いました。

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久しぶりに電源を入れてみたら起動しない!

PowerBook 550cは引退後も時々Mac野郎の血がさわいだ時に、引っ張りだして意味もなく起動したり分解したりして遊んでいたのですが

ある日、遊ぼうと思って「パワーボタン」を押したら・・・

「しーん・・・」

き、起動しない・・・(Mac特有の「ポァ~ン」って起動音が鳴らない!)

なぁーにぃー!!!

俺のかわいいPowerBook 550cちゃんが起動しない!!!(涙)

でも、負けないもん!

こんなこともあろうかと、PowerBook500シリーズだけは本当に大好きだから・・・


↑部品取り用マシンがあと2台確保してあるもんね(計3台…)。
(って、言っとくけどこれみんなCPUはたった33MHz以下ですからね…、遅すぎて今の時代では普通には使えません)

PowerBook 550cが2台で
PowerBook 520が1台なんだけど

中でもPowerBook 520は500シリーズでは一番下のモデルだったから・・・


↑白黒液晶なんだな(笑)しかも画面は「一太郎Ver5」だし。
液晶がカラーのPowerBook 520cってのもあったけど。
いや、白黒でも95年の発売当時は32万円もしたらしいからね・・・
(PowerBook 550cは70万円以上・・・)

だけど、このPowerBook 520は中古で入手した時は・・・


↑説明書やらOS(もちろんフロッピー)やら保証書やらステッカーやら、当時の付属品が全てそろっていてびっくり。

しかも分解してみたら・・・


↑でたー!!!
NewerTechnoloryのPowerPCプロセッサアップグレードカードの「PowerPC 603e/167MHz」だぁ!!!

すげー!!!
しかも、オンボードでメモリが8MB付いているやつだよ!すげー!!!

そう、CPUが68KからPowerPCにアップグレードされているんだな。
しかも、このアップグレードカードにはオンボードでメモリが8MBも付いているお高いモデルで
最大でメモリを36MBまで積める、PowerBook 500シリーズが
なんとMAX40MBのメモリになるという超感動的で、超リッチなCPUアップグレードカードなんだな。

せきねさんが高校生だったか大学入った頃だったか
よだれをたらしながら、高くて買えずにいた頃は確か、このCPUアップグレードカードだけで11万円ぐらいしたような覚えが・・・

あの時、68Kは時代遅れで、PowerPCじゃないと動かないソフトがいっぱいあって
欲しくて欲しくて、しょうがなかったけど結局、高くて買えなかった苦い思い出の憧れのCPUだよ・・・

その反動で、大人になってからこのCPUアップグレードカードを買って今は2枚所有してるけど・・・
1つは普通に使う用でもう1枚は未開封の予備(笑)

なにしろ、68Kの「33MHz」がPowerPCの「167MHz」にアップグレードできちゃうんだからスゴイんだ、これ。

で、当時よくこんなゴージャスなものを買えたなと思って、保証書を見てみたら・・・


↑「東大の生協」ですか・・・
お金持ちの東大生か、又はハイスペックなPCを要求される研究熱心な東大生だったらしい。
まぁ、どっちにしろかなりのMac好きでもない限り、このCPUアップグレードカードにはたどり着かないでしょう。

で、せきねさんの起動しなくなってしまったPowerBook 550cは・・・


↑部品取り用のPowerBook君たちのおかげで、何とか復活!
(手っ取り早く、マザーボード丸ごと交換で解決。基本的に共通なので)

ちなみに、256色で640×480ピクセルのTFT液晶なんだけど
(っていうか、DSTNじゃなくてこの時代でTFTのカラー液晶積んでるってのがスゴイ)

32000色の表示も可能で、但し・・・


↑640×400ピクセルになるんだな(上下が狭くなっちゃう。笑)。
でもまぁ、当時は画像とか見るのに、常にこの解像度で使っていたもんだ。
デジカメなんて普及していない時代だったし。
32000色表示できるだけでも、偉い。

で、CPUアップグレードカードもそうだけど
さらにPowerBook 500シリーズ好きなら、誰しも絶対欲しがる一品を大人になってからついに入手。

「PCMCIA拡張モジュール」で唯一PowerPC対応の「Type:C」


↑「PCMCIA拡張モジュール」!!!
そう、このモジュールを付けることでその後のノートPCには大抵付いていたと思うけど
PCMCIAカード(属に言うPCカード)スロットを増設することができるんだな。

でも、これオプション品だったし当時、買う人自体少なくて、しかもすぐに生産終了になってしまって
なかなか中古でも出回らない、超レアアイテムだったんだ。

しかも、入手したのはその中でもさらに超激レアの・・・


↑「Type:C」だよ!!!
おおー!すげー!!!(涙)

「Type:A」と「Type:B」と「Type:C」の3種類あるんだけど、
PowerPCのCPUアップグレードに対応しているのは唯一「Type:C」のみなんだな。

