今日は久しぶりにキューブのお話です。せきねさんのキューブには7年程前に
↑ラウンジブラウンインテリア車専用の「木目調インストアッパーフィニッシャー」を取り付けました(パーツ裏面の突起を削って両面テープで固定)。
取り付け詳細については以下の当時の記事をご覧ください。
ですが、今回は当時高くて買うのあきらめた・・・
↑純正オプションのLEDイルミ付き木目調パーツが手に入ったのでこちらに交換しようと思います♪(もちろん中古品)
って実は4年くらい前に購入していたのですが、取り付ける時間もなく買っただけで満足して仕舞い込んでいました(そんな積みプラ状態のパーツが沢山ある・・・)。
日産純正オプション「インストイルミネーション(木目調)」
↑キューブの日産純正オプションパーツカタログに載っている「インストイルミネーション(木目調)」がこちら。
10年前(2014年)のカタログのお値段となりますが、取付工賃・消費税込で「28,440円」の贅沢品です(自分で取り付けを行う場合は部品代「23,256円」で購入可)。
↑こちらが購入した中古品。木目調と言っても木目感はかなり弱く、物としては透明なプラパーツに裏側から塗装しているだけなので、実物はもっとプラスチック感が強めです。まぁクルマの木目調パーツなんてどれもそんなものですが。
↑付属していた配線と裏面。取り付けは元々両面テープのみでの固定となります。裏面は塗装が剥き出しなので、古い両面テープを剥がす際にシンナーなど強い薬品を使うと茶色い塗装が剥げて透明になってしまうので要注意です。新品の場合は他に取付説明書と型紙が付属しています。
↑LED発光部分。スイッチなどは無く12Vの電源(イルミネーション電源:スモールONの時に通電する電源)に接続するだけです。
取付前の準備作業
中古品で説明書が無いので正確な取り付け手順は不明ですが、クルマに取り付ける前の準備作業を行います。
↑割と大きめコネクタ(カプラー)が付いていました(制振用(カタカタ音防止用)のスポンジがすでに巻かれた状態なので余計大きく見えます)。
今回はLED付きと言うことで配線を通す為の「穴」をダッシュボードにあける必要があるのですが、このままだと少なくともこのコネクタが通るような「大穴」をダッシュボード上にあける必要がある訳です。
こんなデカい穴をあけられるドリル刃やホールソーを持っていないので、あけるとしたら
↑「クラフトリーマ」で大穴をあけるしかないか〜と思っていたのですが、よく考えたら「先にコネクタから端子を引き抜いておけば小さめの穴で済むのでは?」と言う事に気が付きました♪
と言う事で、いつか何かの役に立つだろうと思って買った・・・
↑ヒーロー電気株式会社の自動車用コネクタ(防水&非防水)対応「端子引き抜き工具(FR-150)」の出番です。
↑工具の先端が細く薄く平らになっている圧着配線ターミナル(B-type & F-Type)専用 端子引抜き工具です。
(ぶっちゃけ、精密ドライバー(マイナス)で十分な気がしますが・・・)
で、この 泥棒が持っていそうなピッキングツール 便利で役に立つ専用工具を使ったところ・・・
↑無事に端子を引き抜くことが出来ました♪ちなみに、抜いた後でどちらがプラス端子だったのか分からなくなると困るので、引き抜く前にプラス側(赤色配線側)のコネクタに赤マジックで印をつけておきました(赤矢印)。
↑コネクタや端子の種類にもよりますが、今回はコネクタ側のロック部を押し上げるのではなく、端子側の出っ張り(赤矢印)を工具で押し込んだ状態で、コネクタから引き抜く感じのイメージでした。
↑車両側の配線はこんな感じ。マイナス側は最初から丸型端子が付いてました(青矢印)。プラス側はヒューズ(スポンジが巻かれた部分)の先の配線が切断されていたのでギボシ端子(オス)を取り付けました。ついでに車内は他の配線がごちゃごちゃしているのでテプラでインストイルミであることをメモしています。
