LEDの時代ですがフォグランプにHIDバルブを入れる

クルマのライトと言えば時代はすっかり「LED」の時代ですが、今日はフォグランプのバルブを「HID」に交換するお話です。

「H.I.D」は「High Intensity Discharge」の略で「ディスチャージランプ」とか「キセノンランプ」とも呼ばれています。

最近の若者なら何の迷いもなく

「バイト代入ったら、フォグランプLEDにすんべ!LEDに変えるべ!変えるべ!」

って感じで、そもそも「LED」以外の選択肢すら出て来ない時代になりつつありますが

せきねさんのように一昔前に若者だった人の場合・・・

「ブラックライトとアンダーネオン入れたけど、次はバイト代貯めてHID入れんべ!高けーけど、夜でも昼間みたいでマジ最強」

って感じで「LED」ではなく「HID」に憧(あこが)れた人も多いかと思います。

せきねさん個人的には「LEDとHIDのどちらが好きか?」と言われたら、今でも「HID」の方が好きです。
(点灯直後の色の変化とか、LEDには出せない蒼(あお)みとか、LEDにはないHID独特の良さがあるので)

と言うことで、今回はキューブ(Z12)のフォグランプバルブをHID化しようと思います。
いや、単に「前のクルマから取り外したHIDが余っていたので、それを乗り換えたキューブに取り付けました」ってだけなんですけどね・・・。

でも、最近はHID製品がどんどん減って
HIDについての情報すら消えつつある状況なので、多少でも何かの参考になればいいなと思います。

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HIDシステムの構成

HIDは主に「バラスト」と「イグナイター」と「バーナー(HIDバルブ)」の3つのパーツで構成されています。


↑左から「バラスト」、「イグナイター」、「バーナー」です。

「バラスト」とは?


↑バラストとは車のバッテリーから流れてくる「直流」の電源を「交流」に変換する変換器(安定器)のことで、HIDシステムを制御するためのコントローラーの役目をしています。

一般的にヘッドライト向けのHIDには消費電力が35W(ワット)のバラストを使用します。
(純正のHIDに使用されているノーマルバラストも35W)

そして、フォグランプには消費電力が少し低い25Wのバラストを使用するのが一般的です。

バラストの「W(ワット)数」が高くなれば高くなる程、光の明るさは明るくなります。

ヤンキー向けに35Wバラストよりも約2倍近く明るく光る・・・


↑「55W」と言う製品のバラストも販売されていたりします。
(まぶしいくらいに明るい・・・)

「イグナイター」とは


↑「イグナイター」はバラストから出力された電圧を瞬間的に2万ボルトの高電圧まで昇圧させる電圧増幅器のことです。
(「君の瞳は10000ボルト」の約2倍の超高電圧ですから相当スゴいと考えて良いでしょう・・・)

「バーナー」とは


↑バーナー(HIDバルブ)は発光体そのもので、ハロゲンバルブようなフィラメントはなく、ガラス管の中の電極間で起こる放電現象を利用して発光します。

そして、HIDの光の「色」(黄色かったり、白かったり、青かったり)は主にバーナーによって決まります。
その光の色を「色温度」と言う数値で表しており、その色温度を表す単位として「K(ケルビン)」と言う単位が使われています。
(ケルビン数はあくまでも色を示す単位なので、明るさとは関係あません)

これはHIDに限った話ではないし、お店で売っているHIDやLED製品のパッケージにも記載されているので
ご存知かと思いますが・・・


「3,000K(ケルビン)」とか数値が低いと黄色くて、そこから数値が高くなるにつれて白くなり「6,000K」ぐらいで純白と言うか真っ白っぽい色となり、「8,000K」まで行くとどんどん「青い(蒼(あお)い)」光の色に変わって行きます。
ちなみに、ノーマルのHIDではない昔ながらの電球(ハロゲンバルブ)の色温度はだいたい「3,200K」ぐらいと言われています。そして純正のノーマルHIDは「4,000K」ぐらいだそうです。