もともと、数の少ない「PCMCIA拡張モジュール」なんだけど、その中でも
「Type:C」は本当に数が少なくて、当時Mac野郎の間でも、かなりのお値段で取引されていたね。
今でも、探している人いるかも。

せきねさんも、当時一度だけ中古屋さんで売っているの見たことあったけど
値段も高いし、買おうか悩んで、でもやっぱり買おうと思って次の日に買いに行ったらもうなくなっていたね・・・

2004年にやっと手に入れたけど、
「あの時買っていれば・・・(もっと世界が広がっていたな)」と今でもずっと後悔しています(笑)

これがあると、最近は数GBのコンパクトフラッシュ(CF)でも数千円で買えてしまうので
PCカードスロットにCFを突っ込んでHDDの代わりに使用すると(内蔵のSCSIのHDDより速いし)、
Old Macをより楽しめちゃうんだな。
(PowerBook 550cなんて、まだ新しい方でOldの域に達しないって話もあるけど・・・)

PowerBook 550cを今さらネットワークに接続してデュアルモニタ化

さてさて、そんなPowerBook 550cちゃんを
この現代でにさらに楽しむにはやっぱり「ネットワーク」に繋いであげると
メールできたりファイル共有できたりして、色々と世界が広がるんだな。

ただ、さすがにWebブラウザでネットをサーフィンするには
非力で、YAHOO!などのページですらひらくまでにえらい時間がかかります。
ブロードバンドの時代でどのWebページも大きな画像がいっぱいで重いですからね。

って、「せきねさん家」(特にこの日記)はでかい画像を沢山使って、極悪ってくらい重いんですけどね・・・
でも、せきねさんの場合、あえて重くてもいいからでかい画像を使ってます。
他の人の日記とか、その他普通にネットやっていて
「もっと画像がでかかったら面白いのにな…」
と思うことが多々あるし、せっかく自宅サーバで容量も無制限に自由に使えるので。
技術の進歩の方が速いし、昔書いた日記やコンテンツも当時は「ちょっと画像大きすぎるかな?」って思って小さくしたり画質を落としたりしていたけど
今となっては、もっと大きくしておけば良かったって感じですからね。

で、脱線したけど
PowerBook 550cで「せきねさん家」をひらいてみよう!

せっかく古いMac使うんだから、ブラウザも当時の懐かしいやつを使いたいってことで・・・


↑でたー!「Netscape Navigator 3」!!!(笑)
まだ「Communicator」じゃないよ「Navigator」の頃だよ。

ちなみに、せきねさんは当時ネスケ派でした(単にIEはマイクロソフトだからあんまり使いたくないって理由だけですけど…)。

が、残念ながらブラウザが古すぎてネスケ3だと、「せきねさん家」見れませんでした・・・
せきねさん、あんまりHP作成の知識が無いので、作成ソフト(Adobe GoLive9)におまかせでCSS(カスケーディングスタイルシート)を使いすぎているんだと思う・・・

って言うか「Adobe GoLive」お気に入りだったのに、なんか開発終了とのことでショックです。
「GoLive」はVer.4→Ver.5→Ver.6→Ver.CS→Ver.CS2→Ver.9とずっと使って来たのに・・・

個人的にマクロメディアの「Dreamweaver」より、Adobeの「GoLive」の方がメジャーになる!って思ってGoLive派に付いたのですが、読みが甘かったです・・・
結局、予想外にAdobeがマクロメディア買収しちゃったので「Dreamweaver」をメインにするのでしょうね。
(もともとGoLiveもアドビがGoLive社を買収したんですけど。)

Goliveのライセンスなぜか2つも持っているのに、どうしてくれるんだAdobeさん・・・
(次のDreamweaver(CS4)発表の時にGoLiveユーザーの救済措置(アップグレード)があるのではないかと期待中。)

だけど、今はダウンロード販売のみで売られている
超マニアックなGoLive最後のバージョン


↑「GoLive 9」で頑張って作成中・・・。
意地でもGoLive使ってやるって感じで(笑)
どうでもいいけど、なんでバージョンが「Ver.CS→Ver.CS2」と来た後に「Ver.9」になるんだよ・・・
Adobeの主力のCS(Creative Suite)ファミリーからは除外するってことなんでしょうね(涙)
だって、Adobeのサイトで「GoLive 9」が発表されてすぐに買おうとしたら
GoLiveのメインのページに
「Web制作の無限の可能性を追求するなら、Adobe Dreamweaver CS3の購入をご検討ください。 ※Adobe GoLiveは、Creative Suite 3のどのエディションにも含まれていません。」
って書いてあって、CS2まではGoLiveを進めておいて、急に手を平を返された感じで・・・
今までAdobeがいいと思ってGoLiveを買い続けて来たユーザーの気持ちははどうなるんでしょう・・・
(次期CS4でGoLiveユーザーがお安くDreamweaverに乗り換えできるって言うなら許してあげるけど(笑))