ちなみに、両面テープは・・・
↑ニトムズ(Nitto)の発泡ブチルゴムシート強力両面テープ(J1410 No.541)を使用。超強力に貼り付くタイプの両面テープではないのですが、厚さ0.75mmと適度な厚みがあり、幅5mmと太過ぎないので画像の通りカーブにも貼る事ができ小物を貼り付ける際に使い勝手が良く、しかも長さが10mも入っていて400円もしないのでお得です。前回もこれと同じ両面テープで貼り付けを行い7年間取れなかったので今回も使いました。
車内への取付作業
いよいよ車内へ取り付けを行いますが、まずは「位置決め」です。せきねさんの場合、すでに同じ大きさ(たぶん)の木目パーツが付いているので・・・
↑このパーツの左右と手前にマスキングテープを貼り、取り外してもどこに取り付けられていたのか分かるようにしておきます。
埼玉県川口市の民間車検場「アイオート山口」さんの取り付けブログ内で取り付け作業時の画像を掲載してくださっているのですが、本来は・・・
↑このように内装に合わせて「型紙」を貼り付ける事で、取り付け位置や穴あけ位置を正確に把握できるようになっているそうです(そして本来は型紙の指示通りホールソーで1円玉サイズの穴をあける必要があるみたいです)。
↑中古品を買ったせきねさんにはそんな便利な型紙が無いので、何度か仮置きをして何となく「このあたりだべ」って所に穴あけ位置をマーキングして・・・
↑(今年中学生になった)お子さまにドリルで穴あけをしてもらいます(最近はクルマをイジる際に出来そうな作業はお子さまにやってもらうようにしています)。ちなみに、事前に裏側に手を回して下に何も無いことを確認しました。
↑4mmのドリル刃を使ったので小穴ですが、事前準備でコネクタから端子を抜いておいたおかげで・・・
↑4mmの小穴でも端子を1本ずつ入れれば無事、配線を通すことが出来ました♪(配線を通した後にコネクタを元通り接続すれば大穴をあけずに済みます)
↑あとはエアコンパネルを取り外して、毎回「2度と見たくない」と思うごちゃごちゃした配線の中からイルミネーション電源を探してプラス側の配線を接続します(ナビ裏の配線を分岐して接続しました)。
↑マイナスの丸型端子については、ボルト付きのサービスホール(青矢印)が奥の方にあるのでそちらに接続しました(写っていませんが右側の同じ位置にもボルト付きのサービスホールがあります)。
配線を接続してLEDが点灯することを確認できたらあとは、両面テープで貼り付けるだけなのですが、両面テープを貼り付ける前には必ず・・・
↑ダッシュボードの貼り付ける面をアルコールやシリコンオフなどを使って拭き拭き(脱脂)してから貼り付けましょう。車内は見えない油汚れだらけなので、拭き取らずにそのまま両面テープを貼り付けても全く貼り付きません(せきねさんはシリコンオフが手元になかったのでブレーキクリーナーで脱脂しました)。
↑最後に両面テープで貼り付ければ完成です!(開けた「穴」も無事に隠れて全く見えません)
取り付け後の車内
↑昼間でもLEDイルミネーションを点灯させれば見えますが、前方の壁に反射させるタイプなので明る過ぎず暗過ぎず程良い明るさで、夜の車内でも運転に特に影響はありません。
まとめ
キューブもとっくの昔に生産終了と言う事で、最近は中古パーツが以前の相場よりも安い値段で出回る事が多くなって来た気がします(きっと役目を終えて廃車となったキューブから取り外されたパーツなのでしょう)。高くて取り付けをあきらめたオプションパーツがフリマサイトで時々お安い値段で売っていたりするので、買いそびれたパーツがある方はぜひ探してみてください。ただ新品もまだ買えるみたいなので余裕があれば手っ取り早く新品を買って長く使うのも全然アリだと思います。キューブは使い勝手が良くて我が家にぴったりのクルマなので引き続きイジりながらまだまだ楽しく乗り続けようと思います。