ヤンキー向けに・・・


↑「15,000K」とか「30,000K」とか言う青色って言うか紫色に近い製品も販売されていはいますが、もちろん車検には通りません。車検的にはフォグランプだど「白または黄色(淡黄色)」と言う基準なので、だいたい6,600K位までの色温度なら車検に通りますが、それ以上だと車検には通らない感じです。

 

「バルブのK(ケルビン)数」と「バラストのW(ワット)数」の関係

さて、なんとなくHIDシステムの構成が分かったところで、
次は「バルブのK(ケルビン)数」と「バラストのW(ワット)数」の関係です。

先ほど、HIDの光の「色(温度)」は主にバーナーによって決まると書きましたが、
実は使用する「バラスト」によってもある程度「色温度」が変わってきます。

現在はWebサイト上からすでに姿を消していますが(たぶん生産終了)
その昔PIAAが・・・


↑「明るさ調光機能」が付いた・・・


↑「Three Stage(スリーステージ)バラストシステム」と言うバラストを販売していた事がありました。

バラストの出力を「45W・35W・25W」と手元のスイッチで変更する事ができるこだわりの商品なのですが・・・
先に説明した通りバラストの「W(ワット)数」によって明るさが変化するので、バラストの出力を変更すると・・・


↑35Wを基準として明るさについては・・・
・出力を45Wにすると明るさが約30%アップ
・出力を25Wにすると明るさが約40%ダウン
すると言う訳です。

ですが、表を見ると明るさと共に「色温度」の方も変化しており
35Wを基準として色温度は・・・
・出力を45Wにすると色温度が約5〜10%ダウン
・出力を25Wにすると色温度が約10〜40%アップ
すると言う訳です。

PIAAだからこうなると言う訳ではなく、どこのメーカーの製品を使用しても「バルブのK(ケルビン)数」と「バラストのW(ワット)数」によって同じように「色温度」は変化します。

分かりやすい図が・・・


↑こちら。
左の6600Kのバーナーで説明すると・・・
・45Wならより明るく光りますが、ケルビン数は5900Kにダウン。
・35Wなら標準、ケルビン数もそのままの6600Kです。
・25Wなら暗くはなりますが、ケルビン数は8000Kにアップ。
と言った具合で同じ6600Kのバーナーを使用しても、バラストの出力を変更する事で色温度を「5900K・6600K・8000K」と変化させる事が出来るのです。

さて、
何となく「バルブのK(ケルビン)数」と「バラストのW(ワット)数」の関係が分かったところで、実際の製品を確認してみると・・・

PIAAでは現在(2018/7/22現在)・・・


↑ヘッドライト用HIDオールインワンキットとして売られている「6000K」の製品と・・・


↑フォグライト用HIDオールインワンキットとして売られている「6000K」の製品があり、
ヘッドライト用、フォグライト用共にどちらも同じ6000Kなので、全く同じ6000Kの「バーナー」が使用されているかと思いがちですが、実はそうではなくて・・・


↑ヘッドライト用の製品に付属しているバラストは「35W」のバラストなので、ヘッドライト用の製品に付属している「バーナー」もそのまま6000Kのバーナーが付属していると考えて良いでしょう。

そして・・・


↑フォグライト用の製品に付属しているバラストは「25W」のバラストなので、フォグライト用の製品の付属している「バーナー」は25Wの時に6000Kになる「バーナー」が付属していると言う事になり、35W時で計算するとたぶん約5500K程度(35W時)の「バーナー」が付属していると考えられます。

説明が難しいですが、言ってる事何となく分かっていただけましたでしょうか?
(別にPIAAに限った話では無いですが・・・)


↑こちらのヘッドライト用6000Kの製品は、6000Kのバーナーと35Wのバラストをセット売りして6000Kと言っていて・・・


↑こちらのフォグライト用6000Kの製品(アルスター6000K)は、約5500Kのバーナーと25Wのバラストをセット売りして6000Kと言っていると言う事です。


↑こちらのフォグライト用3000Kの製品(プラズマイオンイエロー)は、約2700Kのバーナーと25Wのバラストをセット売りして3000Kと言っていると言う事です。