あ、ちなみにPowerPCの人はGoLive9は止めておいた方がいいです。
ソフト的に全然作り込まれておらず、PowerPC最速のPowerBookでも動作が遅いし、よく落ちます(よく落ちるのはGoLive昔からだけど…)。どうしてもGoLiveって人は1つ前のCS2の方がおすすめです。
Intel Mac版のGoLive9は動作的には特に遅いとか落ちたりもせずそこそこうまく動いてます。

で、また脱線したけど
ネスケはあきらめて・・・


↑(しぶしぶ)「IE 4.5」を起動。

で、ついに


↑「せきねさん家」を何とか表示。
おお、なんか1995年製のOld Macで表示しているってだけで感動するね(たぶん自分だけ…)。
何しろ、CPUを「33MHz」からアップグレードしたとは言え、たったの「167MHz」ですからね。
ちなみにOSは「Mac OS 7.6」です。7.5よりも7.6の方が好き。

で、この古いノート型のMacを当たり前のように「ネットワーク」に繋いでいますけど
それって実は結構スゴイことなんだな。

別にモデムで繋いでいる訳でもなければLocalTalkポート(シリアルポート)でもなく
現代と同じ「Ethernet」で繋いでるってことが実はスゴイことなんだな。

1995年の時代にノートPCで標準で「Ethernet」ポートが付いているパソコンなんてほとんどないでしょ。
その頃はみんな、通信と言えばシリアルなりモデムだったので、お家にEthernetなんて人はごく少数だったと思います。
今はEthernetポート(LAN)は当たり前のように付いているけど、
デスクトップにしろノートにしろ、昔はほぼEthernetはオプションだったので。

たしか、PowerBook 550cの説明書にも「Ethernetとは・・・ゼロックス社が開発した・・・」って説明書きの紙が1枚入っていて
当時は「Ethernet?俺には関係ないな・・・」って思って読み流した記憶があります。

ただし、Ethernetポートのコネクタの形状がApple独自で
「AAUI(Apple Attachment Unit Interface)」なんだな。

で、これを現代の「10Base-T」接続するには変換する為のトランシーバが必要なんだな。
今さらって感じだけど、どうしてもPowerBook 550cをネットワークで繋ぎたくて数年前に


↑今さら購入「AAUIトランシーバ」。
本当はケーブルが長いやつが欲しかったのですが、いまさらAAUIのトランシーバなんてそうそう売ってなくて探すの大変でこれしかなかった(5000円もして、お遊びで繋ぎたいだけなのにありえない・・・)。

で、これでEthernet接続はできたんだけど

さらにせきねさん、
どうしても昔からPowerBook 550cで1回でいいからやってみたいことがあったんだな。

それは

「PowerBook 550cで外付けディスプレイ接続」だよ。

これ、できるってのは知っているけど物理的(金銭的に)やれなかった人も沢山居いるはず。
何しろ、ディスプレイも高かったしノートPCに外付けディスプレイを繋げようなんて当時はそうそう思わなかったからね。

で、これも色々変換ケーズルが必要で今さら買うとなると見つけるのが大変だったんだけど・・・
数年前に、どうしても外付けディスプレイを1回でいいから繋いでみたくて・・・


↑「PowerBook Video Cable」を購入。
それとさらに、最近のディスプレイに接続する為に「ディスプレイ変換ケーブル」も購入。

で、Ethernetにディスプレイに変換しまくると・・・


↑こんなんなる・・・いっぱいいっぱいです(笑)
Old Macって大変・・・でもそれがたまらん。

そしてついに・・・
念願のPowerBook 550cに外付けディスプレイ接続!

やっぱり、ここぞって時のキーボードもつないで・・・


↑おお!つながった!!!

って、外付けディスプレイの接続ぐらい「大したこと無いじゃん」って思う人もいるはずですけど

確かに、「ミラーリング(PCと同じ画面を外付けディスプレイに映すこと)」なら昔のWindows系のノートでもできるマシンはあったけど

何がスゴイってこの時代のノート型のPCで


↑「拡張デスクトップ(デュアルモニター)」ができちゃう!しかもカラーで!

おお、スゴ過ぎる(涙)・・・
最近でこそやっと、デュアルモニターな人が増えて来たし、まだ知らないって人がいるのに
デスクトップならまだしも、1995年製のノートPCで拡張デスクトップできちゃうノートPCが他にあったら持って来いって感じだよ。

なにしろ、ビデオメモリ(VRAM)が「2MB」も搭載されているからね。
(今となってはVRAMが2MBって聞くと笑っちゃうくらい少ないけど、当時はスゴイ)

ああ、PowerBook 550cすてき過ぎるよ・・・
いまだに遊べるPowerBook 550cは永遠です。

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