2020/5/10(追記):こちらの記事ではCDドライブを使ったファームウェアの更新手順を紹介していますが、新たに「USBメモリ」や「SDカード」を使ってSSDのファームウェアを更新する方法についての記事を作成しましたので、よかったら以下リンク先の新しい記事もご覧ください。
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こんばんは、MacBook Proの「HDD(ハードディスクドライブ)」を取り外して・・・
↑SAMSUNG(サムスン)製の「SSD(ソリッドステートドライブ)」を3,4年程使用しているせきねさんです。
日本人だとサムスン製品を敬遠する人もいるかも知れませんが、SSDに関しては悔しいですが結構いい物を作っているのは事実で、安定した性能が出るし耐久性も高いのでサムスンのSSDはパソコン好きには結構人気があります。
(せきねさんも2台のサムスン製SSDを3,4年程使っていますが、どちらもトラブルなく快適に安定稼働してくれています。)
今日はそんなサムスン製SSDのFW(FirmWare(ファームウエア))をMacで更新したいと思います。
いや、3年前にも以下のような同じ内容の日記を書いたのですが、その時はFWの更新になぜか失敗したので(正確には「失敗」と表示されただけで更新はされていた)、今回は成功を目指して再挑戦してみたいと思います。
サムスン製SSDであればどの製品でもFWの更新手順は基本的に同じなので
Macでサムスン製SSD(850 PRO/840 PRO/840 EVO/830/470など)を使っている方の参考になればと思います。
まずは現在のファームウェアバージョンを確認する
まずは、現在使用してるサムスン製SSDのファームウェアのバージョンが一体いくつなのかを調べるために・・・
↑[アプリケーション]-[ユーティリティ]の「システム情報」を起動します。
↑左の[ハードウェア]-[SATA/SATA Express]を選択すると接続されているドライブの情報が表示されるので、接続されたSSDの「リビジョン」欄(赤矢印)を確認すると、現在のファームウェアバージョンを確認する事が出来ます。画像の場合のバージョンは「EXT0CB6Q」です。
最新のファームウェアのダウンロードとブート用ディスクの作成
現在使用中のバージョンが分かったところで、次に最新のファームウェアをダウンロードするために・・・
↑サムスンのこちらのWebサイトにアクセスします。
「Firmware Updates for Mac Users」と言う欄でMac向けのファームウェアが配布されているので、自分が使用している製品の最新ファームウェア(.isoファイル)をダウンロードします。
(せきねさんは840 EVO用の最新Verを使っているつもりだったのですが、いつの間にかさらに新しいVerが出ていました。全然気が付かなかった・・・)
↑ダウンロードした拡張子が「.iso」のファイルを選択して右クリック(副ボタンクリック)をすると・・・
↑こんなメニュー(コンテキストメニュー)が開くので「ディスクイメージ”Samsung_SSD..(省略)..Mac.iso”をディスクに書き込む」をクリックします。
↑「ディスクを作成」ダイアログが表示されるので、空のCD-Rメディアをドライブにセットして「ディスクを作成」ボタンをクリックします。
(もちろんCDを作成するにはCD/DVDドライブ内蔵のMacまたは外付けのCD/DVDドライブが必要です)
↑サムスン製SSDのファームウェアバージョンアップ用起動ディスクが作成できました。
(あっ!何らかの理由によりバージョンアップが失敗して、全てのデータが読み出せなくなってしまう可能性もゼロではないので、VerUP前に念のためタイムマシーンなどでバックアップを取っておきましょう。)
ディスクからの起動とファームウェア更新
さて、この後は作成したCDから起動(ブート)すれば良いのですが
Mac miniのようなCD/DVDドライブが初めから付いていないような機種の場合は・・・
↑外付けのCD/DVDドライブを使って起動する必要があります。
せきねさんは2005年に買った非純正のUSB接続の外付けDVDドライブをMac mini(Mid2011/Late2012)に接続したところ、作成したCDからの起動に成功しました。
(但し、もともとCD/DVDドライブが内蔵されているMacBook Proなどの機種では、なぜか同じUSB接続の外付けCD/DVDドライブを使用してもCDから起動する事が出来ませんでした。MacBook Proなどでは外付けのドライブではなく内蔵のドライブを使う必要があるようです。)
さてさて、
作成したCDをドライブにセットして、Macを再起動します。
↑そして起動時に「optinoキー」を押したまま起動します。
↑起動ディスク選択画面が表示されるので、CDアイコンで表示されている「Windows」を選択します。(CDドライブは読み込みが遅いので、他のアイコンよりもワンテンポ遅れてCDアイコンが表示されます)
↑CDからのブートに成功するとこのような真っ黒に文字だけのMacユーザーにとっては味気ない画面が表示されます。
「Press any key to continue」
と表示されるのでキーボードのキーを何でも良いので押します。
↑対象となるSSDの製品名と現在のファームウェアバージョンが確認できます。
「Download firmware onto this disk? [Y/N]:」
と表示されるので、キーボードのYキーを押してリターンキーを押します。
↑アップデートを実行する前にデータが消えるかも知れないからバックアップを取った方がいいよと脅され
「Do you want to continue? [Y/N]:」
と表示されるので、またキーボードのYキーを押してリターンキーを押します。
↑「Firmware has been successfully upgraded!」と表示され、今回は無事にファームウェアの更新に成功しました!!!
(やったー! って普通に成功してくれないと困りますけどね・・・)
「Press any key to continue」
と表示されるのでキーボードのキーを何でも良いので押します。
その後、システム情報を起動して・・・
↑ファームウェアバージョンを確認するとダウンロードした最新バージョンになっている事が確認できました♪(サムスン製SSDを2台使用していますが、2台共この方法でVerUPに成功しました)
と言う事で、
バグ等が修正された最新ファームウェアを使った方が安心感がありますし
Windowsマシンに限らずMacでもファームウェアの更新ができるので、Macでサムスン製SSDを使用している方は最新ファームウェアの更新にチャレンジしてみてください。
(くれぐれもバックアップは忘れずに・・・)