さてさて、色々書きましたが
今回はフォグランプのHID化なので、25Wのバラストを使用することになります。
(後で説明しますが、フォグランプに35Wや45Wのバラストを使用するのはやめておいた方が無難です。)

フォグランプのHID化に使用する「バラスト」と「バーナー」

今回フォグランプをHID化する際にせきねさんが使用する「バラスト」と「バーナー」についてご紹介します。

まず「バラスト」は・・・


↑PIAAの「純正フォグランプ専用 25W HIDバラストセット (型番:HH125)」を使用します。
(こちらもPIAAのWebサイト上から消えているので、たぶん生産終了です。でも市場在庫や中古なら結構売ってます)


↑中身はこんな感じ。
中央に写っている黒くて四角いやつが「バラスト」本体で、左に写っているのは・・・


↑「イグナイター」です。

続いて「バーナー」には・・・


↑PIAAの「汎用スーパーコバルトHIDバルブ・ハーネスセット H8/H11兼用(型番:HH98S)」を使用します。
(こちらもPIAAのWebサイト上から消えているので、たぶん生産終了です。でも市場在庫や中古ならまだ流通しています。元々値段が高くて(4万円程)手を出しづらいのが難点ですが、色味的にPIAAのこの製品が一番好きです。)

このバーナーは・・・


↑25Wのバラストと組み合わせて使用すると、色温度が8000Kとなる「バーナー」です。
(8000Kだとやや青み(蒼み)がかった色になるので車検非対応になりますが、でもフォグランプの場合「白または黄色(淡黄色)」と言う曖昧(あいまい)な基準しかなく細かい色温度が決まっている訳ではない為、検査官次第となり、ほとんどの場合8000Kぐらいなら車検に通る事が多いです。せきねさんはこれで3,4回車検に通ってます。)


↑中身はこんな感じ。

「バーナー」には・・・


↑バッテリーから直接電源を取る「リレーハーネス(画像左)」が付属していますが、せきねさんは「リレーハーネス」は使用しません。
リレーを「使う・使わない」については色々議論があり、
リレーを付けられるならそりゃ付けた方が絶対良いに決まっていますが、
別にリレー無しでも一番電流が流れる立ち上がりのタイミング(点灯直後)でちらついたり、不点灯になったりヒューズが飛んだりしなければ、経験上リレーは不要と考えて良いと思います。
特に消費電力の低い25Wの「バラスト」であればなおさらリレーハーネスは必要ないと思います。
(55Wの「バラスト」とかならリレーを付けた方が良いとは思いますが)

せきねさんも前に乗っていたクルマ(マーチ)のフォグランプをHID化する時に、はじめは念の為リレーハーネスを取り付けたのですが、リレーを付けると配線が一気に倍ぐらいに増えて、ごちゃごちゃしてしまい、素人が下手にリレーを付ける方がよっぽど危ない感じがしてトラブルの元になりそうだったので、すぐに取り外してしまいました(リレーなしで数年間使用しましたが特に問題は発生しませんでした)。


↑こちらは「バーナー」本体。

PIAAのバーナーは様々な車種に対応できるようにコンパクト化(ショートバーナー化)がされており・・・


↑パッケージ裏面。

元々キューブに取り付けられていたH8型のハロゲンバルブと比較しても・・・


↑取り付け台座面からの長さはほとんど差がないので、レンズやシェードに干渉する心配は無いかと思われます。


↑(左がPIAAのバーナーで、右がノーマルのH8ハロゲンバルブ)バルブ後方のスペース的にも特に問題無く取り付け出来るはずです。

やっぱりPIAAのHIDキットは完成度が高く良く出来ているので、一番好きです。
最近はLEDに押されてPIAAのWebサイトからどんどんHID製品が消えつつありますが、良い製品はある程度残しておいてくれれば良いのになぁと思います。

 

取り付け前の準備作業

せきねさんはフォグランプをHID化する際に「リレーハーネス」を取り付けないつもりなので
リレーハーネスの配線をあらかじめ加工しておこうと思います。


↑こちらがリレー用ハーネス(バッテリーから直接電源を取るための配線)。
やたら長くてごちゃごちゃしてますが、画像に写っているのはこれでも片側1灯分です。
リレーハーネスを取り付けるという事は左右両方のフォグランプにこのごちゃごちゃした配線を取り付けると言う作業であり、左右のフォグランプからバッテリーまでの長い道のりをこのハーネスがごちゃごちゃ伸びる訳です。先に書いたように素人が下手にリレーハーネスを取り付けるとハーネスがどこかに干渉する可能性もあり(走行中の振動でハーネスに傷が付いて漏電したり・・・)、逆にトラブルの元になるのでリレーハーネスなしで動くなら下手にリレーを取り付けなくても良いんじゃないと思う訳です。

せきねさんはリレーハーネスを取り付けないので・・・


↑このリレーハーネスをぶった切って使用します。
ぶった切ると・・・


↑はい、超スッキリ!

並べて比べてみると・・・


↑全然違いますね。

そりゃあ、リレーハーネスを取り付けてバッテリーから直接電源を引っ張った方が電気的に理想的なのは分かってはいますが、安全にきれいにエンジンルーム内に配線するのは大変ですし、リレーを付けなくても特に問題が発生しなさそうなのであれば、無理してリレーを使わなくても良いのではないかと思っています。
(ショップやプロにお任せ出来る余裕がある場合は、もちろん付けても良いとは思いますが。)

キューブのフォグランプへのHID取り付け作業

ではでは、キューブへのHID取り付け作業に入ります。

まずは・・・


↑バンパーを取り外します。

って、いきなりバンパーが外れてますが、フロントバンパーの取り外し方法は以前書いた以下の記事をご覧ください。

こんばんは、今日はZ12キューブの「フロントバンパー」を取り外そうと思います。 せきねさん的には、モノがデカくて作業的に面倒くさくて大変そうだし、バンパーを取り外すなんて何だか「怖い」ってイメージがはじめはあったのですが、でも自分でフロントバ...



↑取り外したバンパー。


↑こちらが運転席側のフォグランプユニット本体。


↑こちらは助手席側のフォグランプユニット本体。
フォグランプユニット本体は、右用(R)とか左用(L)がある訳ではなくどちらも同じ物が使用されています。


↑フォグランプの「バルブ」は反時計周りに回せば・・・


↑取り外す事ができます。

ちなみに・・・


↑フォグランプユニット本体は「ボルト1本」(赤矢印)と「ツメ(青矢印)」で固定されているだけなので、プラスドライバーで赤矢印のボルトを取り外して・・・


↑マイナスドライバーで「ツメ」のロックを外せば、フォグランプユニット本体を取り外す事も可能です(別に外す必要ありませんが)。

フォグランプユニット本体の詳細と光軸調整


↑こちらがキューブ(Z12)用の純正フォグランプユニット本体です(Valeo製)。


↑裏側。
ノーマルの状態ではH8のハロゲンバルブが取り付けられています。


↑上から見るとこんな感じ。


↑下側はこんな感じ。
下側にはご覧の通り光軸調整用の「ダイヤル」が付いていて・・・


↑プラスドライバーを差し込んで回す事で光軸を調節する事ができます。

「ダイヤル」を下から見上げて時計回りに回すと・・・


↑リフレクターが上方向を向いて


(↑フォグランプを横から見た画像。左が上側で右が下側)
より遠くを照らすようになります。

逆に「ダイヤル」を下から見上げて反時計回りに回すと・・・


↑リフレクターが下方向を向いて


(↑フォグランプを横から見た画像。左が上側で右が下側)
より手前を照らすようになります。

上下方向のみ調節可能で、左右方向の調節はできません。
光軸については、せきねさんはクルマの点検の際にディーラーでついでにやってもらうので自分ではやりません。
(点検前にお願いすれば、どこのディーラーでも無料でやってくれるはずです)。

H8/H11コネクター(カプラー)をギボシ端子に変換

バラストの電源は・・・


↑「ギボシ端子」を使用して電源を取り出そうと思いますが

車両側の電源であるフォグランプのコネクターは・・・



↑このようなH8/H11バルブ用のコネクター(カプラー)になっている為、そのままでは接続する事ができません。

コネクター部分をぶった切ってギボシ端子に加工すれば接続できますが、なるべく車両側の配線を加工したくないので、PIAAのバーナーに付属している・・・


↑「ワンタッチ接続カプラー」を使用する事で、純正のコネクターを切断せずに簡単にギボシ端子へ変換する事ができます。

バラストの取り付け

さてさて、次にバラストの取り付け(固定)ですが、車両のサービスホールを利用してボルトで固定するのが一般的ですが、例によってせきねさんはお得意の・・・


↑「両面テープ」でバラストを固定したいと思います(笑)。
いや、PIAAのバラストは薄くて小さくて軽いので両面テープで十分です。

一応「両面テープ」は家にあった超強力な・・・


↑3Mの「スコッチ 超強力両面テープ プレミア ゴールド スーパー多用途」を使用しました。
(いや、これ強過ぎるぐらい強力で、貼り付けてから2年以上経過しましたが全く剥がれる様子はなく、逆に剥がすのが大変そうでした)

で、バラストを固定する(正確には貼り付ける)位置ですが、キューブの場合・・・


↑ちょうど良さげなバラスト固定(貼り付け)スポットが助手席側にも・・・


↑運転席側にもあり、ここに・・・


↑ペタッと貼り付けました。


↑ちょうどフォグランプの真後ろに位置するので・・・
(手前の子が気になりますが・・・)


↑バラストを設置するにはもってこいの場所かと思います。

バラストを貼り付け後の電源の供給は・・・


↑車両側のコネクター(赤矢印)に「ワンタッチ接続カプラー」を接続して、ギボシ端子(青矢印)に変換してから、バラスト(黄矢印)に接続する事で電源を取り出しています。

「イグナイター」の固定と「バーナー」の取り付け

続いて「イグナイター」の固定ですが、
いまいち「ココだ!」って感じの固定スポットが見つからず・・・


↑(運転席側)かなり適当ですが、青色のタイラップ(インシュロック)1本でバンパー側にこんな感じで適当に固定しました。
この状態で2年程使用しましたが、特に問題ありませんでした。


↑助手席側も同じように固定。PIAAの「イグナイター」はコンパクトで設置しやすい方なので、せきねさんの適当な固定方法よりもっとキレイでスマートな固定ができる余地は十分ありそうです。

ちなみに、すでに「バーナー」をフォグランプユニット本体に取り付けてしまいましたが、購入直後の新品の「バーナー」を使用する場合は・・・


↑フォグランプユニットに入れる前に別の安全な場所で「空焼き」作業をした方が無難です。
(PIAAとか有名メーカーの製品の場合は点灯テストをした上で出荷されているので、メーカー的には「空焼き不要」となっている場合もありますが)

安物バーナーだと初回点灯時にバーナーに付着している油分や水分が蒸発して水蒸気が出たり、細かいゴミなどが熱で燃えて煙が出る場合があるので、いきなりフォグランプユニットに取り付けて点灯させてしまうとレンズ内側やリフレクターが曇ってしまう可能性があるからです。
フォグランプのレンズが曇らないように2,3分「空焼き」をして事前に水蒸気や煙を出しておきましょうと言う作業になります。

これで、ほぼ取り付け作業は完了したので
最後にバンパーを取り付ける前に・・・


↑しっかり点灯する事を最終確認します。
(バンパーを取り付けた後に「配線(プラスマイナス)が間違っていて点灯しない!」って事になると非常に面倒です)

あとはバンパーを取り付ければフォグランプのHID化完了です♪

ハロゲンからHID化のメリットとデメリット


↑HIDフォグランプ点灯!

肝心の夜にフォグランプを点灯させた画像があまり無いのですが・・・


↑25Wのバラストですが、十分な明るさで


↑光量的にはLEDフォグランプよりも全然明るいので運転は非常に楽になります。

HID化の最大のメリットはその「明るさ」なのですが、「明るい」がゆえのデメリットもあって・・・

明かる過ぎてハロゲン用に設計されたユニット(灯体)だと散乱光が発生


↑元々「ハロゲンバルブ」用に設計されたフォグランプユニット(灯体)なので、HIDの光があまりに明かる過ぎて光が上方向にも飛んでしまいます(散乱光)。
光軸調整で制御できるレベルではなく、なるべく下方向を照らすようにしても対向車のドライバーがまぶしいと感じる光(眩惑光(げんわくこう))が発生してしまいます。

せきねさんも、フォグランプをHID化してから夜にやたら道路標識がよく見えるようになったので、余計な光が上方向にも飛んでいるのだと思います。
元々HID用に設計されたユニット(灯体)であれば、そのような事は無いのですが、ハロゲンバルブ用に設計されたユニット(灯体)・リフレクターに対してHIDバルブを入れているので仕方無しです。

明かる過ぎて熱によりユニット(灯体)本体にダメージを与えてしまう

熱の問題をなるべく抑える為に25Wのバラストを使用したのですが、それでもHIDは非常に熱を持つので
せきねさんがHID化した左右のフォグランプユニット(灯体)の内・・・


↑一方は特に問題は発生しませんでしたが・・・


↑もう一方のユニット(灯体)は内部のリフレクター(鏡面部分)の上半分が熱の影響で白く濁った状態になってしまいました。


↑こちらは正常。


↑リフレクターが白く濁ってしまった方。煙で曇ったという訳ではなく、リフレクター自体が熱で劣化した感じです。
1年半程使用してこうなりました。ちなみにせきねさんは晴れでも雨でも常にフォグランプを点灯して走行する人で、渋滞中も信号待ちも一切消灯しないので、熱がたまりやすい使い方をしています。

別に純正のValeoのフォグランプユニット(灯体)がしょぼかったという訳でもなく・・・


↑前の車で使用していたIPF製のフォグランプユニット(灯体)でも、バーナー上部のリフレクターの一部が黒く焦げた様な感じになりました(HID化して5,6年程使用)。

そして、フォグランプだからという訳でもなく・・・


↑ヘッドライトをHID化した場合にも同じような事が発生します(画像はHID化した事によりリフレクターの一部が逆三角形状に曇ったせきねさんのキューブのヘッドライト)。

ハロゲンバルブ用に設計されたユニット(灯体)にHIDバルブを入れた場合は、遅かれ早かれ漏れなくこうなると思った方が良いです。
そもそもハロゲンバルブ用のリフレクターのほとんどは樹脂製で、HIDバルブ用のリフレクターは金属製だったりと、熱に対する設計が全然違うので、熱で劣化したり溶けたり焦げたりするのは仕方なしです。
(熱が出る分「雪道」では強かったりしますが)

よって、ユニット(灯体)がある程度ダメージを受けるのを承知の上で覚悟を持ってHID化する必要があります。
(渋滞中や信号待ちでは消灯するなど「運用」である程度ダメージを抑える・遅らせる事もできるとは思いますが。)

もしも、フォグランプに35Wのバラストや55Wのバラストを使用した場合にはさらに熱が発生し燃えたり溶けたりする可能性もあります。

何だかんだ言って余程こだわりがなければHID化ではなくLED化がおすすめ

ここまで紹介しておいて今さらアレですが、
これからフォグランプバルブをハロゲンバルブから他のバルブに変えようと思っている方は、余程HIDに強いこだわりが無い限りは「HID化」ではなく「LED化」をオススメします。

いや、実はせきねさん自身もHID化して2年程使用した後に取り外して、現在は明るさはHIDに負けますがそこそこ明るいLEDバルブに交換してしまいました・・・(つまらない大人になってしまいました・・・m(._.)m。いやリングイルミ(イカリング)付きのフォグランプに交換したので、リングイルミへのダメージを考慮してHIDからLEDにしたと言う訳です)。

ただ、HIDの方が明るくて運転しやすい事は確かですし
そもそも、フォグランプの場合は本来は「霧(きり)」などの悪天候時に使用するものなので
本当に必要な時だけに使用するような正しい使い方をするのであれば、ユニット(灯体)へのダメージもそれ程気にする必要も無いのかも知れません。

時代はLEDですが
HIDにはHIDの良さがあるので、自分の求めるランプへ交換してみてください。

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